すっごい。めちゃくちゃ怖かった。
主題としては母娘関係や黙示録的な世界観、人間の原罪、戦争といったことが散らばっているが、とにかく鳥たちが飛び回っている、あるいは静かに佇んでいる映像の長回し。空が降り>>続きを読む
おもしろかった。パートナー役の女性描写の仕方が気になった。特に歩き方に嫌〜なかんじがあり、それは明確に演技されているものだと思った。
眠れないので観ながら寝ようと思ったら観終わってしまいなんなら目が覚めてしまった。
見始めてから小島秀夫のメタルギアシリーズの元ネタだと思って興奮して見た。変化球一切なしどストレート王道娯楽映画だけど、>>続きを読む
前半ちょっと寝た。体力のいる映画。
というのは会話劇の、言語の活躍ぶりに目を見張る、というよりも俳優それぞれの身振りや立ち位置の移動、目線のやり方、建築の構造を頭の中で組み立てていくということになぜか>>続きを読む
アメリカ西部開拓時代。移民団から離れてミークスという男に案内され荷車を馬に引かせながら西へ西へと目指す一行。しかしミークスの案内に不信感がつのり、食料と水の枯渇が集団の乱れに拍車をかける。そこへネイテ>>続きを読む
ウガーーーーーおもしろい。
第一次大戦下でのイギリスの小隊の動きを追った映画。目的や仕事を知っていた長官が冒頭でアラブ人のスナイプで殺されてしまい、なにをするためにどこへ向かっているのか全くわからない>>続きを読む
おもしろかった。アメリカ西部劇の方へ。
最初の方、出獄したドクがパートナーのタバコを持っている人差し指と中指を避けて薬指と小指だけを手で握って連れる、というような手の繋ぎ方があって素朴にエロいと思った>>続きを読む
バカ面白かった。
世紀末の鬱屈と管理社会の過剰をSF世界観でがっつり増幅させた脚本。内容とともに男2人がプロレスのように滑稽なまでに殴り合いを続けるシーンで『ファイトクラブ』を連想した。
主人公や反体>>続きを読む
しばらく思い出しては考え直す。見終わった後の感覚としては、意外にもシンプルな構図や見立てで全体が組み立てられたなということ。序盤から共産主義と宗教の重なりから始まりロシア宇宙主義的なモチーフが散りばめ>>続きを読む
最高によかった。声がガスガスになっているイーストウッド。基本的にはロードムービーで車と同時に馬も主題として出てくる。序盤のイーストウッドが運転する車と馬たちが並走するシーンで、そういえば馬も乗り物だっ>>続きを読む
英語字幕で見たのだけれどものすごく楽しめた。
人が部屋に入ってきて、ものすごく早いリズムで会話がなされ、終わると人が部屋をさり扉を閉める。この繰り返しが前半ずっと続く。ブレッソンは本当に短いシーンでガ>>続きを読む
オンラインで年末までと言われているが見れたのでみた。会話よりも画面で語られ積み上げられていく構成がとても面白かった。かなり好きな濱口かもしれない。一つ一つの台詞の意味は判然としない脚本ではあったけれど>>続きを読む
すごい。桃井かおりが凄まじい。
80年代的な軽薄さと遊びと不能感の雰囲気の中で、全てが玩具の様に操作されていく。桃井かおりが手にしている包丁やはさみの不気味さと、自動で動くぬいぐるみたちの不穏さが同居>>続きを読む
ロメールは中盤までクソ退屈だけど終盤にかけてぐっと面白くなる。
1話の終わり、「青の時間」をみにいく二人のシーンがすごい。『緑の光線』の夕暮れのラストシーンを思い出す。あくまで日常の中にあるけど魔法が>>続きを読む
漫然とみてしまった。レファンレスとして上げられているロメールを思い出すような会話劇の良さよりも、画面の配置された美しさにぼんやりと見惚れながら見た。叙情的で重みがある(本当のこととか大事なことを言って>>続きを読む
とても面白かった。
70年代から80年代初頭にかけてのニューヨークでのヒップホップ誕生前夜を追うドキュメンタリー。主にグラフィティライターたちが追われ、少しブレークダンサーのシーンも入ってくるといった>>続きを読む
