てるるさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.2

え?ソーがヴァン・ダムと化してるやん!
それだけで評価高くする。

ソーシリーズはタイカ・ワイティティ監督になってから格段に面白くなった。
監督のユーモアセンスがツボなので、他の作品も好みなのが多い。
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密告・者(2010年製作の映画)

3.5

風俗に売られた妹を買い戻すため、警察のイヌとなった元受刑者。
そして密告者を守れなかったことで苦悩する刑事。

設定だけ聞くとめちゃくちゃ面白そうなのに、映画としては可もなく不可もなく。
ダンテ・ラム
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.0

オンライン試写会にて。

ケルヒャー最強説w

ヒャッハーシリーズやフランス版「シティーハンター」を手がけたフィリップ・ラショーが手がけたスーパーヒーローパロディ映画。

いやーシンプルに面白かった!
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情婦(1957年製作の映画)

4.2

ビリー・ワイルダーは色んなジャンルの映画を手がけているけど、どの作品もレベルが高い。

この時代で既に映画としての方程式を確立していると言っても過言ではない。

アガサ・クリスティの「検察側の証人」を
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

BLが繋ぐおばあちゃん雪と女子高生うららの友情。

好きなものを好きと言える勇気。
今でこそBLを含めたオタク趣味も市民権を得てるけど、昔はオタク=恥ずかしい、という感覚だった。

でも今でも周りの環
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.3

野クルよ永遠に…。

大人になった野クルメンバー。
しかも社会人なりたてじゃなくて、数年経って仕事も慣れてきた頃。

彼女たちがしっかり働いてる姿を見るだけで泣ける(もはや親目線)

なでしこの勤務先
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.0

公開前からホラー映画好き、グロ映画好きの間で話題になってた本作。
楽しみすぎて休み取って初日行ってきました。
その期待を裏切らないモラルの欠片もない問題作。

正直、グロ描写だけで言えば、ジャーマンゴ
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ラストサマーウォーズ(2022年製作の映画)

3.0

「哭悲」を初日に観ることは決定してたので、映画の日だから何か観たいな~、でも外は暑いしあまり移動はしたくないな~てことで「哭悲」と同じシアターで交互にやってた本作を。

地味に青春系の映画が好きなので
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

ヤムヤムヤムヤム…🐈

初日行ってまいりました!
しかし…期待しすぎてたかな…。

トイストーリーの主人公アンディが観たバズ・ライトイヤーの映画という設定は面白いのに。

90年代はそれこそ小学生~高
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.3

20年以上ぶりに鑑賞。

西部劇の名作。
クリント・イーストウッド単独主演と思われることが多いけど、もう1人の主役リー・ヴァン・クリーフのW主演と言える。

もちろんイーストウッド演じるモンコも一挙手
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ケス(1969年製作の映画)

3.7

寂れた炭鉱町に住む少年キャスパーと鷹の心温まる物語…なワケがない。

イギリスの労働者階級や貧困を描いてきたケン・ローチ監督なだけに、そんなほんわかストーリーでは終わらない。

少年と鷹は1つの舞台装
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拳陣 FATAL CONTACT(2006年製作の映画)

3.8

このあたりまで香港映画は結構観てきたつもりだったけど、これは観てなかった!

若き日のウー・ジンの童顔っぷり。
色白で若干なまっちょろく見えるけど、アクションはさすがのポテンシャル。
アクロバティック
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ライアーズ・ダイス(2013年製作の映画)

3.5

インドのチトクル村に住むカマラ。
幼い娘を連れて出稼ぎに行ったまま音信不通となった夫を探す旅に出る。

チトクル村がインドの北、チベットとの境目くらいにあるので、最初はチベット映画を観てるかのよう。
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スペシャル26(2013年製作の映画)

3.7

CBI(中央捜査局)VS詐欺グループ。
実話を基にしたクライム活劇。

あまり前情報を仕入れずに観た方がいい作品。
詐欺グループの手口が大胆かつ緻密で、こりゃ騙されても仕方ない。

この詐欺グループが
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キラー・インサイド・ミー(2010年製作の映画)

2.5

田舎町の保安官ルーは町の人々から人望を集めるが、彼の本性が次第に明らかになっていく。

ケイシー・アフレックは安定の演技力。
だからこそサイコパス系の役を彼がやると余計に恐ろしい。

しかもこの映画、
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アルゴ探検隊の大冒険(1963年製作の映画)

3.8

今は亡きレイ・ハリーハウゼン御大の特撮・ストップモーションアニメが光る佳作。

神話をベースとして、一昔前のRPGみたいな話が展開される。
ジェイソンという人間の青年が女神ヘラの助けを得て金羊毛を探す
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技術者たち(2015年製作の映画)

3.0

「技術者たち」というより、技能を持った泥棒・詐欺師たち。

全てどこかで観たことあるような要素のオンパレード。

たぶんこの手の映画をいっぱい観てる人なら途中で先の展開が読めてしまうと思う。

キャス
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.8

Filmarksさん試写会にて。

友情!努力!勝利!
起きてる事件はエグいけど、その実ジャンプみたいなホラー映画。

観る前は「サマー・オブ・84」みたいなジュブナイルホラーかと思ってたら心霊系?超
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.0

恥ずかしながらこの方のことを全く知りませんでした。

知らなかったからこそ、映画を観てめちゃくちゃハラハラさせられた。
それこそ下手なフィクションよりも面白い。

しかしロシアという国の恐ろしさも改め
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.0

オンライン試写会にて。

厨房は戦場だ!
これぞワンカットの真骨頂。
たった一夜のレストランの裏側をこんなにも濃密に、ドラマティックに描けるとは。

レストランの裏側を描いた映画「ディナーラッシュ」で
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.3

試写会にお供させて頂きました!
ありがとうございます!

