ezuさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

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ラ(ブ)(2015年製作の映画)

3.6

直接的な描写が多くインド映画らしくない映画だけど、広大なインド映画界にはこういう映画もあるんだと感慨深くもありました。
ラストはそれでいいのか!?ってもだもだしてしまいました。

サーミの血(2016年製作の映画)

4.1

ラップランド(辺境の地)に住むサーミ人への蔑視、寄宿学校とは名ばかりの研究施設、差別を当たり前のものと諦めるサーミ人とそこから抜け出そうとする主人公、どれもこれもが見ていてつらい。

何より恐ろしいの
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ボックストロール(2014年製作の映画)

3.8

ボックストロールのデザインが奇妙かわいい。
サイモンペグとニックフロストにつられて見たけどさすがのスタジオライカ。
お馴染みのメイキングシーンエンディングは今作以降のものなのだろうか。好きです。

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.7

あのクボを手がけたスタジオライカの最初期と聞いて見てみたけど相変わらずアニメーションの動きがすごい。
しかも原作はグッドオーメンズのニールゲイマンだったとは。
トラウマもののシーンも多かったけども面白
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デスペラード(1995年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃかっこいいのにいいキャラを惜しみなく亡き者にしていく。
ギターケースにこんなに高揚感を覚えたのは初めてです。
流れるようにギターケースを構えるの考え出した人は天才では???って思うしオープ
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オーマイゴッド 〜神への訴状〜(2012年製作の映画)

4.6

口の上手い無神論者のおじさんが神を訴えて宗教ビジネスで私腹を肥やす寺院相手に戦うお話。
ラージクマールヒラニ監督の「P.K.」を見た時にこんな宗教のタブーみたいなとこに突っ込んで大丈夫なのか!?って思
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.8

ヨーロッパを舞台にしたアメリカ製ロマコメなのでお約束展開や土地感覚は気にしてはいけない。ヴェローナからシエナまで車で3時間くらいかかるのでは?なんて気にしたら負けだし第一印象がサイアクで嫌味なあいつは>>続きを読む

静かなる男(1952年製作の映画)

4.2

持参金がラブコメの障害になる映画を初めて見たので古すぎて逆に新鮮だった。
アイルランドの田舎に憧れてアメリカからやってくる主人公、勝気な性格で行き遅れたヒロイン、10年以上片思いしてた相手が主人公に優
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ジミー、野を駆ける伝説(2014年製作の映画)

3.9

同じくアイルランドを舞台した同監督作「麦の穂をゆらす風」よりも少し後、あの頃よりも少しだけ明るくなった未来なはずなのにまだまだ根強い問題がたくさんあって人々は自由を制限された苦境の中にいる。
きっと良
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

4.0

さすがの名作だけあって、壮大な風景もストーリーも原住民さながらの格好なのに猛々しくかっこいいメルギブソンも素晴らしい。
スコットランドの話ではありますがロケ地となったアイルランドの風景も見応えがありま
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.8

トム・ハーディがひたすら車の中で喋ってるだけの映画。
なんだけど喋ってる相手がオリヴィアコールマン、アンドリュースコット、トムホランド……という豪華さ。
順風満帆だったはずの主人公の人生がどんどん変わ
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キスキス,バンバン(2005年製作の映画)

3.7

軽いノリのタイトルと語り口で気楽に見られるかと思ったけど意外と話の流れがややこしくて事件はシリアス。
かわいい感じのダウニーJrでした。

ビリオネア・ボーイズ・クラブ(2018年製作の映画)

3.8

真面目で一生懸命なアンセルエルゴートとちょっと悪い顔したタロンエガートンという待ち望んだような組み合わせに加えて、ベイビードライバーコンビのやりとりも見られてたいへん満足。
実話ベースとのことだけど、
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.8

籠の中の乙女ってタイトルはおしゃれでかわいいんだけど中身を考えると物足りない。
このパッケージ?の次のカットであんなダンスが始まるなんて予想もつかない。
あの淡々としたというか退廃的というかどこかにあ
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.2

これがあのフィリップラショー???ヒャッハーで不憫主人公してた????ってくらい冴羽獠(フランス語なのでニッキーラーソン)がかっこいい。
原作愛を感じつつもフランス調の雰囲気で下ネタとアクションラブコ
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ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)

3.8

ブラッククランズマン見てたと思ったらゲットアウトになったくらいの衝撃。
原題のSorry to bother youも洒落てて好き。
ホワイトボイスって概念とかかなり面白いんだけどラストは少々突飛すぎ
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.5

やりたいことも言いたいことも十分わかるし最後の演説も素敵だったけど、自信に満ちあふれた主人公を容姿の伴わないナルシスト的なコメディとして笑う誇張表現が私には合わなかった。
共感性羞恥の強い人には向かな
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.1

