カーアクションも音楽ももちろん絶品で、それだけでももうお腹いっぱいなのだけど、それだけじゃないところがもう、すごく好きだ。
いや、ベイビーが背負ってるものってものすごく哀しくて重いものだと思うんだよ>>続きを読む
いや、別にB級(ですらないけど)映画を作ろうとしてるのならいいんだけどさ、これはあくまで劇場公開映画なわけでそれなりにお金かけて映画作るならちゃんと作ってほしい。
対決のアイデア自体はおもしろいけど>>続きを読む
ジョンワッツが15歳のスパイダーマンを描くのだから、やっぱり一種の「スタンド・バイ・ミー」的な青春ものを期待していて、冒頭はこれこれ!って展開(ホームパーティ、スクールカースト、居残り授業、etc…)>>続きを読む
心底グッときてしまった…。ズートピアは頭一つ抜けてるにしても、これディズニーの中でもかなり上位に来るくらい好きかもしれない。
ファンシーな部分を除けば、プロットは親に愛されずに育った孤児である少年(>>続きを読む
まぁ当たり前によく出来てるのだけど、人間が脳の乗り物でしかないのはもったいない。それを超えた人間みたいなものも見たいんだよー。あと海でおしっこしちゃだめ。
いやあ…これは。これはとんでもないですわ…。
ホラーあり、ゾンビあり、コメディありと2時間30分退屈な場面が全くない。
非現実的な描写があったかと思えば、ガソリンスタンドにカットが切り替わって一気に現>>続きを読む
ゾンビ映画の古典なのだけど、何がいいってアホみたいに人間臭いところだ。
だってゾンビに追い詰められたショッピングモールで、テニスをしてみたりパターゴルフをしてみたり好きな服を着てみたり。
仲間がゾンビ>>続きを読む
見直してみたら意外と地味〜な話だったのね。嫌いじゃないけど。
レースが話の根幹でないのなら、地方の田舎町復興がメインテーマだと思うのだけど、それに対するピクサー的なハッとさせられる解がないのは(高望み>>続きを読む
どんな穿った目線で見ても最終的には引き込まれてしまう。
どんな言葉で武装しても「超面白い」になっちゃうんだよなぁ。
ひとつ今までになかった目線で見れたのは、ウッディが保安官であること!まさに傷ついた>>続きを読む
昔、赤ちゃんのダンボのシーンが可愛すぎてそこだけ繰り返し見ていたのを思い出した。
まさか、その後に超絶ドラッギーシーンが待ってるとは…。
人間が決まってのっぺらぼうなのもイイね。
例えば、船のエンジン、銃、橋、窓際の花、鳥、冷蔵庫、家具、写真立て、墓標、ボール、波。
例えば、誰かと誰かが向かい合うこと、誰かと誰かが隣り合うこと。
それぞれが、それぞれ自体の意味を超えて何かを訴え>>続きを読む
「行方不明」という記号からこのストーリーを掬い上げたその一点に関しては好き。
なんだろうなー。自分の捻くれた部分かもしれないけど「ここ」は息苦しい場所で「どこか」は良いところ、とか「こういう人」は悪>>続きを読む
もろインセプションな冒頭にそうは言っても引き込まれつつ、さらに完璧にキマってるあの描写には劇場じゃなくてもやられた。
ただ回転が映像描写や手法にしかなっていなかったら嫌だなぁと思いつつ、ばっちりラス>>続きを読む
予告編を観てめちゃくちゃ期待していたのと、米林作品を見返して改めて「思い出のマーニー」の素晴らしさを感じていたからか、どうにももやもやしてしまう。
スタジオポノックを立ち上げて一作目の長編ということ>>続きを読む
うーん、けっこう好きな部分と嫌いな部分が混在してるというか…。
序盤の「借り」のシーンにおける細部の丁寧さや、世界のスケールアップとスケールダウンがスムーズに行き来する流れは単純に面白い。
影を用いた>>続きを読む
PTSD、宗教観、訓練、軍事裁判、ゴア描写といわゆる戦争映画の要素がたっぷり詰め込まれた上で整備されている、とても良くできた映画だと思った。
ドスの狂気じみた信念が具現化された聖書が幾度も投げ捨てら>>続きを読む
合意書の読み上げと同時にふたりの「手」がクローズアップされ、海→風→蛍と流れるように紡がれた先で2人が出会う。会話を許されないという約束により自然と台詞は抑制され、ふたりの愛は無言の手の絡み合いでもっ>>続きを読む
宇宙人が宇宙人でしかないことは割とどうでもいいところなのでまぁ置いたとして、神の啓示を突き抜けた何かが描けそうなのに中途半端になっているのは痛い。
