ラフマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ラフマン

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アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

3.5

現代の映画に違いないんだろうけど時代背景がピンとこない不思議な映画。独特。
100歳を超えて撮った監督ならではの死生観が見てとれるようであり、よくわからなくもある。
そして美しくもあり、ちょっと怖い。
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アルジェの戦い(1966年製作の映画)

4.5

凄まじい映画を見た。

50年前の映画ではあるけれど
まさに今、世界各国で頻発しているテロを描いているようです。
怖いのはこの映画がテロリストたちの教本的映画になっているのではないかということ。
植民
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ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)

3.5

古典的な吸血鬼の物語。
退廃的でゴシックな雰囲気が映画全体の美しくも妖しく、不気味な雰囲気を醸し出しています。
何よりホラーなのはイザベル・アジャーニの美しさですね。なかなかのトラウマ級
どことなく丸
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恐怖ノ白魔人(2014年製作の映画)

2.0

女、子供、容赦なし。
ゆえにR−18か。
後味も悪い。
毒ガスか何かの影響でバケモノとして生まれた6歳児の見た目はスキンヘッドの白いオッサン。
ちょっと笑ってしまう。
松本人志のコントに出てくる東野幸
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

3.5

“カッコーの巣の上で”でビリーを演じた役者さん、いい演技するなぁと思いながらも、それ以降あまり映画で見る機会がありません…

ここにいた!
何とチャッキーの声を、しかもシリーズ全作とは。
いい役者だ
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.5

一見するとジム・ジャームッシュの映画っぽくないけど、夜の雰囲気を見ると、あぁやっぱりジム・ジャームッシュだと思えます。これって凄いですね。
映画の内容のは武士道の精神とヒップホップのソウルを持ち併せた
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フレンチ・コネクション2(1975年製作の映画)

4.0

ウィリアム・フリードキンの「フレンチコネクション」より今作のジョン・フランケンハイマー版の続編の方が評価も知名度も低い気がしますが…どちらも傑作です。めちゃくちゃ好きです。
パート1ではスタント無しの
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.0

テリーギリアムならではの世界観と、それに劣らないインパクトのブラッドピッドの怪演っぷり。
見事です。
ブルースウィリスはいつものブルースウィリス。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

徹底的に情報統制された世界。
政府の言うことは全て正しい。
逆らえば反政府組織として
テロリストとして
抹消される

製作当時以前のアメリカ社会を皮肉ったSFブラックコメディ。

ディストピア的世界観
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.0

細かいことはいい。
大画面で楽しめました。
それだけでいい。
とにかくワクワク感が止まらなかったですね。
子供に戻れる映画です。

サミュエルLジャクソンもいい仕事してます。

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

これは不気味ですね。
じわじわと怖くなっていく展開。

ある種の人間にとって、この映画の結末には爽快感を持つかもしれません。

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.0

一見すると楽しげなピクサー映画

蓋を開ければド直球の下ネタ映画
なるほど“スーパーバッド童貞ウォーズ”の制作メンバー。それだけで満足。

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

4.0

面白いドキュメントだと思える一方でいかに世の中の人々がメディアに翻弄され操られ洗脳されているかという事実に寒さを覚えました。
さしたる信念も持たなかった若い頃の私も、大して面白くもない映画であっても好
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地上より永遠に(1953年製作の映画)

4.5

この映画のマジオ役を得るためにフランクシナトラがマフィアを使い、それをネタにしたのがゴットファーザー。…というのはどうやら事実と異なるそうですが。
フランクシナトラの役は見事にはまってます。
当時では
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

4.0

ぬる〜い空気。
出てくる登場人物もバカばっか
この空気が好き嫌いを分けそう。
評価はあまり高く無いですけど
これはかなり好きですね。
最後ははっきり言ってズルい。
ズルいけどガッチリ心を掴まれました。
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ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

3.5

目の前で夫を殺されてショックを受けたベティの妄想ストーリー。
映画全体はコミカルに仕上がってますが描写がなかなかエグくてよく考えるとめちゃくちゃ怖いストーリー。
ベティを演じるレニー・ゼルウィガーの演
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ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.0

くすりと笑えて
それなりのアクションがあり
ほんのり恋愛要素があり

無難に楽しめる映画という印象でした。

蝿の王(1963年製作の映画)

3.5

無人島に漂着した24人の子供達が生き残りをかけ対立を深めていくもの。
極限状態に直面した時の人間の行動心理というものを子供達を通じて見せつけます。純粋無垢に近い子供だからこそ人間の本質、本能がわかりや
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

4.5

一瞬、そっちの映画かと思ってしまうジャケットですが。

これはめちゃくちゃ好きな映画ですね。70年代の疲弊しきったアメリカにおける典型的なアメリカンニューシネマ。
三人の男どものいわゆるロードムービー
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FAKE(2016年製作の映画)