今作見てから改めてヨルゴスランティモス過去作見るとかなり一般向けになってるんだなあと謎の感動を覚えてしまったり。
エマストーンのまとう衣装も雰囲気も強かさも華やかさも何もかもが絶妙な調和って感じで目が
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

4.0

シンプルかつ面白い設定がとにかく視聴意欲をそそった小規模SF。
曜日で呼ぶのコードネームみたいでかっこいいしそれぞれの演じ分けがすごい。
展開は予想以上のものではなかったけどそこにいたるお約束の過程は
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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.5

赤い帽子がトレードマークの海洋探検家ジャック=イヴ・クストーをモチーフにしたハートフルでおしゃれな冒険活劇。
ウェス・アンダーソンの他作に比べるとダイナミックなアクションの比重が高く、イタリアのカラフ
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なまいきチョルベンと水夫さん(1964年製作の映画)

3.6

邦題から勝手におじいさんと女の子のドタバタコメディかと思ってたらまさかの動物映画。
ポスターはもっと犬(水夫さん)を推すべきだし邦題はもっとあざらし(モーセ)も推すべき。

Z Inc. ゼット・インク(2017年製作の映画)

3.9

ウイルスを言い訳にしてムカつく上司に片っ端から制裁を加えていくので大変スカッとします。

サブマリン(2010年製作の映画)

3.4

ウェスアンダーソンやジャンピエールジュネっぽい雰囲気とか青少年の甘酸っぱい煩悶とかはすごくいじらしくてかわいい。
けど最初のいじめられてた子のことが気にかかって、やった方はやられた方のことなんてまるき
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.2

4DXでやるんだ!まだ見てないから見たいな!などと見る前は無邪気に思っていたけど絶対4DXで見たくない。
ミッドサマーが心地良い地獄ならこっちは終始顔が引きつる地獄というか素晴らしいんだけど人間関係の
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.0

いったい何考えて生きてたらこんな映画を思いついて撮ろうと思うんだろうな?と思いながらも最後まで見てしまった。
ラスト本当に気持ち悪いんだけどなんかもうラストに行き着く頃にはいろいろ超越しちゃっててそう
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

4.5

ウェスアンダーソンの学園コメディなんてどんなものが飛び出してくるのかと思ったけど、かわいさと愛しさと妄想のような世界でクール気取りなのに一生懸命さが暴走する楽しい映画だった。
おしゃれな世界というより
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変態小説家(2012年製作の映画)

3.9

殺人鬼妄想がこじれて包丁が手放せなくなった絵本作家のワンマン系コメディ。
的外れな邦題により今まで避けていたけどサイモンペグの1人語りが存分に聞けるし心温まるストーリーもあるしイギリスのコインランドリ
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.9

主人公を演じるジョシュオコナーの“彼に惹かれる瞬間”の顔が頭から離れない。ストーリーも良いのだけどとにかく言葉以上に語る2人の表情がすごく美しくて良い。

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.7

会話のテンポが常に2倍速くらいの勢いで進んでいくので時々ついていけてなかったけどかっこよく決まりきらないラストのやりとりはかわいくて好きです。

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.9

ここ最近ひたすらかわいいマーゴットロビーばっかり見てたから、こんな壮絶な彼女見せられたらどうしたらいいかわからなくなっちゃうくらい最後の慟哭が苦しい。
あらすじだけ見てコメディなのか?なんて思って申し
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.7

ミッドサマー用必修作品として鑑賞。
薄暗い雰囲気と場面転換はじめとする赤色が見ていて息苦しい。観ていられないような居心地の悪さと色合いはどことなくリメイク版サスペリアを思い出した。

希望のかなた(2017年製作の映画)

3.9

初のアキカウリスマキ映画、コメディなのかドラマなのかシュールな展開は独特だった。
本筋?には関係ないのにレストラン儲からないから流行に乗ってスシ屋初めてみるとこがインパクト強すぎてすごく好き。

アーティスト(2011年製作の映画)

3.9

サイレンスらしいし眠い時には見れないなーなんて私が鑑賞前に勝手に想像していたものとは違っていて、今サイレンスで作られること自体に意味のあるサイレンス映画だった。
音、というものをこれほど意味のあるもの
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スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

4.0

この全体に流れる昨今の作品との決定的な雰囲気の違い、独特の空気感、おとぎ話のような優しさと寂しさ、どれもが素晴らしくて今回観ることができてすごく良かった。
上映された作品が必ずしもDVDやBlu-ra
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.9

キットハリントン目当てみたいなとこがあったんですがジェイコブくんもナタリーポートマンもすごく良くて、役者の演技ありきみたいな感じがしなくもないけど雰囲気の良い作品だった。
キットハリントン演じる若き役
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.3

マーゴットロビーのハーレイクインを生み出したという点では素晴らしいスーサイドスクワットでもこれが観たかったんだよ!
と開始1秒から楽しい予感しかなかったんだけど、なんと最後の最後までかっこよくてかわい
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