tomharakさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

4.1

なんか特撮のすごいの観返したいよ、と思って三部作続けて何年かぶりに再見

惜しげも無く壊されるミニチュア、火薬量
やはり画面から醸される豊かさがすごい

折れた東京タワーに夕陽とギャオスの絵面だけでも
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.2

原作未読だしガンダム全体についてもZZくらいまでを幼少期にお話深く理解せず横目でみていたくらいの思い入れそんなに無い派ですが、こちらの映画は先ず重厚なポリティカルフィクションとして十分に楽しめました。>>続きを読む

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

4.3

閃光のハサウェイ前に復習

こんなに人がたくさん死ぬアニメであったことを再確認

コロニーの3DCGモデルは当時の技術としては結構自然な見た目に仕上がってると思う

性盗ねずみ小僧(1972年製作の映画)

3.6

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『絢爛ロマンポルノ時代劇 艶情夜話』にて

脚本は長谷川和彦。

過去現在の時制かわりばんこの構成、途中サイレント調になったりニュース速報が入ってきたり。ラストはストップモ
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色暦女浮世絵師(1971年製作の映画)

4.0

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『絢爛ロマンポルノ時代劇 艶情夜話』にて

ニュープリントで鑑賞

リアリティ大事

小川節子が美しい
大きくも情念の籠った目が良い

劇伴のバッハさんも良い仕事をしていま
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.1

ドルビーアトモスで鑑賞

冒頭の派手なカースタント、ブルータルな戦闘シーンで先ずはガン上がりましたが
コウモリおじさんのはばたきあたりから(やっぱこういう仕上がりになっちゃうかぁ…)と少し心が置いてけ
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ロリ・マドンナ戦争(1973年製作の映画)

4.2

ヒルビリーのおとなり同士、ロリマドンナ(ってネーミングなに?)という架空の女を発端にした小競り合いからタイトル通りのガチ殺し合いに発展していく、いなかの地獄映画

鏡にタトゥーうつしてニヤニヤしてるは
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

面白かったけどやっぱ家で観てもアレですね…

やっぱオレがやらんとダメですか…の状況にニヤニヤしたいベテランエクスプロイテーション映画

特定の国として描けない敵のbot感凄い

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.3

アイスランド版 くだんのはは

雄大な風景描写と静謐かつ不穏なムードでかなり好み、気持ち的にかなり盛り上がって観てました

弟が着いて最初の食卓囲むとこの無言感、不条理コメディみがあってすごい良かった
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子連れ狼 冥府魔道(1973年製作の映画)

4.4

『ちがうっ』
大五郎マジSAMURAI

構図の取り方が独特な画づくり、妙な効果音などなどふくめ三隅研次の様式美が冴え渡っている

拝一刀がメイン水属性だったのを再確認した
秀次を殺るとこではちょっと
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still dark(2019年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ良い
なんと魅力的に普通の人間模様を描くのか

観ててここまで心から主人公を応援した映画も久々

メインの登場人物3人の距離感、会話の空気感が心地よい、基本的にヤな人間がひとりもでてこない
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

スポーツ全般興味無いしスラムダンクも原作読んだことない奥さんと観たが『面白かった、手に汗握った、ホントにNBAの試合観てるようだった、観たことないけど!』つうとりました

原作そこそこ読んでて結果知っ
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エスパイ(1974年製作の映画)

3.7

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『初春★空想科学映画祭 』にて鑑賞

藤岡弘のテレポートヒップアタックだけでみる価値はとりあえずあった

愛だった

が、由美かおるをとにかくエロ可愛く撮りたい鉄壁の意思を
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.3

ガッツリ仕事した金曜夜中のIMAX3列目でこの情報量と熱量をくらって先ずは心地よい脳の痺れ

単純にめちゃくちゃ期待してた程には初見ぶっ刺さらなかったけど何度かみなおしてから改めて考えたい

犬ハンマ
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子連れ狼 親の心子の心(1972年製作の映画)

4.3

監督は変わったが変わらずギョッとするシーンはてんこ盛りで楽しい

顔を変えられるスキル持ってるばかりに身代わりに死なされる奴マジSAMURAI

仏像に化けた上、かなり悲惨に死んでく奴らのクリエイティ
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吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

4.0

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『初春★空想科学映画祭 』にて鑑賞

額の縦割れが妙にエロティック且つ目張りの入った高英男が普通の速度で迫ってくる様は、まあ幼い頃にみてたらそこそこトラウマかと思う

オー
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海底大戦争(1966年製作の映画)

3.0

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『初春★空想科学映画祭 』にて鑑賞

のんびりした映画だったかな…

千葉ちゃんの千葉ちゃん的な見せ場はあまり無し
改造途中のあごまわりのうろこみたいなのも後半『もうほぼ治
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座頭市(1989年製作の映画)

