くぅーさんの映画レビュー・感想・評価 - 84ページ目

くぅー

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アンノウン(2011年製作の映画)

3.6

強引に例えるなら、リーアム・ニーソン版“ボーン・アイデンティティ”となるのか。
で、引っ張った割には想定内なので、後は見せ方になるが…冒頭はサクサクと良かったが、意味有り気が中盤が長く感じてしまったの
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96時間 レクイエム(2015年製作の映画)

3.5

my映画館2015#2> 第3弾で完結編?にして、ついに日米同時公開になったけど、劇場用パンフレットは未作成だし、シリーズ最高の窮地になる肝心のストーリーはさらに96時間度は薄れて、既視感ありありの何>>続きを読む

96時間 リベンジ(2012年製作の映画)

3.7

my映画館2013#3> 帰って来た戦う過保護でダンディなダディ・・・監督が交替し、96時間はもはや関係なくなるも、またもやクレバーに強靭にコンパクトな約90分にニンマリ。
今回は飛んでイスタンブール
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96時間(2008年製作の映画)

3.6

my映画館2009#66> 某ウィリスや某せガールら真っ青のリーアム・ニーソン参上・・・B級をA級並みに感じさせる存在感は流石かと。
"父の愛が、パリの街を暴走する"・・・序盤は情けない程の父親顔を見
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.9

うわぁ、いい意味で、見心地の悪い作品・・・って、しっかり見てしまってる自分はどうなんだ(笑)
パーティー後の男女7人のセレブ達の"とりとめのない建設的な話"で、終始そこに尽きる会話劇だが、女性の嫉妬を
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ミツコ感覚(2011年製作の映画)

3.6

不協和音だらけの超ウザっなオフビート感覚なんで、他人にはオススメはしません・・・が、何だか面白くて、いや、面白くないか(笑)
写真学校に通うミツコに、不倫してる姉に、ミツコに付きまとうストーカー野郎・
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さんかく(2010年製作の映画)

3.8

確実に登場人物の誰にも共感すらできないので、イライラしつつ鑑賞する人が居ても当然…って、マルでもバツでもない中途半端なサンカク、つまりはぬるま湯に浸かりたがる人間の習性を見事に描き切ってるかも(笑)>>続きを読む

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

3.8

生きていればふがいない時期もあり、下を向いてばかりいてもプラスにはならないので、ふがいなさには縁のない空を見てリセットするのは正しい…なんて、妙な余韻にはさせられた。
いわゆる、しよーもない人々のドラ
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家族X(2011年製作の映画)

3.1

生気の無い表情で几帳面に動く主婦が登場するオープニングで方向性は明確…明らかに不穏な雰囲気を醸し出してるだけに、後は家族がどう崩壊するかを確認するだけ。
そう、家族のすれ違いも放っておくと腐る…あの浄
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ヘヴンズ ストーリー(2010年製作の映画)

4.1

やーっとソフト化されるんですね・・・我が県の八幡平にある旧松尾鉱山廃墟アパート群跡地でロケした作品だけに、思い入れありまくり。
何と上映時間4時間半を超え、9つのチャプターからなる壮大な復讐絵巻は、否
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オボエテイル(2005年製作の映画)

3.9

我が盛岡市を舞台にした3話オムニバスのミステリー作品で、見たことある風景ばかりなのはもちろん・・・地元映画祭で御披露目した後、一度お蔵入りした作品だけに、これも半端ない思い入れがあります。
まんまそれ
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よだかのほし(2012年製作の映画)

3.5

我が岩手県出身の宮澤賢治の童話「よだかの星」をモチーフにして、ゆかりの花巻市ロケを敢行…特にクライマックスの花巻まつりのシーンは出色!

その童話とは、自分の醜い姿や生態に悲観するヨタカなる鳥が、故郷
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遠野物語(1982年製作の映画)

4.0

ご当地作品ゆえに地元映画祭で久しぶりにスクリーンで見れたが、昔話より一歩突っ込んだ民俗学や土着信仰に興味が無い方にはオススメできないかなぁ…早池峰等の地名や方言が随所に出て来るので、本作はまず原作を読>>続きを読む

大いなる旅路(1960年製作の映画)

3.9

我が盛岡市を舞台にした、半世紀以上前の隠れた名作をやっと鑑賞…人生の旅路を見事に描き切った余韻にニンマリ。
展開は実にベタな起承転結…仕事愛をベースに、粗削りな独身期から落ち着く夫婦期を経て、親として
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しあわせカモン(2009年製作の映画)

3.6

我が県のご当地作品で、地元では有名なミュージシャンの松本哲也と、その母親との絆を描いた物語で、そのシンプルな良さが頷ける一本かと。
冒頭いきなり岩手山の景色が登場し、思わずニンマリし、その後は松本哲也
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HOME 愛しの座敷わらし(2012年製作の映画)

3.7

my映画館2012#37> 我が岩手県のご当地ロケ作品ゆえに、見慣れた景色にやはり思い入れが強くなる訳ですが・・・郷愁にどっぷり浸り、ほっこりと笑顔で帰路に着けましたね。
和泉聖治監督は“相棒”シリー
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走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

3.7

絶望に追いつかれて自殺してしまった親友、その事実に揺さぶられて、死を意識した男の生きる意味探しのドラマだが・・・絶望を感じたことがない方にはオススメはできません。
なぜなら、就職が何らかの原因ではあり
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水の声を聞く(2013年製作の映画)

