藤田武彦さんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

藤田武彦

藤田武彦

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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.1

ハートウォーミングな映画。
グッときたり、クスリとしたり。

考えると、怖い点もある。
痙攣や引きつりがあったとしても、内面は健常人と同様に豊かな感受性を備えていることがある。
それが、外面しか見えな
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氷の上のふたり(2014年製作の映画)

3.0

ストーリーよりも、動くヌイグルミのような子熊を眺め続ける映画ですね。

子犬とも違う変則的な動きですが、映画のシーンに合わせてよく撮られています。

PK(2014年製作の映画)

3.1

宇宙からやってきた無垢の宇宙人が、地上にはびこる「かけ間違い」
= ニセの神様に間違ってかかってしまった電話の声
をコミカルに明らかにしていく。

多宗教のインドで、愛を歌う。

ヒロインとテーマソン
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わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

3.0

回想を交えて内面のドラマを描く。

もう少し大自然の画があってもよいかな。

似たタイトルの「奇跡の2000マイル」は、抑制の効いた、砂漠の冒険記。
同じ実話ロングトレイルものでも、大自然を感じたい人
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.1

面白い。
仲睦まじい夫婦に見えたが。。。
美しい画面で、落ち着いたテンポで、飽きさせずに進む。

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.3

2時間半だが、長さを感じさせない。

ディカプリオの演技が良いですね。
マフィアの上役達の存在感も有り。

終盤のやり切れない展開は、意外。

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.1

NYの若者。

酸いも甘いも知ったような隣人が越してきたり、
父の愛人と親しくなっていったりする中で、成長していく。

シンプルな作りと音楽がいいですね。

グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.6

原作小説に忠実に作られている。ストーリーは知っていたが、

3時間の間、体を少し動かしたくなった他は、中だるみせずに鑑賞。

スティーブン・キングの刑務所モノでは、「ショーシャンクの空に」がおすすめ。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.6

アメリカ-メキシコ国境の麻薬戦争を描く。

シリアスなテーマだが、時に画面は美しい。

ベニチオ・デル・トロが活躍する。

秩序を守るために、どこまで許されるか。そのボーダーライン。

メメント(2000年製作の映画)

4.1

時間軸を逆に辿り、遡って描いていく。

斬新な実験的な手法だが、サスペンス映画として見事に成立。

常に謎を抱え込みながら観ることになり、一瞬たりとも目が離せない。

純喫茶磯辺(2008年製作の映画)

3.6

仲里依紗が、メチャクチャ可愛い。画面にくぎづけ。

宮迫博之も、温かいダメ親父っぷりがにじみ出る。

クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

4.0

内田有紀、演技力あるんだね。
大竹しのぶ、鬱陶しいけれど愛嬌がある、名演。

10年振りに再観したが、
以前とは違った視点で、新しい気付き、味わい方があった。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.1

列車のトイレの扉が開いたら、アサルトライフルを持った男が立っていた。

そこで、すぐさま銃を奪いに立ち向かえるとは。
日本で、列車内で同様の事件が起きた際に、どうなるか、考えさせられる。


こんな話
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

スコットランドの労働者階級の無軌道な若者を、

カットとモノローグを多用しながら、テンポ良くユーモラスに描く。

木更津キャッツアイは、この映画の影響を受けていたのですね。

奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)

3.9

オーストラリア大陸の中心から西海岸まで、3000キロを徒歩で横断した女性の旅。

旅の前のモチベーションや、途上での葛藤や成長といった、
映画的な要素は控えめに、シンプルに描く。

私も自転車でオース
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.6

ハビエル・バルデムが不気味。
高圧ガスでドアロックを無効化し、サイレンサー付きの銃で仕留めていく。
全編、不穏な緊張感が漲る。

NYとメキシコの麻薬マフィアの金を拾った一般人のヒーローが戦う。
モン
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NO(2012年製作の映画)

4.0

全体主義、恐怖政治、暴力に対する「NO!」を、ユーモアをもってCMキャンペーンに描く戦い。

映画は、80年代のレトロな画面作りで、ドキュメンタリー風に進むが、
現代の私たちは、このように明るく、「N
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.1

年若だが品位のある黒人ピアニストと、
イタリア系白人ドライバー兼何でも屋の2人。

通常と逆の立場のやりとりに、おかしみが出る。
アメリカ南部を巡るツアーで、2人の壁が消えていく。

南部で差別的待遇
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

「映画の教科書 第1位」

個性的な登場人物だが、キャラクターに一貫性があり、スクリーンに入り込める。

善人の毛皮をまとった、権力を持つ側のおそろしさから、純粋な悪人まで。酷い状態の刑務所も、現代人
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