4.2

年代的にリアルタイムで観てはいないのですが、当時満を持しての映画版座頭市新作、集大成的な感じのものをつくろうとしたんだろうな、というのは伝わりました。

身体部位吹っ飛び血がブシュー!などそこそこのゴ
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マタンゴ(1963年製作の映画)

3.9

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『初春★空想科学映画祭 』にて鑑賞

極限状態だけと多少ダラついた人間模様が素晴らしい

雨降って伸びるきのこの特撮感などビジュアル的にも見どころたくさん

きのこ人間たち
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四月の魚(1986年製作の映画)

3.6

ユキヒロさんのアイドル映画
台詞ないときのぎこちない立ち振る舞いまでとてもカワイイ

登場人物同士の掛け合いは観てて気恥しさに途中何度も振り落とされそうにはなるが、お料理まわりの描写は『バベットの晩餐
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透明人間と蠅男(1957年製作の映画)

3.1

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『初春★空想科学映画祭 』にて鑑賞

はえおとこ、ちっさくなるのはいいが飛べる理屈がよくわからない、羽音がするのもよくわからない、でも味わい深いので良しとする。こういうのは
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獣人雪男(1955年製作の映画)

3.6

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『初春★空想科学映画祭 』にて鑑賞

オカルト方面の人には堪らない本多猪四郎監督のUMA映画。
文化的に隔絶したような山の民も出てくるし、犠牲者の書き残したメモから入ってく
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透明人間(1954年製作の映画)

3.4

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『初春★空想科学映画祭 』にて鑑賞

無人スクーターチェイスシーンの味わいが凄い
吊り革の動きの違和感とか細かいとこで見せるアイデアも良いですね

ラストのラストまでホント
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.2

TOHOシネマズ新宿にてIMAXレーザー3D、HFRにて鑑賞

フレームレートがヌルヌルになることで逆に映画っぽさが失われチープにみえるんじゃ?と疑ってましたがまあ、結構革新的な映像体験として楽しむこ
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トロール(2022年製作の映画)

3.8

なんとなく大晦日の夜、実家に持ってきたiPadにて期待せず観始めて最後まで楽しんでしまった

結構正しくゴジラ的な感覚でつくられた大怪獣(大妖精)映画。
そして大怪獣がさらに人型ですと、やはりサンダガ
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.7

近年クボとかジャンクヘッドとかマッドゴッドとか物凄いストップモーションアニメいろいろ観てきて感覚麻痺してるけど改めてピノッキオ物凄い出来だよ、何この演技力
ゼペットじいさんは他の人間キャラに比べ特に表
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.1

ディストピアと表現するのも憚られる、はらわたと汚物の中を延々引き回されてるような、極めて純粋な悪夢イメージ

画づくりに携わる向きにとって観ておかなければならない作品だとは思うけど、ここまでひとりの人
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馬と女と犬(1990年製作の映画)

4.1

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『アウトサイダーのまなざし Vol.2』にて

獣P・死P・4P・生き埋め と終始ぐっちゃんぐっちゃんのめっちゃくちゃなんですけど、画も台詞も極めて美しくなんか文芸味すらあ
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.5

ダメ騎士未満、オープンフィールドに出て早々に高速移動手段と切り札系アイテムをカツアゲされてエクストラハードな地獄めぐりを経ての成長譚
教養としてもとのお話ちゃんと知ってた方が楽しいだろうな……

ダー
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.6

IMAXレーザーにて鑑賞

ちょこちょこ噂をきいてたとおり、たしかにいかにも新海誠的な演出の臭みはこれまでの作品より意図的に抑えてるな(女性受けを凄く気にしてる感がある)と思ったし全体的にとても良かっ
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RRR(2022年製作の映画)

4.7

キメたあと、アクション映画のみならずエンタメ全般に求めるクオリティの基準が何段階か上がると思う物凄い映画

冒頭からおわりまでずっとみたことない画面のつるべうち
観客の『絶対無理』を『こいつらなら可能
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私はゴースト(2012年製作の映画)

3.1

止まった時間のなかをループする心(記憶、魂)の描き方は正当に心霊映画。
霊側の視点から恐怖を描くという、ちゃんとつくればとても面白くなりそうなアイデアですが……ちょい退屈は退屈

最後のアレは江頭にし
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.8

登場人物同士が過剰に反発したり寄り添ったりすることなく全編丁寧に律された緊張感と距離感で描かれる、ちょっと新しい味わいの格差社会映画でありシスターフッド映画。

みたことないけどたぶんほんとにこんなか
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最低大統領: 原油流出/ブツ(2020年製作の映画)

3.0

短編集のなかでいちばん記憶に残らんかった

レビュー残すのもこれだけ抜けてた

まあ、よくある毒コント

キャプチャー: バッタ(2017年製作の映画)

3.9

ド悪趣味

ちょい前にしても他の短編に比べCGのクオリティは見劣る