生涯ベスト10に入る傑作「ブラックホーク・ダウン」では、ソマリアで起きた米軍の「モガディシュの戦い」を描いていた。

こちらはそれより前、内戦
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X エックス(2022年製作の映画)

3.7

試写会にて!
足がXに交差してるポスタービジュアルが秀逸。

いわゆる田舎ホラーに分類されるんだけど、A24作品だけあって一味も二味も違う。

若者たちは単に遊びに来てるワケじゃなく、ポルノ映画の撮影
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

4.0

2ch発祥の都市伝説「きさらぎ駅」をベースとしたホラーコメディ映画。

都市伝説ならではのワケの分からない不気味さを残しつつ、映画ならではの膨らませ方をしてて面白い。

CGのヘボさも内容が内容だし、
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.2

インド女子レスリング代表姉妹を育てた父親マハヴィル・シンを描いた実話。

最近でいうとウィル・スミスの「ドリームプラン」ぽい話。
あちらも父親の身勝手さが描かれてたけど、インドは元々家父長制が強いので
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クリーチャーズ/宇宙から来た食人族(2020年製作の映画)

2.5

「日本人ならみんな直せる!」

エイリアン×ゾンビなC級SFコメディ映画。

地球は大パニックとありますが、ド田舎に行く設定なので超こぢんまり。

強いんだか弱いんだか分からないエイリアン達と、強いん
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あの時にもう一度(2016年製作の映画)

3.8

IMW2022その④

数学バカな男と、美人すぎる幼なじみ。
結婚したと思ったら男が急に馬鹿なこと言い出して破局するかと思われた時、彼は時間を跳躍し、未来の自分を見てしまう。

ヒンディー語のタイムリ
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僕はドナー(2012年製作の映画)

3.8

IMW2022その③

金のために精子ドナーとなった男のコメディドラマ。

インドでの静止ドナー事情が分からないけど、子供が持てない夫婦にとっては藁にもすがる思いなのは万国共通なんだろな。

またまた
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マンボーグ(2011年製作の映画)

3.5

天国って無いワケ~?🥺ぴえん

「サイコ・ゴアマン」で一部界隈で盛り上がりを見せたアストロン6の初期作品。

最初と最後にフェイク予告が何本かあり、しかもそれぞれ結構長いので本編は実質1時間強といった
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.2

この映画は初だけど、いつもの小津組で固められたいつもの小津作品で何とも言えない安心感。

娘が嫁にいった父親の哀愁。

笠智衆のお父さん役もいつもの感じ。
悪く言えば平坦だけど、穏やかで優しそう。
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イントロダクション(2020年製作の映画)

3.3

試写会にて。

ホン・サンス監督25本目の作品らしい。
多作!

モラトリアム青年ヨンホを主人公とした3章仕立て。
そのタイトルどおり、それぞれの章の導入部分だけを切り取ったかのよう。

時系列もちょ
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SFソードキル(1984年製作の映画)

3.3

藤岡弘が単身アメリカに渡って出演した珍作。

氷漬けだった侍・義光が現代のアメリカで蘇る。
言葉も通じないなかで、義光は悪党を斬ってしまうが…。

正直、ストーリーは面白い訳では無いけど侍の描写などは
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トリッキー・ワールド(2021年製作の映画)

4.2

「ピザ 死霊館へのデリバリー」「ペーッタ」のカールティク・スッバラージ監督作。

基本的にダヌシュ出演作はハマらないことが多いんだけど、これはバイオレンスなギャングもので面白かった!
ダヌシュ主演作と
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ライース(2017年製作の映画)

3.7

インドは意外にも飲酒や喫煙に厳しくて、今でも禁酒法が残っている地域があるんだとか。

この映画は禁酒法の中、酒の密売でのし上がっていく男を描いたシャー・ルク・カーン主演のクライムアクション。

酒類販
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

オンライン試写会にて。

タイトルに興味をそそられて。
あのラース・フォン・トリアーの親戚ヨアヒム・トリアー監督による恋愛ドラマ。

やりたいことが見つからない30歳女子のユリヤ。
歳上彼氏と同棲し、
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マドラス 我らが街(2014年製作の映画)

4.0

IMW2022 その②

チェンナイ(マドラス)で暮らす人々の友情や恋、そして政治闘争を描く骨太な人間ドラマ。

これ絶対好きなやつと思ってたけど、やっぱ好きなやつだった!

ある政治家の顔がドーン!
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シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄(2015年製作の映画)

2.5

女囚+看守がサメに襲われるストーリー。

別に産みに行った訳じゃなく、沼地どころか地中を移動するサメなので。

キャラはそれぞれ個性的だし、誰が生き残るか…は結構予想外で楽しめたけど、肝心のサメがほと
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