退屈だった。
シャロンの歩き方が変という演技をそれぞれの年齢のシャロンがどのように遂行しているかというところは見てて面白かった。
ゲイと男性同性愛の描写については、特に引っかかることがなく、あくまで異>>続きを読む
変な映画だった。画面に引き込まれるわけではないんだけど退屈はしないで長い間見続けられた。原油の採掘がワインのようにイエスの血を現している、みたいなキリスト教とゴールドラッシュの状況が重ねられていること>>続きを読む
面白かったけど、この結末でよかったのかしら。結局バズったからおけという話になってしまっていて、それはいいんだろうか。シャマラン的には、映画だろうがテレビドラマだろうがサブスクだろうが、とにかくやばい映>>続きを読む
面白かった。
ぼーっとしたり時には妙に挙動不審だったりとゆるゆる生活をしているユロ伯父さんとその甥っ子にあたるジェラールの二人が主人公。ジェラールの両親であるアルベル夫妻はブルジョワで、ジェラールには>>続きを読む
柄本・染谷の演技がひたすらに軽薄で素晴らしい。重要なことを重要なこととして決して伝えようとしない。終始ヘラヘラして、カメラの前で演技をすることが自分にとってはとるに足らない些細なことなんだという姿勢で>>続きを読む
面白かった。前作よりも議論が深まっている。前作でハリーがしたこと、法で裁けない悪人に対して自らが直接手を下すことが、今作では警察組織の内部の集団によって担われている。終盤でハリーが「別の秩序が生まれる>>続きを読む
ハンナ・アーレント『イェルサレムのアイヒマン』の執筆・出版・その後の論争をテーマにしたドキュメンタリー。アレント宅での飲み会やエンディングの夜のニューヨークのショットが、ヒッチコックの『ロープ』を思い>>続きを読む
めちゃくちゃ面白かった。なーにが西部劇やねんと思ってたけど凄まじかった。中盤のルーシーが出産をして赤ん坊の産声が上がって、テーブルに集まっていた男たちが一斉に後ろのドアの方を振り返るシーンがまずものす>>続きを読む
面白かった。『アンブレイカブル』の続編という認識で見たけどほとんど独立しているので単独でも見れるようになっている(最後のブルース・ウィルスが出てくるシーンでようやく繋がるくらいのゆるさ)。
解離性障害>>続きを読む
初シャマラン。アメコミとかスーパーヒーローものに疎く、ダークナイトシリーズとかアマプラのthe boysとかを見て、「ひねったスーパーヒーローもの」を通ってきたので、これは比較的王道な感じがすると思い>>続きを読む
最高。すっげえ見やすい。恐ろしいくらいに見やすい。画面に引き込まれ続ける。アンリとピエールの愚かさに攻撃され続ける。動機の軽さや遊びみたいなものをどうにか肯定したいと思う性分ではあるけれど、それを虚飾>>続きを読む
「MERDO」だけ。裁判のシーンがとても面白い。3人しか知らない言語とフランス語と日本語の翻訳が常に行われ続ける。その上弁護士はメルドを、精神疾患ゆえ責任能力がなかったということを主張する。キッチュと>>続きを読む
最高。演技をするとはどういうことか、物語を生きるとはどういうことかについての映画。すでにもう一度見たい。何度も見返したい。「メルド…」と呟いた後に本当にメルドが始まった時めちゃくちゃ笑った。
エンタメ映画はいい。なんちゃって〜の軽薄さとよそよそしい演技から始まっていく大事なこともある、みたいなことを素朴に信じたい気持ちになる。田舎の車道はとても大衆的。キラキラした雨上がりの新宿をレンズフレ>>続きを読む
序盤よく分からなかったけれど、とにかく休暇と孤独と出会いと物語の話なんだとわかったあたりから急激に面白くなった。デルフィーヌのモノローグは聞いててちょっと厨二病感がある。けれど、常に具体的なものや場所>>続きを読む