takuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

ダニー・ボイルが監督だから主人公がもっと欲をかいてひどい目にあったりするのかと思ったけど。まさかの(500)日のサマー系統、文科系を殺すラブコメだった。リリー・ジェームズ最高だよ。

なんでビートルズ
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ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!/ハード・デイズ・ナイト(1963年製作の映画)

3.6

言ってしまえばアイドル映画なので、その時代の空気感を知っていないと真に楽しむことはできないと思う。
ビートルズが若者にキャーキャー言われていた時代を知らないので、ビートルズの面々がただ調子に乗ってるや
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

ティム・バートン作品の中では一番好きかもしれない。

お父さんが常に意味の分からんことを言ってきたら確かに気分は良くない。

でもなんでお父さんは自分の人生を物語にして息子に語り続けたのか。
物語の本
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.2

なぜか観ていなかった映画のひとつ。

ストーリー自体はまあまあだけど、ジョゼのキャラが強烈だ。池脇千鶴すごい。

途中から全く出てこなくなる江口のりこやら美人のお嬢様の上野樹里がいる中で、「壊れ物」の
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.3

最高最高最高

この映画の意図をどこまで深く読めるかというのは、ある感覚を持ってるかどうかによる。

ある感覚というのは、パンフレットに載っている宮台真司のレビューでよく言語化されている。
簡単に言え
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熱帯魚(1995年製作の映画)

4.2

愛すべきお馬鹿さんたち。

誘拐してきた子たちが、むしろいなくなって親に喜ばれる子と、受験生だと分かってめっちゃ優しくなる誘拐犯。

みんなにいないって言われて、教科書にもいないと書いてある熱帯魚を見
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無限ファンデーション(2018年製作の映画)

3.9

まあいい映画っすね。

予算の都合上、即興でやるということになったらしいが。
結果的に、高校生の将来への焦りとか、自分の感情をうまくコントロールできなくて衝突する感じとかが生々しく表現できていて、即興
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.2

え?ジョーカーってこんな感じなの?と。

アメコミはほぼみないけど、バットマンシリーズは好きでちょくちょくみる。

私の中でのジョーカーって、へらへらしながら人々を恐怖に陥れるクズなんだけど、独特の
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おいしい家族(2019年製作の映画)

3.6

面白いけど……なんか釈然としない。

お父さんがなぜお母さんの格好をしてるのか分からない。掘り下げが少なすぎるし、板尾創路の演技もずっと同じ調子でよく分からない。

でもモトーラと三河悠冴の関係性はよ
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アイムクレイジー(2019年製作の映画)

3.8

なんかこの映画そのものが、最初に提示される問いの渦中にあるというか。

自分の生きたいように生きるか、社会的に生きるか。
多くの人はそのバランスをとって生きていると思う。

でも主人公みたいにそのバラ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

すごい。

アメリカに限らず、日本も含めた全世界に蔓延するヘイトへの、痛快なカウンターだった。

黒人を殺そうとすKKKと、白人を殺そうとする黒人学生自治会という存在。
なぜそう両極端な思考に陥ってし
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ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

3.6

歌とダンスパートは「ミュージカル映画」というにはちょっとあんまり。
でも作品の全体的な雰囲気はロードムービー的でさすが矢口監督と思える。見応えがあってよかった。ミュージカルではなくロードムービーとして
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

劇場版に相応しい豪華なコンゲーム。

恋愛は騙し合い。
まさにコンフィデンスマンの世界じゃない?

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

バディものとしてや、ロードムービーなんかとしては出色の作品だと思う。ファレリーあっぱれ。

ニューヨークからより保守的な南部へと旅行をするという実話を元にしているだけあって、人種差別がロードムービーに
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.9

昔ながらのLAが舞台のサスペンスの現代的解釈という趣か。

主人公が行方を眩ましたある女の子を捜していると、身の回りにある暗号に気付き、一般人の知ることのないLA、「アンダー・ザ・シルバーレイク」に近
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.6

大学の時にテストでフランケンシュタインの作者を問う問題が出たが答えられなかった。後に調べて十代の女性が著者だと知って愕然としたのを覚えている。

あの時代に、女性がベストセラーを出版するのは、男性がや
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

4.2

これはどちゃくそすごい。

自分の中の「女の子」を大切に生きてゆきたい。

ジェンダーというのは、当人にしか分からない微妙なものだ。
ジェンダーにまつわる問題は、それゆえにごく個人的で、孤独なものにな
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.9

電話って最近あんまりメインの連絡手段ではなくなったといえ、馴染みのツールではある。
だからこそ電話ならではの難しさとかがすごく共感できて面白い。
自分が想像している相手の状況が現実では全く違うとかよく
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

豪華絢爛な宮中のクソみたいな主導権の取り合い
。終始ニヤついてしまった。

原題は「The Favourite」、では彼女たちのfavouriteとはいったい何なのだろうか。
アビゲイルが私は私だけの
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