Tallowさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

3.4

1998年、時代にピッタリの世紀末が故の隕石衝突映画。「アルマゲドン」は何度も観てごっちゃになっていたのか、こちらは初見でした。
終末に向けての様々な立場の人々のドラマを多視点で描くオムニバスドラマ。
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.3

最果タヒって名前しか知らなかったけど雰囲気は掴めた。刺さるセリフもあるといえばある。余韻のある作品だとは思うが、映画として突き抜けた何かを期待するにはやはり威力に欠ける。原作(詩?)を読んでみようとい>>続きを読む

エクリプス(2017年製作の映画)

2.8

「え?マジ系?」

ラストで実話と明かされます。
ちょっと長く感じたのも、盲目のシスター、双子、初潮など、ありがちな伏線が回収されてない不満に感じたのもフィクションだと思っていたからだと感じます。冒頭
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ビニー/信じる男(2015年製作の映画)

3.5

チャンプ、ロッキー、クリード、百円の恋くらいしかみたことないですが、ボクシング映画には映画で伝え易い「ストイックの対価としての堕落」とか「鍛錬や苦痛を克服した後の勝利」など、ドラマのカタルシスを強める>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

桜良のお母さん登場まで引きつけられるものがあまり無かったですね。逆にそのシーン、恭子との和解、桜良が聞きたかった「真実」からの物語の結びの作りはジックリとしていながらテンポ良くて秀逸です。
序盤の実写
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.7

「最終的に人間が一番恐ろしい」系作品。

悪魔からしてみれば人間を悪に転ばせる事なんて造作も無い事なのです。「疑念」に満ちた状態なら尚のこと。そんな世界はとても悲しいので、人類は「罪」へのストッパーの
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.7

最近のヒーローものは関連作品をもれなく観ていないとわからない部分が多く含むものが多くてなかなか手が伸びないのですが、これは許容範囲内でスタンドアローンな作品として成り立っていると思います。さらには「正>>続きを読む

ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

2.9

シリーズ従来の物と変化をつけてなのか、中盤まで誰が本当の敵なのかはっきりしないまま物語が進んでいきます。悪役サイドが刻々と変わっていくのでマクレーンの正義感のようなものが「モヤっ」と見えてしまいます。>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

3.5

子役ちゃん(特にお姉ちゃん)の演技が良いです。ジャンルとしてはホラーなのでしょうけどグロ描写も殆どなく、かなり親子愛ヒューマンドラマよりで、観る人を選ばない作品だと思います。赤の他人でありながら、短期>>続きを読む

ひるなかの流星(2016年製作の映画)

2.2

「但しイケメンに限る」満載です。

同じ事やって通報されない自信ないですわ。
誰にも感情移入出来ない事は分かっていましたが、ここまでとは…^_^
この作品がリアリティあるのなら親御さんはオチオチ学校に
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バイオハザード ヴェンデッタ(2017年製作の映画)

3.6

まだ観て無いと勘違いして今作見るためにシリーズ一気見しましたが、しっかりmarkされていました。w
既視感全くなかったなー。レビューを見返してみると真剣に観てなかった訳でも無さそう。
ディズニーとは別
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.9

「周りに決めさせるな」

差別、貧困、ドラッグ、LGBT、と制作サイドがアカデミーを獲りにきた感は物凄いですが、監督以下スタッフ、キャストは緻密で才気に溢れている様に感じます。3世代シャロン、ケヴィン
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ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

3.6

ゾンビ感染モノと言うにはちょっと雰囲気が違いますが、「最強の保菌者」設定は「バイオハザード」のアリスに通じ、「キャリアではあるけど理性的」と言う点は「ゾンビリミット」と重なって見えますが、共生できる世>>続きを読む

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

映像的に単純なものだけでここまで奇妙で怨念めいた部分まで描かれているのは見事です。
「嘘(または隠し事)」をついている側が感じる緊張感はその時だけの刹那的なものに対して、つかれている側の疑念は永続的で
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バイバイマン(2016年製作の映画)

3.3

派手な展開はありませんが、その分リアリティが感じられますね。
世の中で起こる理解できないクレイジーな犯罪の理由がこういう事だったら…?と考えると妙に納得してしまいます。続編やるのしょうか?「それなり」
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昼顔(2017年製作の映画)

3.0

「不倫は駄目」な世の中だそうですが、世の人達はどういう意識で「駄目」としているのかがよくわかる作品のような気がします。不貞行為に至る上で「生物の生存本能」とか言い訳を始めるのは論外です。「ヒト」が絶滅>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

金ロー本編ノーカット放映。
CMまたぎて5秒くらい同じシーン使うあたりがどうも腑に落ちない。TVのオワコン感を感じます。「カメラを止めるな」も放映放送するようですが、あまり良い予感がしませんな。
ま、
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DEMON デーモン(2015年製作の映画)

2.3

悪人役でレイ・リオッタ、復讐者役でアンソニー・ホプキンスが出演しているとなると嫌が応にも期待してしまいますよね。しかもこのタイトル、何か覚醒するのかなぁ?と言う期待をまざまざと裏切る捻りのない90分間>>続きを読む

