Tallowさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

インサイド(2016年製作の映画)

3.0

面白いとは思うけど突き抜けているかと言われれば何も突き抜けていませんね。
鏡の破片装備からのバスルーム出てからはどう考えても銃装備タイミング多数あるのになぁ、銃社会国家が舞台だし、そうでなかったとして
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.9

宇宙計画でロシアに溝を開けられ窮地に追い込まれたNASAを支えた3人の天才たちの物語。
声をあげないと勝ち取れない国ですね。
サラッと描かれてましたが彼女たちの日常生活てつきまとうじくじたる気持ちを思
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

2.0

いざという時役立つ武器選手権
キリストの血vsショットガン

眩しいほどにB級ホラーでした。
セット動かすよりカメラ動かす方が安上がりですもんねぇ、でもその画角の中で演じる役者がそれを理解しきれていま
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

公開当初パッケージの煌びやかに着飾られた少女とタイトルをみて「女チャーリー・パーカー」=ジャズの映画かと思っていましたがどうやらそうでは無さそう…位の前情報のみで鑑賞。
「意識は高いが現実が追いつかな
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

中3日で二度目の鑑賞は字幕版3D+MX4Dで。
グエンの印象が若干変わりますね。
遅ればせながら4D初鑑賞。最先端の映像を最先端の再生機器で観ると言う意味ではベストなチョイスだった様に感じます。これま
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テルマ(2017年製作の映画)

2.8

問題の根源がなかなか見えて来ず、ホラーなのかスリラーなのかサスペンスなのかを保留されたまま80分くらい進みます。ま、青春描写が主たる内容ですが冗長さを感じてしまいます。更にハラハラっと謎が解けていく訳>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.6

サム・ライミスパイダーマン以来のヴェノム。
素早いテンポのストーリーに合いの手の様に差し込んであるヴェノムのセリフがいちいち面白い。あの凶悪な姿からは想像できないくらいファンキーな奴。話せばわかる悪役
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

3.3

ウォームボディ〜男女逆転
感染系ではないので無尽蔵に増殖するゾンビではないのが見る集中力を続かせてくれますね。「屋根裏とスムースジャズが好き」という新たなゾンビルールを投入しましたが、さて浸透するかど
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デーモン・インサイド(2018年製作の映画)

3.6

ジャケ借りしましたが、割と当たり作品でした。
サイコパス発動してから最初の美人カップルを思い出せなくなるほど表情が豹変します。
カナダ版「冷たい熱帯魚」の様相ですが、でんでん越えなりませんでしたね。殺
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.5

デイミアン・チャゼル監督作品といえば、うまくいけば楽しい事がうまくいかず、どうにもならずに苛立つ主人公を求めてしまいます。
なのでドラマ的には必然的にパーソナルな物がハマる監督の様な気がします。が、し
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ドント・ヘルプ(2017年製作の映画)

3.4

緊張感、恐怖、翻弄、音、造形、どれも一流ではありませんが総合的に映画としてバランスの取れたハイクオリティB級ホラー作品でした。
この手の作品にはこの言語が座りがいいですね。しっかりトドメをさしてくれる
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.4

青春メタモルフォーゼ。

水槽のシーン。刺身文化がない場所では相当なグロなのかもしれませんね。そういう意味では日本人にはフワッと感じてしまうのでしょうね。

スレンダーマン 奴を見たら、終わり(2018年製作の映画)

2.0

主人公目線がなかなか定まらず、入り込めませんでした。脚本が体を成していません。唯一レンちゃんに華がある感じがありますが、活かしきれて無いような気がします。
B級ホラーなのであれば、もうちょっと不真面目
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マーラ(2018年製作の映画)

3.0

「リング」インスパイア系眠気増し増しホラー。
マーラの手の造形は結構好きです。が、全体像は貞子サマにかないませんね。アメリカンなアイメイクもやや過剰ですね。
車事故って船に乗り換えてたけど事故らず車で
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.8

なにも加えず、なにも省かない正真正銘のシティーハンターでした。
1ストーリーでも飽きる事なく楽しく観る事が出来ました。1990年前後の音楽を聞いてきた方には音楽のすわりの良さが映えるのではないでしょう
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ルパン三世 グッバイ・パートナー(2018年製作の映画)

3.3

カリオストロの城以来のルパン鑑賞かも。
もうなんか水戸黄門クラスのお定まり感ありますが最後まで観てしまいますね。
次元役の小林清志さんの声が小さいのか、マイクのボリュームをかなりあげて録音している感じ
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.3

amazon studioの名前が燦然と輝いていたけれど、amazon Videoで取り扱い無し、近くのツタヤも在庫無し。リメイクかと思いきや、正統続編っぽいので予習出来ないのはちょっと残念。
テンシ
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.5

あらすじに書いてある事以上のものは何も無いですが、その世代の感覚や世界観の描写に熱がこもっていました。あーゆー危なっかしい人っていつの時代にもいるよね。すごいみんなから好かれてたりするんだけど年取って>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.9

