tomharakさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.8

登場人物同士が過剰に反発したり寄り添ったりすることなく全編丁寧に律された緊張感と距離感で描かれる、ちょっと新しい味わいの格差社会映画でありシスターフッド映画。

みたことないけどたぶんほんとにこんなか
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最低大統領: 原油流出/ブツ(2020年製作の映画)

3.0

短編集のなかでいちばん記憶に残らんかった

レビュー残すのもこれだけ抜けてた

まあ、よくある毒コント

キャプチャー: バッタ(2017年製作の映画)

3.9

ド悪趣味

ちょい前にしても他の短編に比べCGのクオリティは見劣る

グダニスク(2017年製作の映画)

3.8

ふつうにやられるんかい

背中にアクセ感覚で死体ぶら下げてるでかい化け物戦士のデザインは好き

リマール

融合体(2017年製作の映画)

4.0

ダコッちゃんVS鬼滅の山に出てきたやつ

遊星からの物体X、こんなノリでリメイクしてほしい

神の戯れ: 現代/原始(2017年製作の映画)

3.2

神がマジに居るとしたらマジにこのくらいテキトーにいろいろ決めてる気がする

主演、第9地区&エリジウムのシャールト・コプリーだとあとから気づく

密林の悪魔(2017年製作の映画)

4.6

密林に得体の知れない敵が居るという『プレデター』的なSFスプラッタモンスターアクションの皮を被りつつ、ベトナム戦争史実の裏にこんなことがあったかもという超常フェイクドキュメンタリー風味や、おそらくは別>>続きを読む

ラッカ(2017年製作の映画)

4.4

短編ならではの集中力というか、独創的且つ悪意たっぷりのSFビジュアル構築度、つくりこみの異常性がヤバい

さらにシガニーウィーバーが居ることによる説得力の上乗せ

ピンクリボン(2004年製作の映画)

4.0

劇中5~6回の絡み、3人の女優が脱ぐ、というレギュレーションさえ抑えておけばあとは何やっても自由、な世界

でも

黒沢清は1本しか撮れんかった


ピンク映画鑑賞の副読本的ドキュメンタリーとしてとて
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あぶない情事 獣のしたたり(1998年製作の映画)

4.1

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『アウトサイダーのまなざし Vol.2』にて

ほぼ神話的なイメージ、寓話感も含みつつ語られるクライムサスペンス?というかノワール。

寒々しく荒涼とした海辺の風景、90年
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馬賊芸者(1954年製作の映画)

3.8

クラシカルアイドル文化映画

京マチ子の推し活

夕立にはじまり夕立に終わる

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.6

のんが演じるさかなクン?ということでチラシで知った段階ですと単に出オチ的なイロモノ映画と思ってナメてましたが、終始丁寧につくられた素晴らしい映画でした。めちゃくちゃ良かった。
確かにのん以外に演れるの
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かも(1965年製作の映画)

4.1

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『梅宮辰夫の二文字』にて

これまでの3作以上に女性陣を襲う状況がエクストラハード過ぎるがそれに伴ってさらにマシマシな緑魔子の魅力、終始ノリノリである。
ラスト黒柳徹子みた
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ダニ(1965年製作の映画)

4.0

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『梅宮辰夫の二文字』にて

前2作と違い終盤辰兄を襲う因果応報の哀れさ
冒頭の花売り少女が効いている

緑魔子が居ないのは物足りないが引き続き大原麗子は純粋にカワイイ

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いろ(1965年製作の映画)

4.3

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『梅宮辰夫の二文字』にて

冒頭から猥雑な昭和の酒場の雰囲気に引き込まれる

『ひも』に引き続き、辰兄のエクストリームなクズっぷりを糧に劇中どんどんメタモルフォーゼしていく
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よこがお(2019年製作の映画)

4.7

じりじり締め付けられるしんどさが続くが凄まじい映画、やはりサスペンスと言うより前作『淵に立つ』以上にドホラー

犬といい押入れといい、現実と非現実が超地続きに描写されるのが特に

お話の中で描かれる年
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ひも(1965年製作の映画)

4.5

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『梅宮辰夫の二文字』にて

100パーセント自分のことしか考えてない見下げ果てた人間しか出てこないスケコマシノワール

キャスト全員魅力がすごいが緑魔子の前半後半でのメタモ
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激怒(2022年製作の映画)

