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極め付けの一作。こんなにエネルギーの奔流が滾っていて暴走族から右翼を経た武装の結末に血が熱く迸る。最高of最高なので皆に是非観てほしい。
余談だけど安原伸監督の「国防挺身隊」はこの作品からのインスパイ>>続きを読む
十代前半で初めてみて衝撃を受けた作品。
フィルムセンターの石井岳龍自選シリーズの企画で、その中でも「PA轟音上映」と銘打ったPAを山積みした特別な上映で、ライブのように、会場中、椅子から体中までも震え>>続きを読む
超・良質なサイコサスペンス。「ケイゾク」「CURE」などが好きな人はきっと満足できるはず。若松武史の映像作品での代表作の一つと言ってもいいと思う。
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映画『 英国王給仕人に乾杯!』みたよ。チェコの映画の典型的な時代背景の変遷(チェコスロヴァキア建国→ナチス侵攻→共産国化→民主主義へ)がやっぱり重要な前提になってて、それはもうパターンとしてわかったけ>>続きを読む
牧歌的な怪奇もの。ストーリー自体は怖いはず。なんだけど、昔話みたいなお話で、見た感じとてもユーモラス。昔ながらのお化け屋敷みたい。
そうそう、死人役の女優さんがすこぶる美人で目が釘付け
アントニオーニの映画『欲望』見終えた。楽しいー、サスペンスと見せかけてシュール。今みても新鮮な不条理感覚で、THE ENDの文字まで普通じゃなく見えてくるのが楽しい。サスペンスの行方なんてどうでも大丈>>続きを読む
あらすじ(序盤):核兵器と放射能によって汚染された地球、そこでは放射能の影響で、女にヒゲが生えるのだった。そんな現実を解決するため、核を開発できないように、過去に戻って、アインシュタインを暗殺してしま>>続きを読む
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シニカル一直線。
自国の民族主義、ナチズム、共産主義、現在の民主主義、など、支配層の切り替わりによって国民に求められたり強いられたりする価値観が変転したチェコという国にとって、思想や主義の変化する人と>>続きを読む
実感を伴った身体感覚に満ちた映画。
好きな気持ち。実際に、そう感じてしまうのだから、そうするしかないのでしょう。
結末で、もっともっと幸福な世界の状況が実現していたら、もっと好きになっていたと思う。そ>>続きを読む
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白川夜船。気怠さと倦怠感がすごくて、それを味わう映画として、またガーリーな感性の映画として、傑作と思った。
裸や身体的な関わりも出てくるけど、等身大の身体感覚そのものだったよ。
お腹がきついからスカー>>続きを読む
生き生きと思い歌い動く満島ひかりをみるだけで、躍動感や思いの激しさを感じないではいられない好作。生きてるだけで人に価値があると感じられる世界がそこにある
史上最高の映画である可能性が限りなく高い作品の一つ。パート2とどっちが良いかは人によって好みが分かれるようだけど、僕はどちらも好きだよ。3がわずかに惜しいけれども。
映画の中で一番面白いかもしれない可能性が高い一作。シリーズ1作目の2作目のどちらがいいのか、その時々によって気持ちが変わってしまう。3作目は少し劣るとは思うのだけど。
戦争で引き裂かれる恋人たちは素敵だ。
自分にとっての理想的な映画。辛い出来事と関係なく進行する素敵な描写。夢で現実を塗り潰すような生は自分のことのように思える。
ベルイマンの最高到達点。長尺の作品だけど、決して関心が途切れない。