嶽花征樹さんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

殺人者の記憶法:新しい記憶(2017年製作の映画)

3.8

前作を見て一年後に、Amazonプライムで有料配信されてると知って、遅まきながら鑑賞。ほどよく前作の内容を忘れてたので、意外と新鮮に見れましたが、前作との違いが明確に分かる状態で見たほうが、より楽しめ>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.1

『アンブレイカブル』『スプリット』を2日連続で見た後に、本作を鑑賞できたのは僥倖でした。ひとつのサーガを見終えたような気分。

もっと詳しいネタバレ感想は、ブログで書いてます。
http://www.
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

かなりの独特な世界観で、映像目当てに見るだけでも価値があるんですが、日本製じゃないのに日本のことをよく理解してるシナリオが凄い。終盤の俳句や翻訳家の反応あたりのシーンは、かなりぐっと来てしまった。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

ピクサーの映画って、子供向けなふりして大人も楽しめるシナリオの質の高さがあって、むしろ大人の方が泣けてくるのではと思う。幻想的な雰囲気とユーモアが混ざり合って、終盤は音響効果と相まってウルッと来ちゃい>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.8

自分の体調や状況が悪すぎて、3日間で3回にわたって見るという体たらくなので、あまりまともな評価ができてる気がしませんが、前作からの正当な続編といった感触で、よくできてたのでは。中盤以降でとある人物が出>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.5

暗い黒人もいるんだ、という当たり前の事実に気付かされた。かなり渋い映画で、まさかああいったテーマの作品だと思わなかったけど、静かになにか心に残るものがある作品だった。

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.2

原作の『銃夢』は20年以上前、ビジネスジャンプ誌連載のころから読んでるくらいのファンなんですけれど、今回の映画化は原作ファンへの最高のご褒美でした。原作の要素を極限までアレンジして落とし込んでいて、ス>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

マーベルはほとんど知らない状況で見ましたが、それでもとにかく面白くて最高だった。映像目当てに見に行ったつもりが、シナリオなども抜群によく、伏線や細かい小ネタも凝っていて素晴らしい。4DX-3Dで鑑賞す>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

狭い部屋でほとんど電話してるだけなのに、異様な緊張感が最後まで続いて凄かった。派手な音楽がまったくない映画で、見てる観客も物音たてずに見守ってる感があり、見終わって映画館の外に出たら「戻ってきた……」>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

事前知識無しで見て、日本で劇場公開中止ということしか知らなかったんですが、良くも悪くも不愉快な映画でした。

聖書をモチーフにしてるとあとで知り「ほんで?」って気分に。そういうの抜きにして表向きに楽し
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

4.5

サスペンスやミステリー好きなら、事前情報無しですぐ見ときましょう。傑作。長くなるのでネタバレ感想はブログで書きました。

https://takehana-blog.com/cccc/?p=2217

グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前知識なしで見たので、かなり楽しめた。良い意味でパッケージ詐欺で、完全にやられた。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

設定をかなり活かしつつ、シンプルに追跡劇を盛り上げて、テンポよく進んで面白かった。

でも泥棒三人組には全く感情移入できず、むしろ盲目の人物側に感情移入してしまった。やってることは常識を逸脱してるけど
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神のゆらぎ(2014年製作の映画)

3.5

かなり静かな群像劇なので、人によって評価(というか好み)は分かれそう。

宗教は、時代の側面を取り込んで、常に生き物のように変化していってもいいのでは、という思いが残った。

邦題は絶妙だと思う。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

見終わった後は、キリスト教関連でググると、面白いかもしれません。考察が楽しめる作品かと。日本人俳優が演じたのは、果たして「何者」だったのか。

くわしいネタバレあり記事はこちら。
https://ta
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