たくさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.5

大体、韓国アクション映画のリメイクと聞くと、オリジナルほど期待しない、というのが定説だが、今作はオリジナルにさらにスパイスを加えたような、癖もありだが、なかなか味わい深い作品に仕上がっていた。

佐藤
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フリークスアウト(2021年製作の映画)

3.0

思ったよりも、ファンタジックなアクション映画だった。
フランツと言う男は哀れだった。自らの能力を欲の為に利用して、最後はあんな感じになって。でも、よくあるヴィランのタイプだ。

どちらかと言うとMAR
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.0

麦戸ちゃんが『七くんのせいじゃない』って必死に伝えていたのが印象的だった。誰かのほんの少しの言葉や行動に傷つくナイーブなぬいサーの子たち。彼らにとって一番嫌なのが、誰かのせいでこうなったと思われる事な>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.0

藤井道人監督史上、こんな暗くなる映画は観たことがない。
日本のムラ社会を描いたSTAR SANDS制作の社会派映画、という事だったので期待値はかなり高かったが、ちょっとわからないところも多く、何とも言
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.5

作中何度も"honest"と言う言葉が出てきた。
良くも悪くも正直に生き過ぎたチャーリー。
もう体型見ればわかる通り。

今作には宗教が根強く絡んでくる。チャーリー自身は信仰心のある人物ではないが、彼
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.5

なんか不思議な映画だった。
戦争の話だが、戦争ぽくない。
故に戦争を知るという映画ではない。

友情、はたまたBLなのかとも捉えられるが、それもちょっと当てはまらない。

ヨノイ大尉の武士道みたいなの
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SUGA: Road to D-DAY(2023年製作の映画)

5.0

アーティスト・SUGAに迫る渾身のドキュメンタリーだった。

BTSやAgust Dとして活動するSUGA氏。
アイドルとしての一面もありながら、自分は彼の書く歌詞やメッセージ性にすごく関心があった。
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

2.5

久しぶりにマーヴェル作品見たけど、どうも合わないな。

映像は見てて面白い。映像を楽しむために見たようなもの。

カンフー映画の発展版のような感じ。
架空の動物とかもかなり中華ベースだった。

オーク
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Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate(2023年製作の映画)

5.0

Screen Xで鑑賞。
Screen X自体は、IMAXを初体験した時ほどの感激はなかった。

ただ、元の映像技術がとんでもなく凄いため、もうそれだけでも十分。コンサート映像でここまで凄いのは初めて
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

綺麗な恋愛映画は、時系列の描き方が美しい。
結婚までたどり着かない恋愛は、必ず終わりを迎えるし、大体が数年(なかには数日なんてのもあるだろうが、そこは一旦除いて)。
一人の人生の『時代』を描くのには最
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

思ったより評価高くてびっくり。
正直、最後の終わり方がよくわからなかった。
あの最後の収容所にいたドイル、あれは過去なのか現在なのかもわからなかった。自分が頭悪いからかもしれないが。

主演が途中で死
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

5.0

傑作。

冒頭から終わりまでずっと面白い。
笑いも一杯あるし、何と言ってもマ・ドンソクの放つ一発の映像と音響が凄くこだわってて好き。

season1のユン・ゲサンも良かったけど、ソン・ソックの悪顔は
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僕らの先にある道(2018年製作の映画)

4.0

チョウ・ドンユイ出演作で探してたらよさげなのあったので鑑賞。
彼女の演技は非常にチャーミングで惹かれる。

帰省ラッシュの長距離電車で出会った二人が、10年後飛行機の中で再会するというロマンチックな冒
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WASP ネットワーク(2019年製作の映画)

1.5

アナ・デ・アルマス以外見るに値しなかった。

とにかく編集が雑だし、シナリオも訳わからない。
登場人物もなかなか覚えられないし、何が言いたいなわからない。

後半完全に飽きてしまった。

アナ・デ・ア
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.0

予告編の触れ込みから、何となく青春映画かな、なんて気持ちで観たが、
本編はちょっと違った。

テーマは『中絶』。
17歳の少女がどのような性生活を持っていたかなども語られており、思いのほか生々しい。
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.5

史実ホロコースト系の映画かと思ったが、ウィットとユーモアのある皮肉なお話だった。

レザもコッポ大尉もただ生き延びるため、この現状を脱出するための手段だったのだな。

この映画、他のホロコースト映画と
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.0

映像と音楽と主演の女優さんが圧倒的に美しかった。

都会の群像劇と言うのは割と自分は好きで、かつてはマイケル・ウィンターボトム監督の『ひかりのまち(原題Wonderland)』なんかもものすごく好きな
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君が描く光/ケチュンばあちゃん(2016年製作の映画)

3.5

良い話だった。素朴な話。
ケチュンばあちゃんの懐の深さで暖かい映画になっていた。
ユン・ヨジョンさんにしか出来なさそうな役柄である。

個人的には、映画の音響が映画ならではのダイナミックさを用いておら
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.5

