特売小説さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

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これは酷い初見殺し、字幕をつけてもらわんとなにがなにやらさっぱりだ。

という体たらく、更には「御法度」をだいぶ昔に、「愛のコリーダ」を3年前に観ただけのあたいが分かったふうな口を利きますけれども。
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私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?(2022年製作の映画)

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その後に流入して覇権を握るべくに既存の一強組織を解散させようと画策する、とか「龍が如く」みてえな話だな。

などと想像するようなあてくしには言わずもがな前半部分は難しかったんですが。

後半、襲撃され
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キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

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遊び場所間違えた子供が大人にこっ酷く叱られる話、だった前作の続きが何故に。

財力にものを言わせ町内コスプレ大会で優勝しようとする子供の話、になるのか不思議でならない訳ですよ。

前半は、馴染みのキャ
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

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長年練った計画、言う割に不測の事態に対しては手を拱いてるだけも同然じゃん、とか。

警官の制服もえんじ色のパーカーも血で汚れてないって事はないんじゃない、とか。

気になる点はそりゃあるけども。

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Here(2023年製作の映画)

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土いじりこそが人の寂寞たるを癒やす、とでも云うのだろうか。

ていう。

その距離感でお手製のなにを差し入れるってそれ黒沢清でもやりたいの、ていう。

顧みられる事のあまりない人々、或いはまたそうした
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悪魔の沼(1976年製作の映画)

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澱んで腐るだけの澱に流れ着いたら後はもう狂って死ぬだけ、という事よね。

目的がないか或いは見失った人々の意味の分からない怒鳴り声を延々聞かされてるみたいに不快よね。

行き場もなく筋もへったくれもな
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マザー・クランプス(原題)(2017年製作の映画)

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家族愛を云う事に必死な、何処かで聞いたエピソードの継ぎ接ぎに過ぎず行き当たりばったりなドラマパートは言わすもがな赦しを請いたくなるほど退屈。

編集が雑な上、その登場人物が場面や展開の都合に合わせた言
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戦雲 いくさふむ(2024年製作の映画)

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反対の声を上げる為、じゃねえなこれまで通りの平和で穏やかな日常を続ける為に今じゃ立派なミリヲタだぜ、ていう。

笑うに笑えない笑い話が印象的でしたけれども。

子は親の背を見て育つって本当だね、とかね
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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錦糸町から船橋競馬場駅まで歩いた実績を持つ、即ち夜の散歩に於いては剛の者を自負するあてくしとしては。

たまさか夜を往く事になってしまった婆さんと、多くは孤立した負け犬であるところの夜の住人との交流を
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壇の浦夜枕合戦記(1977年製作の映画)

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暗い画面の中で見分けのつかない登場人物たちが。

手マンを始めとする愛撫を指して恋の手管と言い表わす耳馴れない台詞回しで以て。

都落ちした娘さんたちの不合意性交を迫られてさめざめと泣く姿やら、開発さ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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固有名詞が頭に入ってこず誰がどの立場でなにを喋っているのかさっぱり判らないまま眺める3時間。

煮物みたいな色味のダイナミックな映像と共にスケールのでかいっぽいハナシが展開されてるなー、という感想が精
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狎鴎亭(アックジョン)スターダム(2022年製作の映画)

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愛嬌のあってキャラクターとしての説得力を感じはするが、しかし口八丁のお調子者をマ・ドンソクに求めるか、ていう。

自尊心を踏みにじられた経験からきっと技術と才能に見合った報酬をただ求めてるのも本当なん
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

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お約束の一つであるところのマタンキ鷲掴み、その片付け方と同様に。

三つ巴の構図で盛り上げておきながらそれを雑に処理した感がなくもなく、と。

いやさ全体的には楽しいんですよ、ベタベタなコメディも、腕
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変な家(2024年製作の映画)

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炎上必至、エンタメ優先で装っただけという裏設定が考えられなくもないが不法侵入は無理筋過ぎる、既に売りに出しているならリフォーム済みの筈、とかの突っ込み以前の問題で。

入口と出口が繋がってねえっつーか
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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高尚な主題を物語に落とし込んだまではいいが受け手の感受性には疑問が残る、故にあれもこれも台詞で説明しちまおう大丈夫、泣ける筋書き用意したし問題意識に訴えれば細かな突っ込みとかはしてこないから奴ら、つい>>続きを読む

罪と悪(2024年製作の映画)

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庭いじりに勤しむ旧世代の、とは言えいつでもいけるけどね感を醸し出しつつで以て見送る雰囲気とか。

畑踏み荒らすなー、とか、橋の下涼しいよねー、とか。

詰まり逃走、追跡シーンの絵面的な躍動感と、その一
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カラーパープル(2023年製作の映画)

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感動の再会の筈が時が経ち過ぎ面影を見い出せずピンとこない。

誰、てなりましたよね。

強制労働と暴力支配を描きながら省略と偏向で和らげてあるように感じられてしまい個人的にはもやもやしましたよね、と。
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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岡田将生が牽引するブラックコメデイからの、初々しいキャストが牽引する爽やかで甘酸っぱい青春ものからの、説得力のないままに無理筋を展開する手段と目的を違えたビックリドッキリメカ発進からの、ていう。

