Tallowさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ダイバージェント(2013年製作の映画)

3.2

ハンガーゲーム2を見たときの「あー当分続くのかー」的な軽い絶望感を感じました。シリーズファイナルも続く感じで終わっているとのことで、いやはや…
続きを観るのは全部出揃ったらでいいですかねー

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.6

ノーベル賞受賞まで全く知らなかったカズオ・イシグロ氏の受賞作品。
冒頭の「1967年、平均寿命100歳」の謎が解けるまでの時間が絶妙てすね。文学作品は苦手でしたが引き込まれました。
「生」に対する意識
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.0

1974年完成間近のニューヨーク、ワールドトレードセンターツインタワーに張ったワイヤーロープを歩いて渡ったフランス人フィリップ・プティをジョゼフ・ゴードン・レヴィットが演じています。
表現者として、大
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プリズン・エクスペリメント(2015年製作の映画)

3.4

es、エクスペリメントと比べると記録映像タッチの作りと実験を支配するべき教授もこの実験に巻き込まれている様が結構明確に描かれています。序盤の乗り気の見えない黒人教授2人がどう動くのかなぁと注目できたの>>続きを読む

ねこあつめの家(2016年製作の映画)

3.2

人気スマホのアプリの企画映画。特にドラマがあるわけでは無く、「猫かわいい」特化型の作品です。特典映像にて出演ネコのプロフィールが紹介されています。「先生と迷い猫」「猫なんか呼んでも来ない」それぞれの主>>続きを読む

アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

3.3

ソシオパスの少年が自分の病質のコントロールに勤しむ中、街で連続殺人事件が起こり少年を苦しめます。事件現場を目撃しその衝動の制御を失っていく。という比較的地味な展開の中、適度(なのか?)に出てくる解剖シ>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

太平洋戦争の沖縄が舞台の信仰と戦争の葛藤を描く内容ですがデズモンド自身は葛藤などありません。「銃を持たずに戦争行って何をする?」と考える一般的な考えではない彼が信念を貫くお話です。
メル・ギブソン監督
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

4.2

公開初日2本目‼︎
待ちに待った新章。
「1越えならず」でくすぶったまま終わった前章の憂いを払拭する完成度。「あの◯◯が生きていた‼︎」要素を最大限に排除されていて、新たな息吹を感じます。
私の予想「
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.5

公開初日!一本目!
フェイスブックを思い起こさせるSNS「サークル」の運営側を半ばカルト集団のごとく表現しています。ここ最近の「SNSモノ」にありがちな「自己承認欲求」に駆られたおバカさんが泥沼に巻き
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.8

「ザ・サークル」の予習と言う訳ではありませんが公開記念で放送していたものでつい…^_^
空港と言う閉鎖空間におけるソリッドシチュエーションアットホームヒューマンドラマw
設定を最大限活かす脚本と演出、
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ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

3.8

新章公開の為復習。
「あの時実はこうでした」的なネタバラシが微に入り細に入りシリーズを繋ぎ留めて居るのでこのシリーズは一気見すること前提で楽しめる作品ですね。にしてもやはり彼の登場はもう少しタメを作っ
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ソウ6(2009年製作の映画)

3.7

新章公開の為復習。
この大詰めにして監督替え。5よりも挑戦的な表現も多く観られてボリュームありますが、結末の時間軸収束が巧く行き過ぎな気もしますが、シリーズとしては「持ち直した」感を強く感じます。
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ソウ5(2008年製作の映画)

3.2

新章公開の為復習。
1から4まで満遍なく物語の新事実が明らかになりますが本編のゲームに今ひとつ捻りがなく見劣りしますね。「ここまでのおさらい&次回予告」的な内容に落ち着いてしまっています。
お行儀のい
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.2

昨夜前作観てからの劇場鑑賞。
うーん微妙…
純粋で一貫したSF映画ですが、個人的には脚本に1フック欲しくなってしまいます。
設定にも「ゾンビにはヘッドショット」的なレプリカントの弱点というか攻略法が明
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.2

ブレードランナー2049のための予習。
1982年当時の一般的な想像力の限界もあるのは充分理解でき、サイバーパンクな映像美も堪能出来ましたが、「記憶媒体」と「ネットワーク」が無い。と言う点が物足りなさ
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

5.0

衝撃作品。
「凶悪」の更に上に存在する「狂悪」と言う名の箱を全部ぶちまけた上に角をつついた様な表現。
映画界で、この作品のフォロワーが果てることなく存在し続けるのも頷けます。
そこにプラスアルファの素
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ソウ4(2007年製作の映画)

3.4

新章公開の為の復習
3及び1、2の伏線回収に重きが置かれているのでシリーズの中では印象が薄く感じてしまいますね。伏線回収作業だけでは無く、ジョンが「哲学殺人鬼ジグソウ」となる前日譚、ジグソウ死後の解剖
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.8

アウトレイジ最終章の余韻も残る中なんとなく観てみました。
エリック・サティ「グノシェンヌ1番」はこの作品のために作られたのではないかと思えるほど、作品にマッチしています。
これが聞こえれば「その男…」
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ソウ3(2006年製作の映画)

