TaichiShiraishiさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

TaichiShiraishi

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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

4.9

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前から気になっていたがついにキネカ大森で鑑賞。世界レベルの戦争映画の大傑作!
テンポの良さと悲壮感を煽らない沖縄風音楽が逆に悲惨さを際立たせる。前半はナレーションや図面で戦況を説明しながら淡々と進むが
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マンハント(2018年製作の映画)

1.0

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頭クラクラしてくるくらいの珍作。
全シーン全カット、脚本、演出、演技、アクション、音楽、編集、使用言語、照明、美術、衣装、ロケハン、キャスティング、エンドロール、エンドロールの後のサービスに至るまで全
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.9

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アクションは凄まじいが話は本当に微妙というかよくわからない。
主人公の父が殺された理由は?
あの女暗殺者組織はどこが何のために運営してんの?
なんであんな公道でバイクで暴れまわって捕まんないの?
主人
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犬猿(2017年製作の映画)

4.2

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この兄弟、姉妹たちの関係はまだ最悪の部類ではないんじゃないだろうか。お互いコンプレックスがあるのはまだマシ。あの姉妹とかあれで妹の方がさらに仕事も家事もできるみたいな最悪のパターンの人たちいそう笑
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.1

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人形の表情の乏しさがキャラクターにマッチしていた。
目の周りにもう一つ二重に輪っかがあって目を強調するデザインになっており、まさに目は口ほどにものをいう語り口で話が展開される。セリフも多いけど。

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羊の木(2018年製作の映画)

4.2

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独特の真綿で絞められるような嫌な感じからの大爆発という展開はさすが吉田監督。テンポがあまり良くなくて体感時間が長く感じるのもこの嫌な感じを助長させていたのでプラス。
食事シーンやちょっとした会話の違和
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.4

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肉食の欲は=性欲。rawというタイトル通り、生っぽい、未加工の少女がカニバリズムを通して成長していく。自分の欲望との向き合い方を周囲の人の関わりで学んでいく。姉妹同士で噛み合うくだりはお互いの痛みを知>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

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凄まじく展開が読めない映画。終盤はあれだけ引きになってた三枚看板も事件の真相も、もはや重要でなくなってるように感じるくらいすごいところに連れていかれた。
終盤は誰かが怒りに任せてやったことを許すという
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

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このシリーズは初鑑賞だが、同原作者の容疑者xの献身や、白夜行、そして日本推理小説史上の名作の砂の器を想起させる内容。謎解きモノとしては回想やシーンのフラッシュバックが説明過多だし、情報も後出しジャンケ>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

4.0

伝説のカルト映画をいよいよ見れた。思ったより笑える。主人公の美青年ぶりに比べてヒロインが普通に可愛い程度なのがちょっと残念。それでも主人公の若さ故の無理矢理なコミュニケーションは刺さる。パネルの彼女を>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

4.1

白人警官たちも自分たちの行動が大問題だとわかってやってるのが嫌笑。
事の発端や、途中でジャックレイナー演じる警官がやらかしてしまう部分は話としてはアホらしさすらあって、ブラックコメディにすらなりそうな
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.7

母親役のサラガドンの演技がいい。美人だしいい母親だけど、あれ、でもなんかこの人‥?みたいな塩梅が絶妙。表情とかちょっとした仕草とかで不穏さが出てくる。

ルイのナレーションで始まるのに視点が医者に移っ
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.6

監督はずっとあのローランドエメリッヒ作品の脚本をやられていた方です笑
とは言っても1番連想するデイアフタートゥモローとか2012には関わってないんですけど。
確かにインデペンデンスデイ感はあります
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パディントン 2(2017年製作の映画)

5.0

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ギャグの絶妙さ、伏線の回収、オシャレなシーンの切り替えやカメラワークとサービス精神に溢れた大傑作!パディントンのCGがすごい技術だけどそれを忘れてしまうくらい全部上手く行ってる。その場限りの一発ギャグ>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.2

緩いけど社会派。寿司屋のくだりが最高すぎる笑。レストランの面々が絶妙ないい顔しててたまらない。フィンランドは生きやすいのか生きにくいのか。

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

面白いけど前作ほどの衝撃はなかった笑

疑問に思った点を列挙すると、

麻薬組織がミサイルぶっ放しても場所が特定されない

ハリーが復帰して最初は不調なのに簡単に特に理由なく感覚を取り戻してしまう。
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.8

インド国内で争ってるだけなのに最後のジェダイよりスケール感がある不思議笑。

主人公が絶対無敵、完全無欠の完璧人間って逆につまらなくなりそうな要素だけど、悪役の完璧なクズっぷり(でも超強い)、主人公を
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.7

