tipsy806さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

逃げた女(2019年製作の映画)

3.3

主人公は夫の出張中に初めて1人で女友達3人を訪ね歩き、友達に自分と夫の夫婦論を話す。そこから交される会話の中に、のちのちこの映画の何かに繋がってくるのかも、みたいな所が無いまま映画が終わっていくのがあ>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

3.4

狂気だらけのショーン・ペンは凄かった。これ実話なのか…。
英国版舟を編むみたいなものかと思ったら、辞典製作だけに話がとどまらない内容。世界最高峰と称されるオックスフォード英語大辞典を作りあげる学者と殺
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.4

老後2000万円必要問題。老後の資金はないけれど、家族が助け合い切迫した雰囲気はそんなになく見やすい。中高年夫妻の危機を笑いを交えながら描き、エールを送っているような映画。草笛光子の実年齢88歳だって>>続きを読む

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.1

川っぺりに生きる人達を通して社会問題や死生観をシュールに、いやポップに?描いてた。前科や貧困、死を扱っているが、ヒリヒリした部分はあまりない感じ。キャラや設定は面白いが物語は弱くて、かもめ食堂のような>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

公開当時映画館で見たのだが、まだ新海監督の良さや特徴を全く理解していなかったので、自分の想像とする映画の雰囲気ではなく、物語の間にRADWIMPSのPVみたいに感じすぎてしまい評価が低かった。その後、>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.6

ベトナム戦争に抗議する7人を裁判にかけ、あの手この手で有罪にしようとするやり方が酷く、偏見や政治的圧力だらけの公判が続く。なんて意味のない時間なんだ。権力者たちは間違っていることをわかっているのに正当>>続きを読む

トキワ荘の青春 デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

3.1

今や伝説と化しているというトキワ荘を舞台に、昭和を代表する漫画家たちの若かりし頃の日常が淡々と描かれる。配役をろくに調べずに観たので誰が誰役なのか把握するのに時間がかかってしまった。そのせいで話にだい>>続きを読む

ミアとホワイトライオン 奇跡の1300⽇(2018年製作の映画)

3.4

人に勧められて鑑賞。子供と動物の交流に感動しますよと言われてみたのだが、それより動物ってライオンだし、その成長を3年かけCGなしで撮影して驚いた。南アフリカ経済を支える狩猟産業の闇と家族ドラマで感動も>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.4

キャストだけで観るのを決めたので設定とか知らなかった。これ実話ベースだったのね。恋愛物になりそうな設定からの心と病院経営の闇の深さ。優秀な看護師の孤独もそうだが、病院の構造への闇みたいなものがめきめき>>続きを読む

駅馬車(1939年製作の映画)

3.5

柄本佑が雑誌で薦めてたので鑑賞。
アクションを創生したと言われる1939年のこの作品。CGも特撮も無い状態で作られたことを思って見てください。走る馬の群れの中で馬から馬へと飛び移り、落馬し引きづられる
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予告犯(2015年製作の映画)

2.9

期待はしてなかったけど、そのまんまの感じだった。映画としてのスパイスが足りない感じ。
ネットでターゲットを予告をし制裁を加える犯罪集団。サスペンスだと思ってたけどそれだけではなく、若者を切り捨てる現代
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くじらびと(2021年製作の映画)

3.6

ラマレナ村は火山岩に覆われた村。男たちは命を懸けて漁に望む。神話時代のような映像。これがドキュメンタリーの凄さ。命に対する敬意と感謝。


あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

境遇は違っていても同じ視点で物事を捉えられたら、意外とそれは共感になっていくものだな。
見えない階層は存在する。映画は女性目線だけど、その中にはまって抜けらず一番しんどいのは幸一郎。
「どこで生まれて>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.1

前向きに生きていこう!みたいなのではなく、生と死の間をパワフルに彷徨う感じ。共感できる点はあるのだが個人的にはあまり入り込めずに終わってしまった。
永野芽郁が汚い言葉を連発。窪田正孝が1番いい。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.4

ケネス・ブラナー監督の自伝的作品。
微笑ましい街の様子から、一気に暴力で様変わりしてしまう。宗教が違うからと暴力の対象になった時代。これはずっと昔の話ではなく今もあり得ることなのだと思う。

チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.4

愛や承認欲求や飢えているのに、安定した関係を築けない若者たちの薄っぺらさ。濃密でありながら刹那的な人間関係。楽しくてきらびやかだけどいつかは終わる。
途中登場の浅野忠信の存在感よ。

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.9

自分にしか聞こえない爆発音…そんな症状からはじまる。(監督が実際に体験した「脳内爆発音症候群」を元にしているようだ)
不穏で謎めいている空気の中、美しい緑の自然と世界が奏でる様々な音を体感しました。長
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.4

再鑑賞。
ヴァンパイアとなった男の二百年に及ぶ長い長い人生。全体を通し、愛するとゆう事が描かれているように思う。ヴァンパイアといっても、人間らしい罪悪感を抱き続けているからこそ、ルイは美しかったよね。
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.6