3.9

新章公開の為の復習。
ジョンのカリスマ性、悪魔的ですね。
複数のゲームが同時進行し、最後に一点に纏まる作りはお見事ですが、1、2の答え合わせも相まってシリーズの中でもグンを抜いて複雑です。何回も観てい
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ソウ2(2005年製作の映画)

4.0

新章公開の為復習
今回は複数人でのゲームになり、みんな叫んでますねー。でっち上げとは言え、皆前科者、沸点低いですなぁ。この作品に限らず「ダメ」だったアイテムをすぐ「ファーック!!」って言って投げるんだ
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ダイ・ハード4.0(2007年製作の映画)

3.5

前作よりマクレーン1人では無く、コンビで事件解決に奔走するシリーズになりましたが、今回タッグを組むのは少年ハッカー。お父さん感強めですが不死身のマクレーンは健在です。エレベーターシャフトシーンは1作目>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

4.9

新章公開に向けて復習。
ソリッドシチュエーションスリラーと言う革命を起こした傑作。
全速力で走り切る様な103分。ラスト5分の伏線回収の鮮やかさは何度見ても鮮烈に映ります。
このジャンルでこの作品を超
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

日本公開の配給会社も決まる前から興味を持っていた観たかった一本です。
期待を裏切らない良作でした。
低予算ながら脚本、演出が丁寧にされていれば良作は作れる。と言うことがよくわかる作品です。台詞だけでは
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フィラデルフィア・エクスペリメント(1984年製作の映画)

3.3

真空管式次元転移装置

タイムリープ物黎明期であろう時代の「予算少な目」の方の作品ですね^_^
ザックリとした亜空間だったり、今となっては一般的にも知られている定義の「相対性理論」や「バタフライ効果」
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ダイ・ハード3(1995年製作の映画)

3.1

記憶の限りでシリーズの中で一番微妙な3でしたが、少し期待低めで観たら結構楽しめました。一転謎解きゲームに転向?と思いきや結構爆発してますね。地下鉄、地下金庫、トンネルと閉鎖空間多用していて予算抑えて実>>続きを読む

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.3

自分の中では「頼りないお父さん役」で定着していたイーサン・ホーク。芸術家、音楽家の奔放さ、ナイーブさ、弱さを巧く表現しています。あくまでもチェット・ベイカーが主役で音楽は脇役に徹して作られている点が一>>続きを読む

少女(2016年製作の映画)

2.9

因果応報大全集


女子高生本田翼……(一時思考停止)
→いやいや無理無理イィィィってなった。

全体的に色々濃すぎるキャスティングが微妙にも思いました。

思いもよらない人と人が繋がって沢山の「因果
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ハーフネルソン(2006年製作の映画)

3.4

珍しく最後10分睡魔との闘っていました。
プロットが面白そう…で見初めましたが、間延びする中盤に負けてしまいました。
退屈という訳ではなく、期待していたスピードよりもゆっくり展開するドラマでしたがしっ
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ハードコア(2015年製作の映画)

3.9

「試される三半規管」

映画においてはまだ実験的な段階であろうFPS。所謂「画面酔い」し易い人を全くもって寄せ付けない全編FPS。「酔うヤツはおいてくよ!」と言う位グワングワンしています。
ブッとんだ
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ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

3.6

「何で俺だけこんな目に…」と漏らしていますが自ら渦中に巻き込まれていく行動、奥さんが巻き込まれているとはいえ、全ては警察官らしい正義感が根底に通っていて「んなアホな!」な展開をしっかり支えています。>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.6

CSで放送しているのをたまたま見てたらルーニー・マーラが尊いレベルで天使。最後まで観てしまいました。実際の養母がニコールに似過ぎてて「え?」ってなった。エンディングテーマが数少ない好きなアーティストS>>続きを読む

ブレイクアウト(2011年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

全編通して脅すだけの強盗団、銃火器持って押し入って丸腰の家族に全滅させられるってどれだけ無能揃いなんでしょう?
取引を仕掛けるお父さん、家族全員無事でしたが、駆け引き巧すぎて家族であってもドン引きです
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.0

昼間劇場でアウトレイジシリーズを完結させて帰って来たらCSでこれを何となく観てしまう。
それまでのアクション映画と一線を画す友情織り込みエンディング。完璧ですなー。
こりゃ、このまま終われないわー(^
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.2

「放映してると途中からでも最後まで観てしまう。」でお馴染みのアウトレイジシリーズ。やはり今回も放映していたので最初から観ました。(通算で3回目)
最終作で全てのカタがついてのラストはすっきり終われて良
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何者(2016年製作の映画)

2.9

「ザ・邦画」でした。描かれていること以上に伝わるものは無く、あまりピンと来ませんでした。
ターゲット層がかなりピンポイントの様な気がします。
主題が「就活×SNS」なのですが、個人的には「二面性」なん
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

心臓病から長年続けてきた大工仕事にドクターストップがかかり、給付金獲得の為に情弱頑固ジジィがたらい回しの行政手続きとの大奮闘を繰り広げるもはや社会派ヒーローもの。
ダニエル爺さんの愚直さが心に響きます
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