イデオロギーを越えて芸術で人と人が繋がり、心を揺さぶられる映画は良い。
一昔前だが『戦場のピアニスト』、また人種差別と戦いながら己のピアノで人々の心を掴んだ『グリーンブック』なんかもその類と言える。
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スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

3.5

タイトル、『スマホを見過ぎただけなのに』がしっくりくるな。
日本版は見てないので、何とも言えないが、結局スマホを落としたのは常に見てて、眠気が限界でも手に持ってたからであって、ただのスマホ依存。
あと
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.5

最後に葬儀にやってきたのは、スジではなく、チョン・ウヒちゃんがやっていた子だよね?

ラストレター(2020年製作の映画)

4.5

岩井俊二監督は原風景を見せるのが巧い。
郷愁というか、ふと立ち戻りたくなったときに大体思い出すのが岩井俊二作品です。

今作は、美咲が自ら命を絶ってしまったという重くなりそうな冒頭から、最終的には様々
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ちひろさん(2023年製作の映画)

2.8

ちひろは孤独のプロ。
その孤独感は、心のよりどころをなくしている人たちを救ってしまう。
それは決して余計な一体感や集団意識を強要するわけでもなく、
その人の空虚な心の隙間を自然と埋める感じ。不思議な人
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

ヒラリーとスティーブンの生きてきた環境や辛さは違えど、この2人がどこか引き寄せ合えたのは、同じものを感じたからなのだろう。

誰にもわからない痛みは誰かが支えになってくれる事で少しでも前に進めるのだ、
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

色々凄い。
まず想像を絶するほど田舎の貧しい農家だ。

70年前くらいの時代設定かと思ってしまうくらいだが、冒頭の方で携帯を使っている人がいたりするから現代なのだ。

あと、あのレンガづくりの家。
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キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

3.5

韓国らしい政治映画。
金大中を基にした実話で、最後は何とも言えない哀愁があった。

正直、途中難しくて、話に食らいついていくのに必死だった。
最後、イ・ソンギュンとソル・ギョングが語るシーンがあるが、
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.0

以前に映画館で観て好印象だったので、久しぶりに鑑賞。
愛の掘り下げ方が凄い。ただ美しいだけではなく、泥臭くも醜くもあるのが良い。

そういや、これ韓国でリメイクされたらしい。
主演の安生がキム・ダミと
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

5.0

シーンごとの構築とその繋があまりにも美しすぎる。

卒業を控えた高校生たちの何気ない会話が、とても等身大で、その映し方も見事。
わざと雑音と会話の音量を同じくしたり、アングルをセリフを言ってる側ではな
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偽りのないhappy end(2020年製作の映画)

2.5

脚本整理してもう一回作ってほしい。
テーマが、それなりに引き付けるものがあるだけに、ちょっともったいない気がする。
演出もところどころ残念。
まず、偶然も偶然のレベルで出会った女たちが、次の瞬間名前で
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5

映像技術こそとても高いものの、これと言って真新しい発見がない作品だった。リメイクだから仕方ないのかもしれないが、一杯ある戦争映画のうちの一つと言う感じかな。
ラスト15分に込めた皮肉は良かった。

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銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

5.0

城定監督作品だし、小出恵介主演と聞いて興味があり観たが、良かった。
人情にあふれた作品。ちょっと笑い、ちょっと泣き。これくらいが良い。

月に映画2本は意地でも見る。この言葉が良い。
映画人が映画好き
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優しい嘘(2014年製作の映画)

2.8

コ・アソン、キム・ヒャンギ、チョン・ウヒと若手女優が揃ってて、さらにユ・アインも出てたから観たが、これと言って引き付けられるものはなかった。

序盤、ユ・アインがコミカルな演技でコメディ要素も盛り込む
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.5

映像が良く、ムンバイの入り組んだスラムが理解る。
NASがエグゼクティブプロデューサーということで、音楽もかなり迫力があった。

サフィナの破天荒な性格が良い。思わず笑ってしまう。

ムラドは階級で言
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インセプション(2010年製作の映画)

2.8

映像とかは本当ノーランらしい映画だなあと思うけど、さすがに本作はぶっ飛びすぎてて、わけわからなかった。
理解できる頭がなくて悲しい。

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題ミスったのかと思うほど残酷シーンあった。最初『TAXI』とか『SPEED』のような往年のカーアクション映画のようなものを期待していたが、後半になると、もうヤクザ映画。パク・ソダムちゃんも血みどろだ>>続きを読む

野獣の血(2022年製作の映画)

1.8

この映画の人間関係理解できた人、相当頭良いと思う。もう訳分からん。
訳分かったところで、あの結末に満足できる人はさらに凄い。

相関図、全部書き出して見たら少し理解できるかもしれないが、もう一度見る気
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