Chicoさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

Chico

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リュミエール!(2016年製作の映画)

4.5

映画の生みの親リュミエール兄弟が残した貴重な映像は文化遺産であり、歴史の目撃者だ。一見の価値あり。

追想(2018年製作の映画)

4.0

ポエムのような美しい映画だった。


映画は1962年、結婚式を挙げた一組のカップル、フローレンスとエドワードの追想から始まる。

イギリスのチェシルビーチを身体を寄せ合い歩く一組のカップル。
打ち寄
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エリザのために(2016年製作の映画)

3.8

子供はいずれ巣立っていくが親もまた子供から離れていかなくてはならない。

親子の絆とルーマニアの社会情勢を織り交ぜひんやりとした色温度の低い画面の中で物語は繰り広げられる。
心理描写に寄り添うような色
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地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

4.5

鑑賞記録
ヘルムート・バーガー美しい😭
シャーロット・ランプリングが同じ人間とは思えないくらい美しい😭

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.1

過去鑑賞。
スクールカーストをテーマにした青春映画の代表作。見たから結構経ってるので詳細に覚えてないけど、ザ・アメリカって感じがするのにすごく親近感のある作品だった。

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.0

郵便配達人の息子アルマンは父から預かったゴッホの手紙を弟テオに届けるために旅に出る。
ゴッホが晩年を過ごした農村を訪れ、彼のかかり付け医に手紙を託そうとするも医師は不在。医師の帰りを待つ間晩年ゴッホが
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

2018年映画界にセンセーションを巻き起こした映画

とにかく話題性があったので観よう思ってはいたものの先延ばしになりようやくDVDで鑑賞した。予告編は観ずに鑑賞。‘ゾンビ映画’、‘ 何度も鑑賞する客
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

-

鑑賞記録

マットデーモンが好きなので観ました。

俳優は一級、舞台や衣装にこだわりはあるだろうし、プロットも練ったはず。ブラック・コメディを狙っていたのかもしれないけどよくわからない。

開始半時間
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未来のミライ(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

監督 細田守
製作 日本 2018
原題 未来のミライ(英題 Mirai)

キャラクターの表情が豊かで息遣いや眼差しが繊細。アングルなどCGを駆使した細密でスピード感、浮遊感のある映像も背景は観てい
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.8

ケイト扮するギニーはコニーアイランドの遊園地でウエイトレスとして働く。やんちゃな息子とメリーゴーランドの受付係のハンプティ(再婚相手)の世話に追われ騒々しい毎日を送るギニー。曇り空の下、物思いに耽りな>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

風変わりな映画だった。

前情報は'オリヴィア・コールマンが主演女優賞を受賞した歴史ドラマ'ということのみ。あらすじも予告編も観ずの鑑賞。

かなりコメディ色の強い宮廷ドラマ。クラシックなものだと思い
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.0

物語はこうはじまるー

主人公マリーナは誕生日に、恋人、オルランドと素敵なディナーに出かける。ケーキとバースデーソングと共に祝い、プレゼントには以前から行きたいと言っていた旅行へのチケットをもらう。た
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ハネケ監督のことです。ハッピーエンドとは皮肉だと予想がつくな、なんて見始めたのですが…

「胸がムカムカするような描写」は健在、作品を通して続く不穏な予感とそれら「不安要素の数々」の行末を案じながら、
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長いお別れ(2019年製作の映画)

4.0

認知症の父とその家族の7年間の物語。
長い時間の中で父の記憶はゆっくりとなくなっていく。家族は消えゆく記憶の断片をたぐり寄せながらそれぞれが父への愛情を再確認していく。そして、皆の思いが愛情という糸で
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イメージの本(2018年製作の映画)

4.0


鑑賞後の心の震えたるや。
なんでしょう、この問い続ける芸術家は。
挑発なんて言葉ではありあまるエネルギーにめまいがする。

賛否両論である。映画自体が賛否両論を体現している。
映画の持つ暴力性と洗脳
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マルタ(1974年製作の映画)

4.5

鑑賞記録

こわい。ラスト。なら殺してって思った。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

鑑賞記録

髪の色がきれい、マネしよう。
シアーシャ出てるだけで+0.2

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.5

ホドロフスキーアレルギーと言おうか
今まできちんと向き合えず挫折した作品が多い監督だったけど、

一変、

素晴らしくて鑑賞後の幸福感は半端なく、今までホドロフスキー作品に感じことのない親しみやすさを
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

4.0

ペイン監督の皮肉で乾いた笑いがそこかしこに散りばめられた感動的なコメディ作品。

身体が小さくなって心が大きくなった、
一言で言えばそう言うことなんだろう。

自分のアイデンティティは何によって作られ
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


ACTUPアクトアップは1980年代に活動を始めたHIV AIDSに関わる非営利団体だ。
彼らのメンバーのほとんどがAIDS患者当人であり、この感染症の認知度を高めるための啓蒙活動や、大手製薬会社や
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ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ(2015年製作の映画)

4.5

ナレーションや音楽が一切ないドキュメンタリーがこれだけ騒がしいのも珍しい。上映時間に反して飽きる場面もなく、終わった時にはもっと観たかった、もっとこの街に滞在したかったという名残惜しさが残った。
ニュ
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眠れる美女(2012年製作の映画)

5.0

DVDで見直した。4回目の視聴
急にふと見たくなる作品
見るたびに新しい気づきがあって、回を重ねて深みが増す。まさに巨匠の手腕

レビュー書こうとして見直す。とまたレビューがかけなくなるという無限ルー
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パターソン(2016年製作の映画)

4.3

一言
素晴らしい作品

ジム・ジャームッシュ作品を見直したくなった。
1組のラバーズの物語を軸にした一人のアーティストの物語

米ドラマ「ガールズ」で主人公のボーイフレンド演じるアダムに釘付けになった
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