tanayukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

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空気人形(2009年製作の映画)

3.8

きわめて人工的なんだけどなぜか人肌のぬくもりが感じられるペ・ドゥナという役者の絶妙なバランスを、紙一重のギリギリのところで切り取った奇跡のような作品。ドロドロした人間の心の闇の中にあって、空っぽの空虚>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.2

「母なる証明」と同じく知的障害のある人物の発言がストーリーを視聴者から覆い隠す役割を果たしているが、このやり方はどうなんだろ。あまりほめられたものではない気がするが。時代背景を考えれば警察の無能ぶりも>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

3.7

キム・ヘジャが吉行和子にしか見えない。「パラサイト」の予習でポン・ジュノ監督作品をまとめて視聴。

△2020/01/04 アマプラ鑑賞。スコア3.7

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.8

水原哲「うちが貧乏じゃったけえ、兄ちゃんはタダで行ける海軍兵学校入った。兄ちゃんが死んだけえ、わしゃ海軍入った。ぜんぶ当たり前のことじゃのに、わしゃどこで、人間の当たり前から外されたんじゃろうかなあ」>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.2

人為的に引き起こされたスノーボールアースと謎の永久機関と閉鎖系システムを維持する神のポジションを手に入れた人間の話なんだけど、いずれも設定が陳腐すぎて入り込めない。オクタヴィア・スペンサーとジェイミー>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

レイアのシーンは完全CG合成じゃなくてエピソード7のときの未使用カットをやりくりしたとどこかで読んだけど、そう思って見ると、たしかに一人だけ別の空気感を纏ってるように見えるから、バイアスってすごいなと>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.8

ペ・ドゥナ、どこかで見たことあると思ったら「リンダ リンダ リンダ」の彼女でしたか。ついでに「クラウドアトラス」のソンミ451と同じ人物だと知って二重にビックリ。

△2019/12/30 アマプラ鑑
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

なんでみんな英語話してるの?

△2019/12/29 アマプラ鑑賞。スコア3.8

日日是好日(2018年製作の映画)

2.9

頭で考えるより先に身体が動くようになるまで繰り返す。これ、手習いのやり方としてはまことに合理的で、動作に思考を中断されなくなってはじめて本当に考えることができるようになるから、何も考えなくてもできるよ>>続きを読む

ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー(1974年製作の映画)

3.6

「もう前をさえぎるものはない」ホントだねw

△2019/12/26 Blu-ray登録。スコア3.6

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.7

ホーキング博士の伝記と同じ二人がふたたび共演。フェリシティ・ジョーンズはずいぶんたくましくなって帰ってきた。「イエスタデイ」のヒメーシュ・パテルはこのあとノーラン監督の「TENET」に出るのか!楽しみ>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

初見ではまったく意味不明で、グーグル先生に教えてもらいながら見直して、ようやくぼんやりと輪郭らしきものが見えてきた。思わせぶりにほのめかすのは二重人格らしいが、これ、読解力の問題というよりも、設定の失>>続きを読む

スピード・レーサー(2008年製作の映画)

3.1

原作アニメの「マッハGoGoGo(米国名Speed Racer)」を見たことがないので思い入れなしという前提でいうと、ストーリーからキャラ設定まで全体的にお子ちゃま向けの感じがした。ピクサーの「カーズ>>続きを読む

チャイルド44 森に消えた子供たち(2015年製作の映画)

3.7

スターリン体制下のソ連では「There is no murder in paradise. 」イデオロギーや信仰が事実よりも重くなると、息苦しい社会になって人は病む。題材はいいのに脚本の問題だろうか、>>続きを読む

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.8

正しさは時に人を苦しめるし、正しくなくても人は生きていく。求められているのは、赦し、じゃないかな。

△2019/12/19 Apple TV登録。スコア3.8

カツベン!(2019年製作の映画)

3.4

舞妓ミュージカルの次は活動弁士のドタバタ喜劇。つぎはぎだらけのフィルムが一瞬ニューシネマパラダイスを思わせる。

△2019/12/17 109シネマズ二子玉川で鑑賞。スコア3.4

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

3.6

痴漢冤罪の恐怖を持ち上げすぎるあまり、数でいえば圧倒的多数の本物の痴漢を見逃すようなことがあってはならないので、ただでさえ向き合うのがむずかしいテーマだと思うが、おそらく瀬戸朝香(とリアルにな世界で弁>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.3