「スプリット」の時はレビューを書く際にラストシーンの感動から「アンブレイカブル」の続編である事を書く事は憚られましたが、今作は声を大にして言います。「アンブレイカブル」→「スプリット」をしっかりと予習>>続きを読む

A2 完全版(2015年製作の映画)

2.8

今回は監督が如実にオウムに意見や誘導を繰り返し、マッチポンプに成り下がってしまいました。2作目の悲劇。
教団と仲良くなる反対住民など腑抜けな大人達の中で、唯一筋の通った横浜の紳士的な右翼団体。大義のあ
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「A」(1998年製作の映画)

3.8

内側からの唯一の映像となるのですかね。
のちの死刑確定囚が去った後のオウム。
記録映画としてはセンセーショナルに上手く作ってありますね。
いつの時代にも理想と現実との軋轢を先延ばしにしたいと若者が、一
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機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-(2006年製作の映画)

3.4

新旧作画については100歩譲って何も言いません。
タイトルロゴにNEW TRANCELATEとありながらも新たな展開は戦い終えたカミーユ以外に無いのは残念。結局戦死する人の多さが物語に漂う悲壮感を煽っ
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機動戦士Zガンダム II -恋人たち-(2005年製作の映画)

3.2

1に比べて新作画が多くなりましたが、同じシーンで新旧が切り替わるのがあまりにお粗末。サラが大根だなぁと思ったらエンドロールで池脇千鶴と判明。大御所声優陣と比べるのは可哀想ではあるけど如実に浮いて見えま>>続きを読む

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

3.4

カミーユは主人公ですが、あくまでもシャアとアムロをはじめとする元ホワイトベースクルーの関係性にスポットが当たっている様に感じます。「俺は男だよおぉ!」や「ライラさんか!?」など個人的にTV版で印象的だ>>続きを読む

コーマン帝国(2011年製作の映画)

3.7

全く知らない人物でしたが興味深い作品でした。B級映画の開拓者的カリスマ。紆余曲折ありつつも一貫して楽しませる物を提供しようとするチャレンジする映画監督。スコセッシ、タランティーノ、ジャック・ニコルソン>>続きを読む

Re:デッド(2018年製作の映画)

3.1

B級ながらもタイムリープモノとして一定の基準を満たしていると思います。スプラッタ、ホラーとしても見応えあります。
肩透かし的なエンディング+エンドロール後に大オチがありますが何も補完されてない点と主人
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フィフス・パッセンジャー(2018年製作の映画)

2.0

B級であることはわかってましたが、序盤の雑な映像はいただけませんね。あと映画を撮るんだったら少しは物理学も復習してから撮影に臨みましょう。脚本は悪くないと思います。

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.4

エンドロールで実話ベースの作品と知りました。シェイプオブウォーターと2部作と言っても良いほどのサリー・ホーキンスの良さの活かされた物語です。
寒そうな風景と田舎の閉塞感が「北の国から」と重なってイーサ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

「おとぎ話」と「現実」の温度差を違和感少なく描けている。というよりもその温度差を巧くテーマに出来ている面白い作品でした。
諦観的なロバが捻くれ者の私の感情移入ポイントです。
今年公開予定の実写アラジン
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.8

もともと劇場公開のみとされていて、上映しているミニシアターの前を通るたびに誘惑されていたのですが、4時間というボリューム感に圧倒されて鑑賞を躊躇していました。
誰でも一度位は感じたことのある若い時の焦
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

ヤクザ映画において、北野映画が掬い切れなかった「仁義なき〜」の遺伝子を色濃く残しながら現代的な暴力描写。モードに入った時の白石監督は凄まじいですね。ぶっ飛び過ぎててずっと心奪われてしまいました。

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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

映画と言うエンタメを丸裸にした作品。
園子温監督の「地獄でなぜ悪い」にも通じる「映画愛」が主軸となっていますが、「地獄〜」よりも現場の人々にスポットが当たっています。偉い人との温度差の様なものもありつ
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スモーク(1995年製作の映画)

3.9

ほんわか良い話。
こんなにもストーリーに起伏が無いのにここまで引き込まれるのは何でだろう?
作品全体を通して人間の愚かさのような物が現実と量的、質的に差異ない表現の在り方が絶妙でこの作品の魅力の様に感
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告白(2010年製作の映画)

3.8

やっていたのでついつい観てしまいました。悪魔的vs猟奇的。双方共に異常ですが、「理解できてしまう」と言う恐怖、かなえ節炸裂ですね。我々の思い描く「通常」がいかに的外れな感情なのかと思い知らされます。>>続きを読む

続・深夜食堂(2016年製作の映画)

3.7

飯テロの被害者になりたくなくてテレビ版を観ないでいたのですが、30分ドラマって完璧に避けるの難しいですね。CSの一挙放送にまんまと引っかかってしまい、順番も守らずにこちらをを先に鑑賞。
1エピソード毎
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

スティーヴン・キング原作の映画は文学的な起承転結があるストーリーなので、創り手側が極度に力を入れてる印象的なシーンがあるか無いかで映画らしさが分かれる様な気がします。
キャリー、シャイニング、グリーン
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