それでもこの映画を貶さない自分もいて、その要因になっ>>続きを読む
シャマランの真髄というか本質が詰まっていた。
鏡合わせ、コミックの反転などヒントは随所に散りばめられているから後から見返しても面白い。
でもどんでん返しよりもシャマランが強く描くのは「傷と向かい合うこ>>続きを読む
メビウスの輪
パンドラの箱
悪意の螺旋が凶暴な悪魔を呼び起こす的な。
正直に今見ても新鮮かと言うとそうでもない。
不思議なもので、アレンジ元の「殺人の告白」はアクションシーンを満載にした結果、散漫&冗長に感じてしまったのだけど、それをことごとく排除した今作には何か物足りなさを感じてしまった。
ストーリーの大筋を知>>続きを読む
どういうつもりでこの映画を作ったのかイマイチ掴めない。
陰惨な事件をテーマにしながらアクションシーンをたっぷり盛り込んで、なんならコメディ要素も入れて、人を盗り合うケイパーものになったりして。
重さを>>続きを読む
限定された空間の中で、"どこにいるかわからない"と"この中のどこかにいる"が共存する恐怖。
異物の存在によって、人間は団結するどころかより孤独になっていく。
極端な視界の狭さや上を見上げるという動作か>>続きを読む
むう。SFというジャンルの起点にしてこんなラストに着地しているっていうのは衝撃的だけど、最後の30分に至るまでは造形を楽しむのにも流石に飽きてしまったのが正直なところ。
もっと読み込む余地があるとは思>>続きを読む
ヴィルヌーヴ節全開というか「複製された男」「ボーダーライン」とメキメキとオーバーグラウンドに出てくる一方で「画で語ること」をより研ぎ澄ましていっているような。
目をつけやすいのは"殻"の造形だと思うの>>続きを読む
ひとまずスコアだけ。エンドロール中にぼろぼろ泣いてしまったのは事実である。
<追記>
冒頭から闇夜の中で爪を振り乱すローガン。それだけ見れば何てことはないシーンだ。
でも何かがおかしい。戦う相手は夜>>続きを読む
ドラマ「カルテット」や、直近で言えば「ガーディアンズオブギャラクシー vol.2」で描かれたような血を超えた共同体の形成の話になっていくのかと思いきや、ある種それを超えたものを見た気がする。時代設定は>>続きを読む
明らかに何もかもが規格外。スコアをつけるとしたら文句なく満点なのだけど、ちょっとそれも惜しいし、とても一回観ただけではすべてを掴むことなどできないので。ソフト化を切に望みます。無論劇場で観ることに意味>>続きを読む
国境、異文化、宗教をはじめ、愛と憎しみ、生と死、過去と未来がシームレスに行き来する。
それは劇中における、きこえる/きこえないもしくは、見える/見えないも同様であらゆるものが溶け合い、混ざり合う。ラス>>続きを読む
うーん。面白いとは思うけど、決定的にこれは好きな映画だ!とはなれなかったな…。
終盤の対峙シーンや、照明越しに見下ろすカットとか、うおー!良い!と瞬間風速的に感じるところはあったのだけど。
舞台が地>>続きを読む
ほーん。ふんふん。いや、まったくわからんわ。
でもなんだろ、話の真意がまったく入ってこないのに画の力だけで物語の中に引き込む力の異常さがある。
マンションの曲線を上空から捉えたショットにせよ、廊下の明>>続きを読む
扱っているテーマがテーマだけに設定の詰めの甘さとかは目立つけど(例えば、コウノトリが配達をやめた間は子供は生まれてなかったの?とか工場はなんで壊さなかったの?とか)、ラストに赤ちゃんが配達されるシーン>>続きを読む
アベンジャーズとかよりは断然好き。というかこっちの方がアベンジャーズって感じがした。
話運びも戦闘の流れもごちゃごちゃしてないし、新キャラもちゃんと立ってるし、2時間半は長すぎでしょ…と見る前は思って>>続きを読む
目に映るもの、映らないもの。
東京オリンピックの建設工事、スマホの画面、空を飛ぶ飛行船、捨て犬、青い月、遠い何処かの国の地震、戦争、誰かの死、愛。
この映画がやろうとしていることは、世界の日陰に陽を>>続きを読む
いや、こう来るか。なんと優しい映画なんだろう。
世間から弾かれたやつらがヒーローになる前作はマーベルの映画としてもちろん素晴らしかったけれど、まさか続編で描かれるのは(擬似)家族の形成とは。
一体何度>>続きを読む