特売小説さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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熱のあとに(2023年製作の映画)

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人が他者になにをか与え得る、或いはまた与えてもらえ得るなどおこがましいとは思わんかね。

と、思いながら観ていたものですからして壮大な茶番劇か笑いどころも極僅かなオフビートコメディでしたよね。

糞み
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

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本作をホラー映画として楽しめなかった理由は一つ。

過去の落とし前だの家族の在り方だの殺人ロボットの正体だのといった要素が巧く絡んでいない為か物語を体感的に飲み込めなかった点と、絵面的な快楽に乏しかっ
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無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語(2024年製作の映画)

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情けは人の為ならず、自己陶酔も過ぎるんじゃね、なんて事は欠片も思いませんでしたよ、眼の色を見ればもうホンモノのそれにしか感じられませんでしたしね。

ただ。

最年少の彼の本音はどっちなんだろう、とは
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

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多様性なるものの考え方を尊重し過ぎると共産主義の根幹を揺るがす気付きを与えるきっかけになり兼ねないので気を付けろ。

という事ですか分かりません、と。

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

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これは好いまぐろ物産ですね。

つーか稲田美紀にしか見えねえなブライス・ダラス・ハワード。

更にキャサリン・オハラ好きにはパコパコママ要素も、いやそりゃないかさすがに。

なんかもう如何にもな展開に
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マッチング(2024年製作の映画)

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たかだか加害性のない下半身スキャンダルで一発キャンセルしてたらいかした俳優が居なくなってまうぞ、という事ですよね。

順当、予定調和な展開はやはりミステリーとしては詰まらない、だから映画として9割がと
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バトル・オブ・ガーディアン 〜暗黒部隊vs謎の少女〜(2017年製作の映画)

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きいてる奴らがバカだから
ロックンロールに就職しよう

と、詩ったのはTHE真心ブラザーズですけれども。

本作が評価をされないなら全ての映像作家はもう努力なんぞ止めてしまって激辛焼きそばを食うだけの
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

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そうです私が主人公です、この物語を引っ張る役目を担って御座います。

と、アバンの尻でほぼほぼカメラ目線で打ちかまされた実質の第一声、それに対しいわゆるどん引きをしてしまったんですよ。

その後も何度
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

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シチュエーションを整える為に登場人物を死なせられる作り手の語るハナシを面白いかどうかで観る事は出来ねえなぁ俺には。

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

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このまま歩ってくとバナナの皮で滑って転ぶよ。

と、画面の中の人間が予知したとしてしかし彼女はそのまま歩き続ける、すわと思いきやバナナの皮で滑ったように見せ掛けてそのままバク宙、観客として感嘆すると同
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

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という内容で手前の名前を表題に冠する感覚ちゃあいったいどんなかと、思わず二の腕をさすってしまいましたけれども。

アフガニスタン側の彼の行程、辛く苦しいと想像に難くない道行きをじっくりしっかり丹念に描
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

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単純化されつつも展開のある物語でしっかり惹き付ける。

同時にまたんき鷲掴みや間抜けな署長の災難など、前作からのリファレンス要素もふんだん。

全体、受け手を楽しませようとする意匠が随所に見られ相変わ
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レディ・ボディガード(2018年製作の映画)

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計画の杜撰さと生殺与奪の基準の曖昧さと。

詰まりが状況設定と尺稼ぎの手法が適当過ぎる、という事ですけれども。

その適当さが奏功して妙味に至るラスト15分の爆笑展開と拷問や縊死に関するうるせえうんち
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マッハ!無限大(2013年製作の映画)

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激闘のように描かれてはいるけど実際は見苦しい悪足掻き、ラストバトルが蛇足に過ぎないか、とか。

編集が雑で場面の繋がりがよく分からん、つか人物相関図についてもまるで汲み取れない、札束で頬叩いて象を手放
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劇場版 君と世界が終わる日に FINAL(2024年製作の映画)

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既視感芬々の愁嘆場をこれでもかと釣瓶打ちしてよくぞ照れずに居られるもんだ、と。

前段となる物語未視聴の一見お断り仕様ならまだお呼びでない身分を反省して口を噤むけどもこれは、ねえ。

知らないけど知っ
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

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交わらない結末もまたしっかりビターな味付けに描くバランス感覚こそが珠に瑕っつーか。

巧い映画だと思うけれどもただそれだけ、それ以上でもそれ以下でもないっつーか。

優しいだけの詰まらない人間つーか、
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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性愛関連の描写で尽く身悶えさせられる劇薬映画でしたけれども。

同じ阿呆なら皮肉屋で居る事を選ぶかな俺は。

いや折りに触れ申し訳ない気持ちを抱くしその反省を活かすべき場ではそうするように意識するよ、
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レディ加賀(2023年製作の映画)

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森崎ウィンがその演技の方向性で以て本作を観る角度を、或いはまたリアリティラインの位置を教えてくれてはいる、詰まりが文句を言う方こそが馬鹿だと予防線が張られている訳ですけれども。

