さうさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

さう

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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8


日本人がヘルシンキで営む食堂で起こる
日常の幸せを感じさせてくれる映画。

終始穏やかな雰囲気。
カラフルで美しいヘルシンキの街並み。

"かもめ食堂"で起こる人との交流や
会話が絶妙に温かく良い。
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.7


イランで起こったアメリカ大使館人質事件。
人質たちを稀有なアイディアで救ったサスペンスドラマ。

作戦そのものが嘘のような実話。
その時点で楽しめる。

またその構成と見せ方が面白い。
シリアスな場
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少年の君(2019年製作の映画)

4.1


孤独な優等生と不良少年。
中国の社会問題をリアルに描く泣けるサスペンス。

精神的にも肉体的にも痛みを伴う愛。
それでも求め続ける演技とストーリーに
心を射抜かれました。

テーマとしては重たくもよ
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.8


西部開拓時代のオレゴン州を舞台とした
ふたりの男の友情を描く素敵な作品。

映像センスが止まらない。
船がゆっくりフレームインしてくる
ファーストカットでもうやられた。

あとポスタービジュアルにも
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.5


15歳の思春期ボーイが母親をはじめ
個性ある女性たちと夏を過ごす青春ムービー。

光を上手く利用した温かい映像と
心情とマッチした音楽が印象的。

少ない登場人物たちをシンプルに
丁寧に描いていたた
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

4.4


18世紀のアイルランドにて
"バリー"という男の半生を描いた作品。

美しくリアルな美術や衣装。
空気まで感じられるような映像。
常に美術館にいるような感覚。

また、"バリー"という一人の人間の
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.9


キューブリック監督による
ベトナム戦争の悲惨さを描いたヒューマンドラマ。

不気味さとユーモアが混じっていて
人間と戦争の恐ろしさを感じました。

胸が締め付けられる傑作でした。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.8


暴力とセックスなど独特な世界観と
強烈な印象を覚えるSFドラマ。

狂気じみているがリアルな
人間の心理を映しているようでした。

「雨に唄えば」と残虐な行動の
ギャップが脳に焼き付いてます。

スクリーム(1996年製作の映画)

3.5


ゴーストフェイスマスク姿の殺人鬼が
無惨にも人を殺していく事件を
サスペンステイストで描いたホラー。

ホラー映画への愛がたくさん詰まっていた。
ホラーのお約束や名作タイトル、
皮肉など織り交ぜた内
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0


叶わない恋を描いた
ラブストーリーの世界的名作。

王女であるアンと
普通の新聞記者であるジョー。

ローマの美しい街並みで繰り広げられる
たった一日だけの叶わぬ恋。

オードリー・ヘップバーン美し
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.2


知的障害を持っているために
愛する娘と引き離された親子愛溢れる感動作。

父親であるショーン・ペンと
娘のダコタ・ファニングの演技がすごく好き。

サムを取り巻く人々の優しさや
様々な愛の形を見るこ
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.1


宮崎駿の初監督作品。

いつものおちゃらけたルパンに加え
クラリスとの会話で見せる
穏やかなルパンがかっくいい。

特有のあり得ないアクションもそうだが
ドラマシーンがすごく心に響く。

何年経って
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.6


雪により足止めされた山小屋にて
クセありすぎる男女が鉢合わせする西部劇。

騙し騙されの緊迫感ある
会話劇はとても見応えがある。

緻密なストーリーと個性的キャラ、
衝撃的なラストが素敵でした。

タイタニック(1997年製作の映画)

4.0


実際に起こった沈没事件をもとに
ストーリーが展開されていく不朽の名作。

“沈まない船”と言われたタイタニック号が
なす術なく海に沈むシーンは迫力がすごい。

キャストもそうだが
エンドロールのセリ
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現実を受け入れるべく夢を見る(2020年製作の映画)

3.7


独特な世界観と雰囲気が
ホラーなショートフィルム。

自分では理解しきれない現実を
受け入れるために夢を見る。
タイトルが内容を表した作品。

映像やカットがきれいだった。
長編も観てみたい。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.9


異物を呑み込む幸せを得た主人公。
美しい色彩と衝撃的な内容のスリラー。

無機質で孤独て色のないハンターの日常を
鮮やかな色彩が映画を際立たせている。

口に異物を含んだときの
恍惚な表情がすごく印
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.0


家族の休日を破壊する
あまりにも暴力的な胸糞ムービー。

あまりにも残虐で身勝手な犯人。
このゲームを鑑賞している私たちを不快にさせる。

さらにその視聴者に対して、
あたかも共犯者かのように語りか
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.7