4.0

ゴーストライター問題で話題となった佐村河内氏。
彼は本当に耳が聞こえないのか、作曲は自身で行ったのか?
このドキュメントはそこに焦点を当ててません。むしろその問題はどうでもいい。
問題なのはマスコミに
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

昨今の学校法人である小学校建設の問題は国有地の格安払い下げに政治との関わりがあったかどうかなのに、論点のすり替えで、やれ子供達に教育勅語を暗唱させているだの、愛国主義で危険な思想だのずれた報道ばかり。>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.5

これは凄い。
緻密に計算しつくされた長回し。
もうこれだけでもお腹いっぱいなのに、キャスティングも最高だし笑いのセンスもメチャ好み。
とにかくエドワード・ノートンが最高すぎ。もちろんマイケル・キートン
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

これが映画だ!
最高に楽しくて最高に美しく
最高にロマンティック
そして最高に切ない。
大号泣!

ライアンゴズリングっていい俳優だと思ってたけどこの映画の彼は最高。
エマストーンって素敵な女優だと思
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ざくろの色(1971年製作の映画)

4.0

映画というよりは芸術作品といったほうがしっくりきますね。
全ての場面がそれこそ絵画のようです。カメラはほとんど定点で真正面から人物を捉えます。台詞もほぼありません。そこにアルメニアの伝統的な音楽が加わ
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草原の実験(2014年製作の映画)

4.0

セリフが全くありません。
だから映像に集中します。
映し出される映像はとにかく美しく引き込まれます。
ただ、何か不吉なものを常に感じさせます。それが何なのか…
それは最後にわかります。
凄いですね。
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ファウスト(1994年製作の映画)

4.0

初のヤン・シュヴァンクマイエル。
昔からクレイアニメが好きで、この映画のクレイアニメは不気味さもあってかなり好きな世界観です。クレイアニメと実写と不気味な木彫りのマリオネットで構成されます。
ベースは
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タクシデルミア ある剥製師の遺言(2006年製作の映画)

1.5

おぞましい

テーマがオナニーとゲロと剥製。
…書いてて嫌になります笑

おぞましく汚いものこそ人間の本能やら本質とでも言いたいのでしょうか。そこからヒトとは?生命とは?といった哲学的なものに仕立て上
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

4.5

アパルトヘイト政策に果敢に立ち向かった男、スティーヴ・ビコ。

後にネルソン・マンデラが南アフリカ共和国の大統領となりアパルトヘイトが完全に撤廃されたのもスティーヴ・ビコの活動が根底にあったからこそ。
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ダーウィンの悪夢(2004年製作の映画)

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アフリカ最大の古代湖、ヴィクトリア湖。かつては“ダーウィンの箱庭”と呼ばれ、多くの固有種が100万年以上の歴史の中で進化をしてきたと言われます。
ところがイギリス人によるナイルパーチという淡水魚の放流
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アートスクール・コンフィデンシャル(2006年製作の映画)

4.0

真の実力を正当に評価されている人なんて世の中ほんの一握り。
大して実力もないのにどういうわけか過大評価されて勘違いしている奴も多数いる。
評価なんて所詮そんなもの!
評価を得るためなら悪魔に魂を売る奴
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ステップフォード・ワイフ(1975年製作の映画)

4.0

70年代アメリカ、時代はウーマンリブ運動が活発だったころ。
女性が社会で活躍するようになり、それを面白く思わない男の妄想映画だとしたら…この原作を書いたアイラ・レヴィンて人はとんでもねえな。
“ローズ
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ア・クリスマス・ストーリー(1983年製作の映画)

4.5

アメリカではクリスマスの定番映画だそうです。
残念ながら日本では見る事が困難です。
これはめちゃくちゃ面白い!
ストーリー性はゼロですが…
ただただクリスマスまでの日常を描くだけの映画です。
主人公は
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

ベタは全世界共通。

最初は「うわっ、ベタなギャグのオンパレード、勘弁してくれよ」って思いましたが…
このベタさが良かった。
自殺を扱うと重い映画になりがちだけど、ベタなギャグで救われた。笑いながら生
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.5

少々乗り遅れた感はあるけど
ただいま“ウォーキングデッド”にハマり中。
昨年の暮れは“ウォーキングデッド”ばかり見てたな…
てなわけでリック役の人が出てきてテンションあがりました笑
ちょいヤバいやつだ
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jackass number two(2006年製作の映画)

2.0

これを見てモザイクの重要性を知る。モザイクかけてくれよ

笑えるけど、「おぇーーっ」のほうが勝る

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

ジョシュブローリンとベニチオデルトロの二人をメインにしたバージョンも見てみたい
いい役者だ