関係ねえ文句を言うぜ
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

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ドキュメンタリーなんて信じない
カメラはそこで回ってるんだぜ

と、詩ったのは斉藤和義ですけれども。

本作の為に撮られた映像が、語られた証言が、全部嘘だったらいいのになぁ、という事ですよね。

いや
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

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登場人物が皆一様にまるで物語の登場人物のような口を利きやがる、詰まりはそういう事ですよ。

叙情的演出も度が過ぎればシュールに至る、その上で詩的な決め台詞をここぞとばかりに投下されたならそりゃ滑稽にし
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女優は泣かない(2023年製作の映画)

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ほほう、地団駄踏み倒し自業自得女優と暖簾に腕押し視野狭窄ディレクターの呉越同舟ですか、プロ意識、その認識の違いで以てぶつかり合う訳ですか、なんつって。

小気味よい台詞の応酬でくすりとさせる場面、その
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#ミトヤマネ(2023年製作の映画)

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内的欲求か外的干渉かで以て乖離する虚像と実像、ですわね。

詰まり主題は普遍的、そして展開も御存知の物語、だから映像表現として見せていくぜ、て事ですよね。

あの界隈で跳梁跋扈する有象無象の殴り合い絡
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緑の夜(2023年製作の映画)

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朝と夜と2度も、市場の屋台で飯を食う場面を挟み入れるサービス精神を有しながらしかしあれはトッポギかしら、2度とも同じものを食ってるだけという事実、或いはそこに意味を持たせるなら彼女は冒険嫌いの保守的な>>続きを読む

ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

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誰とも置き換え可能な役を演じるバーバラ・クランプトンの特にこれという見せ場もない扱いはさて措いて。

母親の不在が父娘関係にもたらす影響がとても丁寧に、そして娘個人に対しては的確な映画的手法を用いた形
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VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

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終わってみたらば柳下毅一郎、高橋ヨシキ案件だった訳ですけれども。

「ウィネベーゴ・マン」とVシネマが同列で語られる事態を誇らしく思う、けどだとしたらそこは押井じゃなく三池なのでは、と。

そして大資
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

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32年前。

32年前という事は詰まり32年前という事だがえ、32年前という事はじゃあそれから今日までに何年経ってるんだっけ?

という年寄りの感慨はともかくとしてどいつもこいつも色気が凄えな、と。
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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いざ銃爪を引く段ともなればいつだって心拍数は爆上がり、初心忘れるべからずの標語も仕事の流儀に加えとけこのポンコツが、という事ですよね。

その殺しはどうしても必要ですか、慎重と臆病は斯くも紙一重ですね
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

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然してファンでもなく「キル・ビル」前後編と「デス・プルーフ」を演者目当てで観る程度の人間からすると。

特典ディスク収録のメイキングみたいに表に出せる逸話と絶賛コメントのただの羅列だわね、という印象。
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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テイストではなく異文化の象徴として、例えるならコーンヘッド星人に再解釈してもらった「恋人たちの予感」みたいな。

行く先を占えもしない誰かと交換可能な己の人生、とは関係なしに表情筋が死滅した果ての無表
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サヴェージ・ウーマン 美しき制裁(2019年製作の映画)

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むしろ電動こけしと呼ばねば失礼なくらい立派な形とサイズをしたそれの、電池交換シークエンスを考え付いた人間もうそれだけで一生飯が食えて欲しい、いずれ脚本なのか監督なのか、今後自作に必ず同様の場面をぶっ込>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

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ヴィランのスーツはめっちゃかっけえしバディの関係性も興味深いすけどね。

じゃあもう全編アニメにすりゃいいじゃん、いやさアニメの方が映えるだろスパイダー某を超える表現で海洋世界を描く算段を立てたならよ
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マーターズ(2007年製作の映画)

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非道徳的わくわく暴力全開描写を不謹慎にも面白がったその態度、これの整合性を為すべくの言い訳、即ち後半の取って付けたような展開ですけれども、これは取って付けたようであればあるほど親指もぐっとおっ立つ訳で>>続きを読む

春の画 SHUNGA(2023年製作の映画)

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推しについて語る、時に押し付けがましくまたは広めたいという目論見のもとに、というヲタの生態を眺める目的で観た場合は退屈でしたかね。

なんか皆上っ面の言葉でエキセントリックにならんよう気にしながら喋っ
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

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排泄を我慢する幼女、というシークエンスに関しましては劇場まで足を運び金を払った人間にいつもと違うものを見せてやろうという作り手の気概を感じ、その姿勢に素直に感心を思いましたけれども。

既存ファンに向
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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残酷シーンについては絵面としてきっと楽しいだろうから実写で観たい、しかし物語としてはそれで果たして耐えられるだろうかというくらい、胸糞な内容で御座いましたね、と。

或いはまた彼を、その精神性を、まん
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

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結論から言えば「エクスペンダブルズ」「エクスペンダブルズ2」、そして「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」と同列に並ぶ大傑作だった訳ですけれども。

どうせ俺たちゃ死ぬまでまマッチョ、て事ですよ
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