くぅーさんの映画レビュー・感想・評価 - 80ページ目

くぅー

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生きる(1952年製作の映画)

4.8

本当に死を意識した時、自分の生きる意味が見えて来るのだろうか?
そんな事を考えながら見た記憶があるが、これから先、そうなった時に再び本作を見るつもりだけど…はたしてどんな余韻が待ってるだろうか。

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.3

六郎太と雪姫の名コンビに、太平と又七の迷コンビの絡まり具合が実にいい…展開とすれば、やや中盤にダレるのが惜しいが、このWコンビがいい感じにパス交換して、ドリブルして行くので、そこに尽きるかと。
個人的
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.4

シェイクスピアの戯曲「マクベス」の黒澤流アレンジ作品で…元ネタが偉大だけに、演出や映像に凝った感がありありで、そこは好き嫌いが別れるかもしれないが、紛れもなく怪作。
大胆なセットに能を意識した演出…圧
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.4

前半の緊張感溢れる人質犯とのやり取り…一室での長回しも見事で、監督こだわりの新幹線での身代金引き渡しのシーンは邦画史に残る凄さ。
後半は一転して地味な捜査劇に移るが、テンションを一切落とさないあたりは
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REDリターンズ(2013年製作の映画)

3.7

my映画館2013#98> 思わず“G.I.ジョー”シリーズはこの吹っ切れ方を見習えよと言いたくなる。
“エクスペンダブルズ”に老獪にタフに対抗するかの様なRED軍団・・・今回も荒唐無稽で、007シリ
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.7

my映画館2011#6> “RED (Retired Extremely Dangerous=引退した超危険人物)”…一応はアメコミが元ネタゆえに、ストーリーに語るべきはなく、老獪+痛快=老快なアクシ>>続きを読む

ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

3.4

my映画館2013#11> ロシアで息子と戯れる第5弾、まずはある意味“ロッキー”的とツッコミを。
もはや“wrong time,wrong place”は跡形も無くなり、完全に火中の栗を拾う…もはや
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ダイ・ハード4.0(2007年製作の映画)

3.5

一応は原点回帰した感じにアナログで派手になったが、ほとんど内容を忘れてしまってる(笑)
あっ、マギー・Qは良かった。
しかし、父親臭は要らなかったんだけどね…この後、リーアム・ニーソンと被るだけに(笑
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ダイ・ハード3(1995年製作の映画)

3.6

今度は大胆にN.Y.の街を舞台に、しかも相方を作った第三弾・・・謎解き要素も加味しちゃって、クリスマスに奥さん達はもう関係なくなり、すっかり別物になった感も(笑)
ただし、個人的にN.Y. 好きなん
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劇場版 お前はまだグンマを知らない(2017年製作の映画)

3.7

起立、注目!パンチラは世界を救う、礼(笑)

もとい、

いやぁ、ぐぐっと笑わせて頂きました・・・ベタにグンマに行きたくなりました。
こんなローカルなムービー、毎年、各県バージョン作って欲しいですけど
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山形スクリーム(2009年製作の映画)

3.3

my映画館2009#61> 一言で片付けるなら、お化け屋敷に入ったら、そこはおバカ屋敷だった(汗)
そのおバカ度も突き抜けてはおらず、数々の映画をパロっては見せるが、小ネタのやりすぎで、しかも二時間は
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大洗にも星はふるなり(2009年製作の映画)

3.6

『キサラギ』系ワンシチュエーション群像会話劇な本作は、妄想なノリツッコミが見所になって来るのだが、リアリティさが無くて誰にも感情移入できないのがもったいないかなぁ。
結局、オチも弱くて、お疲れ様ってな
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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.8

続編を作るとは前作で相当稼いだかと、変に納得しつつ映画館へ…そう言った意味では見事に還元されたスケールアップで、見応えあり。
今作では最後まで飽きさせずに、ホットに楽しませてはくれるが・・・厳しい見方
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.9

my映画館2012#35> 奇想天外ならぬ奇浴槽露天風呂外(汗)・・・まぁ、何だかんだで実に湯快な余韻なのは確か。
前半はあの由緒あるチネチッタでのロケにちょいと感動し、カルチャーギャップな笑いの連
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

毒特なウェス・アンダーソン監督ワールドが炸裂ですので、今まで以上に観る人を選ぶかもしれないが、絵画の様な懐古美のホテル秘話はゴージャスにサスペンスフルかつ、やはりブラックで(笑)
俗に言うスクリューボ
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.8

my映画館2013#25> 強引に言ってしまうなら、ウェス・アンダーソン監督版"小さな恋のメロディ"・・・相変わらずのこだわりの独特の色彩や構図にアイテムで、辛口の寓話絵本的な世界に自然と笑みがこぼれ>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.7

インドの砂漠でなぜか迷っちまうダージリン急行・・・そんな列車に乗る迷える三バカ兄弟のスピリチュアル・ジャーニーをとにかくひたすらに微笑ましく眺める。
そう、ユルユルでグダグダでニヤニヤを楽しめる人向け
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ホテル・シュヴァリエ(2007年製作の映画)

3.5

『ダージリン急行』のプロローグの本作は、ひたすらに小洒落ていて、一筋縄ではいかない内容。
このノリでの『ダージリン急行』も見てみたいけど(笑)

マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

3.5

姉が変わり者なら妹も変わり者・・・息子ももちろん、さらには妹の婚約者もと、変化球だらけの群像劇を見せるのは、バームバック監督の真骨頂か。
そう、"不完全姉妹"を通して、結婚や親子の在り方を見せるのだが
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.8

my映画館2017#111> 今年の映画館納めらしく、風格のある本作を楽しむ(笑)
まぁ、アガサ・クリスティーに名探偵ポアロにも思い入れは無いので、オリジナルを殆ど忘れつつ見始め・・・途中でオチを思い
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スルース(2007年製作の映画)

3.7

リメイクですが、オリジナルは未見。
一応は3セットマッチの騙し合い…まずは小説家が貫禄勝ちし、次は若者がニヤリの技ありで、最後は妖しく転がりながら勝者が決まる。
約90分を豪邸内だけで、ケネス・ブラナ
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エージェント:ライアン(2014年製作の映画)

3.6

米国での興行成績の低さが気になるも、監督があのケネス・ブラナーなんで、映画館へ…うん、実にオーソドックスながらもスピーディなキレで完成度は高いかと。
が、シンプル過ぎるのが賛否か…キャスティングからア
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.6

アイアンマンより強いかもと思えちまった武闘探偵とその助手・・・前作より推理以外はパワーアップし、ある意味“007”に近くなった(笑)
率直な感想は、実は疲れたかなぁ・・・火薬量が増え、粋な小道具にスロ
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.6

my映画館2012#21> キャラ紹介的な流れから伏線を張りまくる最初の一時間はやや退屈したが、後半の一挙の畳み掛けは、暴れる野郎共の“ダ・ヴィンチコード”にも見えて来たりして。
ネタばらしをまとめた
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.3

独特の閉塞的なトーンで二転三転させる展開が巧い。
あわよくば探偵が刑事時代に通ったチャイナタウンのエピソードが幾つかあったら完璧だったが・・・それにしたってあのラストが醸し出す余韻はハンパじゃなく、タ
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.7

my映画館2017#110> とりあえず、クリスマスに見る作品ではなかったかなぁ(笑)
例によって原作は知らず、キャストで鑑賞を決め・・・いわゆるダメ男しか愛せない、イタいアラサー女性の話で、愛おしい
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パンドラの匣(2009年製作の映画)

3.6

舞台は終戦直後の結核療養所ゆえに、正直、タイトルのごとくに救いようの無い場所だが・・・見方を変えれば、全てが戦争に向いてる世の中と違い、確かに希望もあると言える。
チャットみたいにあだ名で生活し、独特
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ランブリングハート(2009年製作の映画)

3.3

これまたラブホテルが舞台だが、ラブコメゆえにエロは期待するべからず。
一応は捻りの効いたストーリーにはなってるが、
そんなことよりも一粒で二度美味しい臼田あさ美を堪能されたし…アップでポップな彼女とス
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NOEL ノエル(2004年製作の映画)

3.9

ニューヨークを舞台に3組のクリスマス・イヴの一夜の奇跡を描いた群像劇。
迷える気持ちでクリスマスを迎える人達に焦点を当ててるし、地味な印象は否めない感じでさえあるが・・・いやいや、このスケールだからこ
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戦場のアリア(2005年製作の映画)

3.8

実話ベースの本作は、詳しい時代背景描写は省略し、兵士達の区別が付きにくいイントロ部分はやや気持ちが萎えるが・・・そこを我慢できれば、それぞれに微妙な立場の人間模様が徐々に見えて来て、戦場での奇妙なコミ>>続きを読む

ブラザーサンタ(2007年製作の映画)

3.7

原題は"FRED CLAUSE"・・・サンタクロースに密かに兄が居て、偉大な弟の影で悪しくひねくれ者になったとの設定で、現代を舞台に二人の関係を通して、人間の在り方をいいさじ加減でブラックにハートウォ>>続きを読む

ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

4.0

冬の国際エアポートに場所を移し、行動範囲がやや広くなった第2弾…個人的には空港って場所が好きなんで、やはりニンマリして見れましたね。
ツッコミ所はそれなりに増えましたが、ミスリードにキャストもバラエテ
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.4

そうだった、これ、クリスマスが絡んでたよなぁ(笑)
“Wrong Time、Wrong Place ”…巻き込まれたちょいとタフなオッサンが文句たらたらで孤軍奮闘するアクションは、超高層ビル内の密室閉
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結婚(2017年製作の映画)

3.1

んーむ・・・ある結婚詐欺師の悲しき真実、それ以上でもそれ以下でもないかな。
よって、結婚詐欺師の手口を楽しむ作品ではないので、悪しからず。
まぁ、"「結婚しよう」-それが彼の別れの言葉"ってキャッチコ
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ニシノユキヒコの恋と冒険(2014年製作の映画)

3.7

正に主人公同様に掴み所のない作品で…そのモテっぷりは対極に居る者としては羨まし過ぎるが、ことごとく恋から先に発展しないのはかなり切ない、と複雑な余韻にもなったけど。
幽霊ニシノユキヒコは生前はイケメン
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スイートリトルライズ(2010年製作の映画)

3.6

タイトルを単語で三段に区切って出された時、頭文字がスとリとラで、ある意味、スリラーかと深読み(笑)
理想の夫婦に周囲には見えつつ、実は二人の間には淋しさによるすれ違いがあり、愛はあるが恋はないって描写
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