トニースタークとピーターパーカーの父子関係は途中まで「大人はわかってくれない」ぽく進むけど、ちゃんとピーターが実績を残すことをすると手のひらを返す。フッドを大事にするスパイダーマン。
中盤のショットの繋ぎ方がちょっと衝撃的。プロットの進み方と呼応しているからわかるけれど、これを形式の面で押し進めたのが新海誠だったり(「MV的」)、あるいは湯浅政明だったりするのかもしれない。メロドラ>>続きを読む
これくらい揉めてくれた方が面白い。ブラックパンサーも登場してアツい構図。
シェイクスピアとかヨナ記とかがモチーフレベルで出てきて、いやまあそうだよなと思いながらマーベルの門をくぐった。
不思議なものをみた。大筋としてはヴィランを倒すこと消すことによって解決するのではなく治すことによって乗り越えるそんな道徳を、という話だった気がするけど、プロットとしてすごく弱いラインとして走っていた。>>続きを読む
再見。面白すぎて落ち込む。個人の秘密とその告白が成り立たず、なし崩し的なお喋りの隙に本音を捏造される。
びっくりするくらい見やすい。有名なシャワールームの殺人シーンは、ショットが変わった瞬間に、ああこれは誰かがここに侵入してくるカットだということが(なぜか)わかってしまう。わかってしまうけれどまだその誰>>続きを読む
正義を成すためには代償を払わなければならない、あるいは、これが正義なのだという宣言に対して絶えず躓き続けなければならない。娼婦を人間として認めること、無実の罪で殺された友人を埋めること、ただそれだけの>>続きを読む
前作が相当売れたんだなということだけがわかる金がかかったアクションや3DCG。そんなにテンションが上がらなかった。
ダーティ・ハリーにも言えるのかもしれないけれど、主人公の男の距離感が壊れていることが引っかかっている。同僚の妻と不倫をしてそのことで会社内の人間関係で揉めても、自身の妻ともめても、自分の娘に怪我を負わ>>続きを読む