3.7

某誌の年間トップ10入り作品なので、興味津々で鑑賞して、納得の余韻。

軽い気持ちで始めた巫女が新興宗教化し、そこに生じる葛藤や綻びを巧みに描くのだが、そう、やはり某カルト教団を意識させ、他にも新興宗
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味園ユニバース(2015年製作の映画)

3.6

山下敦弘監督と二階堂ふみのコラボ目当てだったが、この監督に音楽絡みの作品を撮らせると、相変わらずしっかりとツボを押さえて巧く魅せるし…味園って独特の場所もとても印象に残る見せ方をする。
そして、渋谷す
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.1

my映画館2008#72>“人間って解んないよなぁ”の真髄かも…ありきたりな家族の風景から映画は始まるが、丁寧な台詞描写でそれぞれの性格等を的確に表し、互いの事情で遠慮し合う大人のぎこちなさを、時にコ>>続きを読む

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.9

my映画館2009#71> “人は誰かになりすまして生きている”…嘘をつくコトと演じるコト、さらには善と悪とについてまで考えちまい、西川監督はいい意味でいやらしい作品に仕上げた。
そう、仕事柄で接客
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紙の月(2014年製作の映画)

3.6

my映画館2014#87> 契約社員主婦の銀行での巨額横領という題材の割には、普通の余韻に落ち着き、吉田大八監督には今回は手堅くまとめたなぁ的な物足りなさの余韻。

例によって原作等知らずに、予告編
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

いやぁ、映画好きには至極のドキュンメンタリー・・・正にすばらしき時間を過ごせましたね。
まんま映画音楽史を振り返る訳だが、あの『キングコング』が転機だとは知らず、勉強になりました。
そして、やはりジョ
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ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男(2014年製作の映画)

3.6

アルトマネスク…そんな造語ができるんだから、文句なしに映画史に名を残す偉大な監督の一人となのだ。
嘘までついて業界に入り、そこから常に自らがやりたいコトにこだわり続け、貫き通す姿勢は凄い…ヒットするし
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映画と恋とウディ・アレン(2011年製作の映画)

3.7

ほぼ毎年作品を世に送り出し続ける80歳を越えた名匠ウディ・アレン監督を見せるドキュメンタリー…家族や過去の関係者や俳優らによって時系列に語られ、実に興味深く拝見。
常に謎多き人生の意味を何かしら考えて
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容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

3.5

人生の成功を二年間を放り出して人間の醜態を見せ切った点では恐れ入る。
大掛かりなドッキリと思わせつつ、徐々に真実味を帯びさせる展開は巧い。
仲間内にも引退宣言し、有名な番組でも奇行を見せ、完全に俳優の
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デヴィッド・ボウイ・イズ(2013年製作の映画)

3.9

my2016映画館#22》追悼上映での鑑賞で、英国の某国立博物館のデヴィッド・ボウイ回顧展を映像で見せるのだが、あらゆる角度から検証するスタイルに興味深くニンマリし…山本寛斎も登場するトークショーにも>>続きを読む

バットキッド・ビギンズ(2015年製作の映画)

4.0

U.S.Aの夢に対する粋を堪能できるドキュメンタリー…正に救われた余韻になれた。
白血病になった5歳の子供の、バットマンになりたい願望を叶える話で、MAKE A WISHなるカンパニーが企画するが、そ
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.7

my映画館2017#101>最近、アメコミに食傷気味になりつつあるも、アベンジャーズ組がゴチャゴチャしてたので、そういった意味では5~6人位がちょうどいいなぁと、スッキリ見終えた。
世界観に関しては、
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.8

my2016映画館#24》終盤のバトルはさすがにスナイダー監督、『アベンジャーズ』に負けじとスクリーン映えするスケールにニンマリ…ワンダーウーマンもオイシい登場のさせ方だし。
しかし、序盤は戸惑う方が
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.7

my映画館2013#70> 率直な感想は、クリプトン大戦 at 地球 かなと…従来とは違い、いきなりクリプトンでの戦いから始まる。
で、SF濃度がかなり高く、ツッコミ所はさておき、終盤のバトルへと突入
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.0

my映画館2012#66> ノーラン監督、大変お疲れ様でした…そのシンフォニーかつオペラな入魂の三部作の最終章を見終えた時、全くもって言葉が出ずに打ちひしがれた余韻。
本作に関しては、個人的にもラスト
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.2

my映画館2008#59> もはや万人が認める、ヒース・“ジョーカー”・レジャーの名怪演に尽きる作品だろう。
そして、ノーラン監督はまさかの悩めるヒーローを主流にしてしまう王道を、ほぼ完璧な完成度で作
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.8

クリストファー・ノーラン監督によるリブートは、持ち味を生かしたリアルなノワール大作にアレンジし、重厚感がハンパない序章。
よって、エンタメ度が低くなり、悪役もパッとしてないが、そう、名刺代わりと考えた
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.8

my映画館2009#24> かなり混沌(カオス)なヒーロー物で、ファンタスティックな爽快感は無いけど、妙に惹かれたディープな世界観だった。
ひたすらにダークだが、ボブ・ディランの名曲を被せたオープニン
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火花(2017年製作の映画)

3.7

my映画館2017#100> 例によって原作未読で、ドラマもあえて見ずに挑戦し、ガチでええ作品じゃないかと面食らう・・・って、芥川賞だから当然なんだけど。
芸人は特にそうなのかもしれないが、葛藤でもが
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