賽の河原さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

賽の河原

賽の河原

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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.7

全然グッドフェローズじゃねーじゃねーかwというのはとても示唆的で素晴らしい。

ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.2

この当時の日本って勢いがあったんやろなあ。という感じ。
レプリカントと人間とあの少し退廃的な世界観が斬新で魅力的だったというのは分かるけども。テーマとしてもっと彫りこめる余地があるような気がする。
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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

1.5

あんまり面白くはない。理由は2点。
時制が3つに分かれている。興味を惹くようなつくりなら問題ないが、この映画におけるこの3つの時制へ興味を持続させる餌は「ホームズ爺さんが忘れてしまった最後の事件の真相
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

2.4

フェイクドキュメンタリーとその宣伝方法の勝利という出オチ的作品。シン・ゴジラを観た今観てしまうと想像力のレベルの低さを感じざるを得ない。
まず舞台はニューヨーク。9.11以後の作品ということを考えれば
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.9

シガーが追っかけてくるのはもはやホラーとして成立してる。しかも生き残っちゃってるし...w 何と言っても使う武器だよね。あれは新しいし、もう絶対的に他に代替不可能なキャラ立ちをさせてる。
コーエン兄弟
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.0

キューブリックの屋内ショットが大好物の私にとってはカメラワークが凄く楽しい映画。
三輪車キコキコとかもそうだし、すべての屋内シーンがそうなんだけど画面が不穏なんだよね。勿論音楽の使い方も秀逸。ビビらせ
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.5

でんでんを観る映画である。
グーっと煮詰められた悪意と下衆さの享楽。キリスト教がどうとかはいらないとは思うし、熱帯魚屋の必然性もまあ感じないし、地球は岩だとか、痛いんだよとかペダンティズムとしか僕は思
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.8

手塩にかけて育てたボクサーにもタイトルマッチが近くなると逃げられてしまう不器用な年寄りフランキー。スクラップを文字通りスクラップしてしまった過去ゆえの慎重さは周囲には理解されず仕事の上で満たされない。>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.1

途中にズブズブっとはまっていく感じは「やめとけよーおいおい〜」「ああ、、、返せなくなっちゃうよそんなことしたら、、、」感があっていい。小林聡美と大島優子のつくる三角形の美しさ。池松くんのリアルなダメ>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

マッドマックスは最初の作品しか見ていなかったけれど今作は残念ながら乗れなかったです。すみません。劇場でIMAXとか3Dで観たら違う感想だったのかなぁ。予習もほぼしていなかったし。
ビジュアルの凄さはや
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.8

映画に乗せられるものを全部乗っけた4時間。私は決して長く感じなかった。狂気的なカットのアタマおかしさ、視点の入れ替わりやテンポの良いモノローグや音楽でどんどん進めた。特にゆらゆら帝国の音楽、凄くいい。>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.6

キューブリックの映画は大好物。この映画でもそうだけどキューブリックの室内の画のバキッとした特徴的な感じ、凄く尖った映像に見えるし、映画見てるわって感じがして凄く好き。ドーナツ食ってるデブの周りで腕立て>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.7

映画とは何かということを考えたときに、「劇場で他の観客とその映画だけを観に集まって観る」という特異なメディア性がある。
この映画は映画というメディア自身のその特異性を浮き彫りにする。冒頭の婚礼シーンか
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.5

刑務所という「世界」からどう脱獄していくかというお話。これは囚人に限らず自由という監獄に生きる我々へのメタファーともいえる。
主人公とレッドのラストシーンは感動的ですわな。レッドは3回仮釈放の面談のシ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

5.0

話だけ見たらそんな起伏のない話なのにこんなにカッコよく味のあるつくりの映画に出来る主演と監督をしているこのジイさん、ただ者じゃねえ。
素人なので映画史上におけるイーストウッドの位置付けはハッキリ言って
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.4

良作。考証等のリアリティも凄いらしいですね。あとは演出もすごく重層的だと思います。原作は未読。
ただ、端的な感想としては「すげえ涙腺への攻撃力高いんだけど、俺バカだから一回じゃよく分かんねえや」って感
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

5.0

恋愛映画というカテゴリに入りながら、これは男の映画に仕上がっている。
特にスミスが好きな童貞に向いてる。
ジョセフゴードンレヴィットは凄くいい。
経験を積んでいる男には「そういうもんだよなあ」という話
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ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

2.3

前半は笑いどころもあっていいが、後半のハワイシークエンスは間延びしてしんどかった。
ゆるいと言えば聞こえがいいがもう少し真剣に演出した方がよかろう。
特に違和感なのは時代感。セリフ回しやら家庭内の描写
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.4

短いというのは素晴らしい美点。
鑑賞前の不安としては一点。「飛行機が落ちてその後の話だよね?尺もつの?」ってこと。
つまり普通に下手な人間が作ると、映画序盤にドーンと着水して公聴会ダラダラになるのが容
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

1.1

長い。しんどすぎる。
「三島さんはデスノートオタクですからね」「Lの後継者と言われている竜崎」みたいなクソくだらない説明台詞を吐かせて物語を展開させた気になるのはやめろよ。
デスノートが6冊ある意味も
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