3.8

著作はそこそこ読んでるくらいに監督のファンでかなり期待して臨みました

ムカつく奴らのムカつく描き方はとても上手く前半は後半どうなるんだろとかなりアガって観てましたが…いよいよ最後の激怒皆殺しシーンに
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.9

裏に色々隠されてるであろう隠喩や演出意図の読み解きはあとにしても、とても面白かった。みたことない画がいっぱいみれました

前半UFO怪談、後半ウルトラ怪獣大暴れでもうそのスジの方には堪らない映画かと。
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サスペリア 4Kレストア版(1977年製作の映画)

4.8

池袋新文芸坐にて
『サスペリア 4Kレストア版』
ライティングショック!恐怖の照明付き上映

リニューアル後の新文芸坐で最近試みているLED照明演出つきの上映。
これまではライヴドキュメントの『アメリ
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

4.6

日本の漫画原作映画としてはひさびさに誠実にツボを押さえ面白くつくってあると感じました、めちゃくちゃ良かった…!

先ずは何よりもこの映画の大きな柱となっているのがいるのが『副議長』役の北村優衣さんの存
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

1.7

稲田豊史著『映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ--コンテンツ消費の現在形』を、空恐ろしさを感じつつも興味深く読了後、著者の『同意はしないが納得、理解はしたい』というスタンスに共感し、せめ>>続きを読む

コンジアム(2018年製作の映画)

2.9

『呪詛』でホラー欲が高まってしまいましたので観てなかった韓国産のを

陽キャたちのパリピっぷりにムカムカムカムカさせられる絶妙な長さの序盤が効いて最後良い感じにみんな地獄に落ちてくれるし、生配信の体で
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ビタースイート Bitter Sweet(2004年製作の映画)

3.8

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『アウトサイダーのまなざし』にて

おっさんたちの色気がすごい

林由美香の痩せこけ青ざめた美しさ

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.4

無言で一晩中エナドリ呑んでピンボール打ってぬいぐるみ潰しまくるニコラスケイジ

主人公のバックボーンがなんも説明されないのが良いし、説明されてたとしてもなるほどね!って全然ならなそうなのが良い

呪詛(2022年製作の映画)

4.6

台湾史上最恐と話題の映画
夜中に暗い部屋、iPadでネトフリ、空間オーディオイヤホンにて鑑賞

ホラー映画としてひさびさ弩級のヤバいやつでした、得意な方以外にはおすすめ出来ない
アリアスターばりに観客
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さがす(2022年製作の映画)

4.6

骨太な傑作と思います、

語り口や画づくり、役者の風貌、通して心を揺さぶられ何とも言えん気分にさせられ続けるとこ含めすっごい韓国ノワールっぽい味わい、と思って観てましたら監督、ポン・ジュノ作品の助監督
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

4.0

かなり正統派な展開のジュブナイルホラー。

いかにもギレモデルトロ印な、きちんと怖く特徴的にデザイン/造形された化け物がそこそこ種類出てくるのでそちらのファンとしてはとても楽しく鑑賞出来ました。
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かえるのうた/援助交際物語 したがるオンナたち(2005年製作の映画)

4.4

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『アウトサイダーのまなざし』にて

ラスト普通に涙でた

ピンク映画のフォーマットなので約1時間のランニングタイムではありますが鳥肌が立つような素晴らしい映画的瞬間が何度も
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

二番館にてようやく鑑賞

壮大なホラ話をきかされ続けついていけんくなる感はいつも以上だけど、ものっすごいお洒落に作り込まれた画面とキレキレの語り口で非常に心地よく観続けられるのはやはりこの監督特有
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.6

結構想定以上のとこに転がってく映画でした。
薬局でパリス・ヒルトン歌って馬鹿ップル全開のくだり(なんか『500日のサマー』を想起した)で、このまま止まってた彼女の時間が動き出し前向きに進んで落ち着くの
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犬王(2021年製作の映画)

3.8

キャラクターデザインやアニメーションのクオリティ、湯浅監督らしい『コレどうやって思いつくんだ?』という発想の演出もてんこもりで素晴らしい映像作品ではあるのですが・・・

そもそも自分のようなミュージカ
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