地球外生命体に襲われる乗組員。
迫力あるSFホラーの金字塔。

宇宙船という限られたシチュエーション。
緊迫感ある演出や展開が古典的ながらも面白い。

エイリアンの独特なフォルムと
腹から出てくるシ
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.6


SNSを通じて成長しようとするケイラ。
そんな姿をリアルに描く青春ドラマ。

クールを求めながらもクールになれない。
思春期の葛藤をうまく描いている。

父親がすごく良い。
父親の愛があって少しずつ
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.7


貧困問題や社会的弱者をテーマとし、
助け合う人々を描いたヒューマンドラマ。

この映画で描かれている問題は、
日本でも同じことが言える。

そんな少し重たいテーマを
温かくユーモアに、メッセージ込め
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7


村上春樹の短編小説を映画化。
妻を失った男の喪失感を描いたヒューマンドラマ。

喪失した感情から希望を持ってまえに進む
心理描写が丁寧で印象的。

車内で西島秀俊と岡田将生が
語り合うほぼワンカット
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.7


目覚める度に姿が変わる男性が
一人の女性に恋をするファンタジーな設定のラブストーリー。

まず目覚める度に姿が変わる設定が面白い。
なので主人公を演じる人物がめちゃめちゃいる。
これだけで見る価値あ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.6


「X」の前日譚。
あのサイコなキラーが誕生する背景を描く。

パールが徐々にシリアルになると
考えていたけどサイコ弱からサイコ強になるような話。

ミア・ゴスの演技に圧倒。
最後のシーンは脳裏焼き付
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8


オペレーターによる電話のやり取りのみで
進行していく他に見ないサスペンス。

声や音のみで事件を推測していく
新しいアイディアが惹き込まれる。

「百聞は一見にしかず」な
展開も楽しめる映画でござん
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7


山間で暮らす羊飼いの夫婦が
羊から産まれた羊ではない"なにか"を
育てるダークファンタジー。

美しい景観とゆっくり流れる時間。

時間をかけて全身に染み渡る、
長い夢を見ているかのような感覚でした
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8


絶対的権力を握る映画プロデューサーの
セクハラと性暴力に立ち向かう記者と告発者。

長く理不尽な女性に対する
性的被害の歴史に釘を刺す姿がかっこいい。

捨て身の取材や勇気ある告発。
改めて世界に「
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

3.7


前作から16年。3作目。

ファミリーのドンとして君臨してきた
マイケルの贖罪や後継問題をもとに描かれる。

私とはかけ離れすぎた世界なのに
家族への愛など深く惹かれる部分が多い。

ラストシーンが
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.1


ドンになったマイケルとヴィトーの
若き日を描いた「ゴッドファーザー」2作目。

若きヴィトー演じる
ロバート・デ・ニーロの色気に圧巻。

ゼロから築き上げたヴィトーと
手にしていたものを失っていくマ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0


アメリカで権力を握るマフィアファミリーの
内幕や家族愛を描いた不朽のクライムムービー。

冒頭のシーンすごく印象に残ってる。
このシークエンスでファミリーの在り方や
関わる人々を見事に映していた。
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.8


ノエ監督による優しくも切ない
老夫婦のどこか現実に似て非なる夢のような作品。

ギャスパー・ノエ独特の
攻撃的なタッチは薄くも変化球は多かった。

スプリットショットたる画面分割は終始あり、
異なっ
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.1


思春期の少女たちを少年の目線で描いた
雰囲気が魅力的な美しドラマ。

儚くも美しい透明感のある映像美。
おしゃれな雰囲気ある映像と相反して
映される思春期少女たちの葛藤や繊細さが良い。

ソフィア作
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愛欲のセラピー(2019年製作の映画)

2.8


女性精神科医が悩みを抱える女性患者に
振り回される様を描く肉感的なドラマ。

多くの人や自らの過去と
向き合うことで分かること。

ストーリーの退屈さと
何を描こうとしているのか掴めないところが困っ
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.9


女性になりたい男性と彼を支える女性の
10年を映す強く美しいラブロマンス。

カミングアウトによる社会の反応に顧みず
二人らしく生きていく様は心揺さぶる。

力強い色彩と巧みなフレーミング。
まるで
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7


試写会で鑑賞しました。

ヤクザと中学生がカラオケという
空間でいびつな友情を紡ぐストーリー。

原作を見たことがないけどヤクザと中学生が
交流するというアイディアが良い。

カラオケに行きたくなる
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.7


殺人鬼レザーフェイスとその一家の
標的にされた若者たち。
ちゃんとスプラッターな映画。

レザーフェイス一家の
狂ったキャラクターがたまらない。

個人的に予想外な展開だったことと
サリーがずっと騒
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マクベス(2021年製作の映画)

3.7


シェイクスピアの戯曲を
ジョエル・コーエンとA24が忠実に描く。

詩の朗読のようなセリフ。
シンプルだが深みのある映像。

ぼんやりとしかストーリーを
知らなかったのでちょと難解でした。

魔女す
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