ボーイ・ミッシング/消えた少年(2016年製作の映画)

3.1

スペインってだけでホラーやサイコに振れていくのかなぁ。と期待しながら見ていましたが、
誘拐されて…ない
殺されては…ない
味方では…ない
「〜ない」で裏切っていく正統派なミステリーですね。
ちょっとば
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.2

恐らく今年最後の劇場鑑賞(多分…)
混じりっけなしの英国パンクと地球外生命の異文化交流青春ラブストーリー。
パンクという音楽をストーリーに強く絡めてきていますが、エル・ファニングの普段は見れないエッジ
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フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.0

登場人物の3倍くらいのアサルトライフルあるけど主火器はハンドガンorバールw
撃たれて即死する人が少ない事がこの作品のコメディ要素になっているのかなぁ。
スコセッシ製作総指揮との事ですが、キャラクター
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最/終/感/染 ~アンチ・ソーシャル(2016年製作の映画)

2.7

「パンデミックサイト」の続編ですので私のように2本を手にとって「こっちの方が面白そう」という失敗をしないようにご注意ください…
前作で描かれた設定をかなりしっかりと引き継がれているのかほぼついていけま
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サンズ・オブ・ザ・デッド(2016年製作の映画)

3.3

ジャケットが「28日後…」風だったので走るゾンビ感染ゾンビモノかと思いましたが、出てくるのは走らないオーセンティックロメロゾンビでした。感染騒ぎも後半で出てきますが、人間とゾンビの血の通ったヒューマン>>続きを読む

ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)

2.4

見せ場少なっ!最大の見せ場はiPhoneのカメラアプリレベルのお粗末なCG。
拉致した団体の目的がなかなか良く分からない感じは「ボーグマン」を思い出します。その目的は語られますが、わかる様なわからない
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.8

ボストンの人々のテロへの向き合い方、「転んでもただでは起きない」感、シンパシーを感じます。現実になぞられて「爆破2回、逮捕劇2回」と派手なアクションシーンは少な目ですが、しっかり圧をかけて作り込まれて>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.3

劇場で観なかった事が災いしたのでしょう。あまり来るものがありませんでした。悪くはないんですがねー。ノーラン監督作品だと思ってみてわかって観ていても「こんな画も撮れます」的なプロモーションビデオに見えて>>続きを読む

フラットライナーズ(2017年製作の映画)

3.1

「スターウォーズはコンプリートボックスで一気見できるようになるまで観ない」という鉄の誓いを立てているので今年の年末の劇場映画の寂しさを払拭すべく、予告で脈アリと見込んだこの作品。「ドクターズ・ハイ」的>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.8

恋愛モノと同じくらい手の伸びないヒーローモノですが、サム・ライミのおかげでスパイダーマンだけは観てしまいますね。
マーベルにしてもDCにしても全ての作品を押さえていないと全てを受け止められない作品作り
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

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裏の裏の裏を掻く騙しあい。
サミュエル・L・ジャクソンの喋り芸、ロバートデニーロのすっとぼけ芸、どちらも痛快です。
言うこと聞かないヤツをすぐ「ズドン」する事なくラストまで生かして「ん?オレ騙されてる
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.4

2017年鑑賞200本目記念として、なかなか観る機会を逸していた最長版。満を持して一気鑑賞しました。
この作品、初期編集段階では6時間の超長編。そこから映画公開にあたり4時間(充分長編作品ですがね)に
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ラストサマー2(1998年製作の映画)

2.9

いろいろ殺し過ぎですね。復讐が目的のはずなのに…w
「で、そもそも誰が悪いんだっけ?」と考えながら観るとやるせない気持ちになりますな。ホラー要素に逃げなかった点は評価します。

ラストサマー(1997年製作の映画)

3.0

ホラーというかサスペンスですね。
点と点がうまく結びついていない場所がいくつかありますが、疑わしいやつは片っ端から犯人と断定して殴りまくるアメリカンヤングエイジの方が心配になりますね^_^
ま、B級括
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ブロウ(2001年製作の映画)

3.1

ジョニデもさることながら、一番自分に響いたのはレイ・リオッタ演じる寛大なる父親です。愚直で悪い事は悪いと伝える様は泣けます
事実になぞられた作品なのでシナリオは些か地味でドラッグ映画としては尺に対して
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座頭市(2003年製作の映画)

3.4

うーん…殺陣もかっこいい、タップもまぁ理解できるし、一定の単調さ求められる時代劇と言う枠組みの中であのエンディングのひっくり返しもなかなか凝っていて飽きのこない作りだとは思います。
作品としては充分な
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ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(2017年製作の映画)

4.0

初日鑑賞。
新しくなったオープニングタイトル曲が、「いかにも最近のアニソン」然としている点以外は概ね予想していた以上の出来だったと思います。男女問わず、若者からお年寄りまで幅広い客層は流石ですね。(若
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フューリー(2014年製作の映画)

3.6

そこそこの長尺ではありますが、戦争映画はこの位のボリュームが無いとなかなか説得力に欠けてしまう危うさがありますね。
アメリカをザックリと「戦争大国」と位置づけている私にとっては、戦いながらも個人個人に
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