ホラー映画ってどこがおもしろい(怖い)のか全然わからず、毎回微妙な顔で見ることになるんだけど、今回もやっぱり笑っていいのか怒ったほうがいいのか、それとも悲しんだり嘆いたりすればいいのか最後までわからず>>続きを読む

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.0

壮大すぎて収拾がつかなくなったボツ企画を振り返る同窓会的ドキュメンタリー作品。ホドロフスキーが尖った才能の持ち主に声をかけて仲間に招き入れる話は、七人の侍のスカウティングシーンを思わせる。

大切なも
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砂の惑星(1984年製作の映画)

2.8

映像がちゃちいのは時代を考えればしかたないとして(巨大ワームが出てくるシーンは大魔神を思い出したw)、話を端折りすぎてダイジェスト版みたいになっていて、筋が見えにくいのはいただけない。影響を与えた「ス>>続きを読む

ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ(2017年製作の映画)

4.0

日曜日に御岳山からの帰りの電車内でドルフィンマンを見たという話をしているハイカーのおばさま連れに遭遇して、やっぱり見とくかと思い直して見にきた。見てよかった。2019年はドキュメンタリー作品の当たり年>>続きを読む

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.3

スチームパンクはアナログ機構が目に見えるから映画向きなんだろうな、と未来少年コナンからラピュタ、スチームボーイへと至るアニメ作品を思い出してたら、ふと、ものづくりニッポンの限界が見えた気がして微妙な気>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

毒親のラヴォナ、暴力夫のジェフ、妄想癖のショーンに囲まれて、よくオリンピック代表まで昇り詰めたなと感心するが、トーニャ本人も相当なタマなようで、ある意味ホッとする。しかしトーニャがボクサーになってたの>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.3

ハンス・ジマー「人間は弱い。楽しいおしゃべりなら何時間でもできる。言葉の裏に本当の自分を隠せるから。だが音楽では自分を完全にさらけ出してる。だから聴かせるときは不安だ。それでもこの仕事を愛してる(I >>続きを読む

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.4

学習しようぜ、恐竜だって賢くなってるんだから。

△2019/12/02 アマプラ鑑賞。スコア3.4

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.6

インセプションの顔の長い父ちゃん(ピート・ポスルスウェイト)が出てる。

△2019/12/01 アマプラ鑑賞。スコア3.6

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

スピルバーグのエンタメ作品は全方位的に受け入れられる安心感がいいのだろうけど、そこに物足りなさを感じるのは、たぶん、おれがひねくれているからだろう。インディージョーンズもジュラシックパークも、おもしろ>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

3.9

煽り運転から明確な殺意を持った危険運転に移り変わるタイミングも意図も犯人の描写がほとんどないからわからない。与えられる情報が逃げる主人公と同じだから、理不尽さをそのまま受け取るしかなく、イライラと恐怖>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.3

ジャーラ、ジャーラ、ジャラジャラジャラジャラ、ジャジャジャジャジャジャジャジャ、ジャーラジャンジャーラジャン♪

△2019/11/30 Apple TV登録。スコア4.3

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.9

ジャック・マイヨール(英語読みはメイヨー)のドキュメンタリー映画「ドルフィンマン」公開記念。ジャン=マルク・バールは高原に似てるよね。ジャックとエンゾとロベルトとジョアンナとドルフィン。音楽はエリック>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.1

ないわ〜(おっさんの個人的な感想ですw)

△2019/11/28 アマプラ鑑賞。スコア3.1

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.5

前に見たときは役所広司の演技が恥ずかしくって見ていられなかったけど、いま見ると、恥ずかしいのは草刈民代の演技のほうかも。まあ、あの棒読みがダンス以外何も知らない人という感じを醸し出してもいるのだけど。>>続きを読む

ファンシイダンス(1989年製作の映画)

4.1

バブル時代のノリがちょっと痛々しい気もするけど、お寺に入ってしまえば700年前から変わらぬ作法の世界なので、決して古びないし色褪せない。坊主もまた人の子なりで、生臭坊主の実態と伝統の様式美のバランスが>>続きを読む

シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

4.3

春雄、田中、スマイリー、青木、秋平、そして正子(まさお)。

△2019/11/25 アマプラ鑑賞。スコア4.3