年の瀬に前後編合わせて鑑賞。
噂に違わぬ超絶アクション超大作でした!笑
とんでもない巨大予算をケレン味とキメ絵につぎ込んだ結果、全編見せ場の一大叙事詩に。
セット、音楽、役者の演技ともに仰々しいが、戦
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

松岡茉優を愛でるための映画なのにしっかり傑作になってるし、可愛いさはそのままでこりゃ確かに痛いしモテないわって思わせてしまうのは本当にすごい。

でも主人公の諦めが早いっていうか、名前覚えてもらってな
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

5.0

グッドフェローズのフォロワーの中で一番上手くいっている作品。映画好きになったばかりの時に見て今でもSランクのフェイバリットの1つ。

全員死刑(2017年製作の映画)

4.2

荒さはあるけど大満足、大爆笑でした笑

連想した映画は
仁義なき戦い
狂い咲きサンダーロード
悪魔のいけにえ
ペイン&ゲイン
トータルリコール

あたりかな。この人きっとこの映画とか好きなんだろうなっ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.4

皆さん、これをホラーと思って見てはいけません。
これはコメディです。
その目線で見ると‥







マジで最高に楽しかった!!!
中盤であの3つのドアが現れたシーンは、本当に笑い死にしそうでした笑
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

体感時間が160分もあるようには感じられない、本当に惹きこまれた作品だった。

ちゃんと30年間の月日の流れが感じられる世界観構築だった。気候変化、テクノロジーの進歩、ブラックアウト。ラスベガスが放射
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日本沈没(1973年製作の映画)

4.8

私は映画はこんな目にあいたくないという話を見に行くものだと普段から思っています。その意味でこれは究極的な作品の一つ。実際はこうなってなくて本当に幸せだと思えるだけで超いい映画でしょう

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.8

原作未読なのでどこまで改変しているのかわからないが、新宿という舞台を選んだのがまず素晴らしい。高級オフィス街から5分と離れてない場所にスラム感さえ漂う歌舞伎町がある。冷え切った自殺防止団体の物語は綺麗>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

5.0

ゾンビ映画だけでなく、モダンホラーの歴史を作った傑作中の傑作
。ゾンビ映画定番の感染ルールだけでなく、乾いた人間観や突き放したようなバッドエンドも含めて後の作品に凄い影響を与えてると感じてます。
ゾン
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.7

5年半前にこれとターミネーターを連続で見たのが映画にハマった入り口笑。
深夜に酒飲んであらかじめトランス状態になって観ると最高の合法ドラッグ映画。
鑑賞後原作読んだら普通にわかりやすい話だった。
これ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.4

これは良作。登場人物全てに意味があって、伏線も綺麗に回収されて、役者が適材適所熱演してて、エキストラが気合い入ってて、セットや特殊効果がしっかり作り込まれてて、音楽が場面にしっかり合ってて、上映時間が>>続きを読む

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

4.9

最高すぎるぜ!ダークナイトなんて目じゃないくらいのバットマン映画最高傑作だった。
ただバットマンをパロディにしたギャグ映画じゃない。その本質を捉え、燃えるアクションシーンも盛りだくさんで最後には1人
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.5

もっとリアルなww1の西部戦線にワンダーウーマン参戦!の場面が見たかった。あんな華のないおっさんとの重力無視CGバトルなんていらんねん。
ていうかラスボスのあいつ、おっさんに擬態してるだけかと思ったら
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

トビー・フーパー追悼

未来永劫古びないであろう映画の一つ。画面に映っているもの全てが観客を殺しにかかってくるような迫力。この作品だけでフーパーの名は人類史に残るはず

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

5.0

具体的には書かないがシュルツの退場シークエンスからの2パックの曲をバックに銃撃戦の一連の流れだけで5000億点

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.9

この映画及びデズモンド・ドスのエピソードの気高さはデズモンドの存在が沖縄戦の戦局には何ら影響を与えていない事にあると思う。
アメリカ軍は物量で日本軍を圧倒しており、勝つのは時間の問題であり当たり前の事
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ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ怖い映画だと思って観ると肩透かしかも。なんか個人的にはシュールなブラックコメディだと思います。音楽の使い方といい、ゾンビの方々の演技といいなんかユーモラス。主人公たちがゾンビ対策で色々作業>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.8

今年暫定ベスト!
絵柄、話、キャラクター達、全て魅力的。ただ可愛いだけじゃなくサイケデリックな描写、ブラックな笑いも込みの世界観をもつあ怪作でした。星野源は確かにこの話の主人公には合ってる笑

京都行
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