ゆったりとしたテンポのちょっと不思議な映画。そんな雰囲気もあっとゆうまに普通になりあたたかい気持ちで鑑賞し続ける。さかなクンを嫌味なく演じれるのんがスゴイと思うんです。
沖田監督は間の取り方がいい。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.5

再鑑賞。情緒不安定気味な不器用でキュートな主人公。行動が突拍子も無さすぎるが、応援せずにはいられない。不思議な空気を漂わせながらも、きちんとラブストーリーが進んでいきます。
今見るとわかるあのピンクの
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.2

殺人事件を通して、最低限度の生活を保証する制度の闇があぶり出される。
震災と貧困が軸なので登場人物の誰もが苦しそう。国民をを守るための生活保護なのに、それを不正に受給する者もいれば、本当に必要な人が受
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グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

3.1

お見合い結婚してみたらあれよあれよ
最悪な事態。女性をなんだと思っているんだ?とゆう状況がひたすら続く。お茶ひとつにしても言ってることと望んでることが違いすぎて面倒だし。
食べカスをテーブルに置くのは
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.4

再鑑賞。昔より評価が上がった。
見る状況によってどちらにも感情移入できる、人の恋愛観や考え方の違いを描いた作品。
トム目線で語られる物語のためサマーが身勝手に見えるけど、実はトムも少し抜けてる所もある
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

骨折入院中、痛すぎて何も出来ず2週間経ちやっと映画見る気になったて見た1本目。期待値には届かないもののこの監督が描くグロさ的なのは前半色濃く出ております。
囚われても、他人を支配したい欲望を止めること
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.5

ユージン・スミスの写真が水俣病を世界に伝えたように、この映画が公開されたことで未だ解決されていない水俣問題が世界に伝わりますように。ジョニー・デップが主演だからと観る人もいると思うので、公害問題を知る>>続きを読む

疑惑とダンス(2018年製作の映画)

3.4

映画好きの上司に勧められ鑑賞。見終わったあと思わず投げ出したくなるような映画でした。
結婚する2人のお祝いを仲間でするはずが、その内の1人が昔新婦と関係を持ったと言ってしまうから大混乱。本当の話なのか
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.7

LGBTの映画やドラマが一気に増えている中、それをふりかざしたりせずずっと優しく愛溢れる世界というのが素晴らしい。
食卓以外のエピソードはドラマより少し重めだが、二人で問題に向き合って、幸せをひとつ、
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

3.3

実在したチリの偉大な詩人がモデル。亡命中のイタリアで出会った青年とのふれあいを描いた作品。こういう人への影響の与え方って素敵ではあると思うし、青年の人生が豊かになっていくのも良い。ただ亡命してたくらい>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

大好きな「トイ・ストーリー」シリーズに登場するおもちゃのバズのモデルの映画なので、吹替は所ジョージではないんだな。そしてアンディはこれをみてバズの人形を買ったっていうことなんだなーとか、そんなこと考え>>続きを読む

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.6

猫を言い訳にずるずるずるずる離婚を先のばしにする夫婦の話。
全部曖昧な男女4人が、猫にだけは誠実ときたもんだ。
「街の上で」もそうだが今泉監督の描く修羅場は、馬鹿馬鹿しく人間臭くて面白い。終盤の会話シ
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.4

プランナーの方々が遠からずこういう体験されているんだろうなーと、自分の結婚式で押した時間を思い出しながら鑑賞しました。(私はナイトウエディングで正解だったな笑)
大ピンチの余興が最高の出来栄えになって
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

2.9

後半になるにつれどんどんぶっ飛んでいきラストも身も蓋もないことになってきて、とんだ非常事態じゃないか。
見方を変えれば逆に面白いのかもしれないけど。。
続編としてもう続かないような終わり方なのに続くの
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.6

自分が生まれる前の作品かー。小学生とか中学生頃にテレビで見て断片的に覚えていたけれど、やっときちんと鑑賞できた。話自体はよく出来ていると思う。
猿が支配する世界でも信仰とか人間の上下関係問題とかあって
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彼女(2021年製作の映画)

2.8

2人の逃避行。全体的に幸せそうだなって思う時間があまりなかった。ずっとどこかぎこちないけど、それでも共存できる道を探していく。強さは際立つがすぐ折れてしまいそうな強さ。
水原希子ってすごく細いんだけど
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エイリアン4(1997年製作の映画)

3.2

研究者たちよ、もうエイリアンのことは忘れてくれと言いたい。まだ現れるかエイリアン。
これまでとこれまたテイストの異なる内容。人間とエイリアンの遺伝子が融合した結果産まれたエイリアンの造形がなんともいえ
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.4

再鑑賞。1作目から続くエイリアンとリプリーの因縁が終わるような印象を与えるストーリー設定で、シリーズを見ていた方がわかる内容。
今まで武器で倒していたのに、この倒し方は考えたねと思う。
2は越えてこな
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