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映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

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板倉俊之の「トリガー」を北野武に撮ってほしい、誰か繋げてくれないか。

てな妄想はさて措いて。

場面の流れを優先した登場人物の不自然な行動やら回収する為の伏線やら、要らない台詞やら、気になる点が散見
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スクリーム(2022年製作の映画)

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だったらお前が作ってみろや。

を、地で行くみたいな、ファンダムの愚かな側面を逆説的に批判するなどの現代性は当たり前のように備えつつ。

シリーズのお約束をしっかり踏襲しつつ新解釈を加えながら名シーン
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X エックス(2022年製作の映画)

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やる気まんまんブロンド嬢と、お薬と仲良しな物憂げ陰キャと、好奇心旺盛な末妹と。

抜けるキャラ揃いじゃんこれ森山塔にコミカライズしてもらおうぜ、と。

緑のざわめき Saga Saga(2023年製作の映画)

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ルッキズムだのジェンダーロールだの、その類の言葉の誤用を忌避して都度ググるくらいにアップデート未満のあたいにすら判るくらいに。

主人公が、そうしたものの考え方を無神経に突き付けられる行でそうした台詞
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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法則性が見出せなかったものですからしてなんでもありに見えてしまったんですよね。

で。

なんでもありが連続するとそれは即ちどうでもいいに変容する、果たして感想はただその一言に尽きる、という事ですけれ
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市子(2023年製作の映画)

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一時停止ボタンを押してうっかり残りのランタイム分かっちゃうの避けて小便我慢するくらいには没頭させられましたけれども。

真っ直ぐな気持ち、或いはまた力強い前向きな気持ちを持った人間が世界を変える、世界
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

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それにしても国内向けの予告編のコピー、「レオン」の衝撃から云々という文言ですけれどもこれだけナチュラルなディス、即ちおいこら一発屋という正鵠を射る指摘ですけれどもこれなかなかに、高度な愚弄よね、と。>>続きを読む

ヤジと民主主義 劇場拡大版(2023年製作の映画)

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これは面倒臭い泥仕合ですね、なんつって、見世物としてはとても興味深いですね、なんつって。

傍で半笑いを浮かべてなにも言わないあたいはそういう人種であり、その事実を然して反省もしなけりゃ恥じたりもしま
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ほかげ(2023年製作の映画)

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語り継がれるべき物語、を、読み解き易く観易い形に落とし込んだ映画、面白いかどうかは二の次という甘えや妥協がないところに感心を思いますわよね、と。

それを。

配信じゃあ面倒くさがって選択肢から落とし
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メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

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あ、はいオサレっすね、ていう。

登場人物の名前を覚えられず開始10分で物語から振り落とされたものですからして感想はなんもないんですけれども。

新鮮な劇伴となにを観させられているのだ感しかないカーテ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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月経前症候群の前にどっか変な人じゃん女性主人公、その彼女をずっと見ていられる、という感じですかね。

ちょっと独りで怒っててもらっていいですか、とか、病気を免罪符に言葉選び怠るとかないかんね、とか。
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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威嚇か挑発がまるで中学生同士のそれ、というノリを楽しめるかどうかだと思うんですけれども。

そうねあたいの場合は笑いどころにアンダーラインを引かれてるみたいに感じてうーんてなっちゃったかしらね、と。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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それでいいのか犬山犬子。

急ぎ一口啜る訳でもないのに乗車前に缶コーヒー開けちゃうのはなんでなんだぜ、と。

実家が太けりゃそりゃあ足るを知るも可能でしょうよ、だってそれは選択なんでしょ、と。

足る
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

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エッセンシャルワーカーの彼女の資産だけ凹んでるのはなんでなんだぜ、とか。

己の知識、或いは理解力に関わる部分で全額楽しめた訳ではないんだけれども。

面白かったすよね。

市民の力を見せつけろ、素直
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熱のあとに(2023年製作の映画)

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人が他者になにをか与え得る、或いはまた与えてもらえ得るなどおこがましいとは思わんかね。

と、思いながら観ていたものですからして壮大な茶番劇か笑いどころも極僅かなオフビートコメディでしたよね。

糞み
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

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本作をホラー映画として楽しめなかった理由は一つ。

過去の落とし前だの家族の在り方だの殺人ロボットの正体だのといった要素が巧く絡んでいない為か物語を体感的に飲み込めなかった点と、絵面的な快楽に乏しかっ
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無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語(2024年製作の映画)

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情けは人の為ならず、自己陶酔も過ぎるんじゃね、なんて事は欠片も思いませんでしたよ、眼の色を見ればもうホンモノのそれにしか感じられませんでしたしね。

ただ。

最年少の彼の本音はどっちなんだろう、とは
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

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多様性なるものの考え方を尊重し過ぎると共産主義の根幹を揺るがす気付きを与えるきっかけになり兼ねないので気を付けろ。

という事ですか分かりません、と。