tomharakさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マイマイ新子と千年の魔法(2009年製作の映画)

4.7

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショーにて、
この映画の初公開時、上映継続に尽力されたライターの廣田恵介さん追悼上映ということで。

上映後片渕須直監督の舞台挨拶も。
震災後、いわき市のショッピングセンターにて
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.3

IMAXレーザーで鑑賞

『モータースポーツ版トップガンマーベリック』とか、まだあやかり続けるのか……という安直な宣伝文句は如何なものか、と思ってましたが
そう言うのもわからんでもない王道スポ根(実話
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.5

近くの小学校体育館での上映会にて鑑賞。
吹き替え。

あとから声優陣確認していろいろ驚く。
日本でボノ級のシンガーというと稲葉なのか……!
オオカミ娘だけはしょっぱなはっきりわかった、アイナジエンドの
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劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100(2023年製作の映画)

4.6

下高井戸シネマにて鑑賞

有名どころをちょこちょこつまみ観してた程度の付き合い方でしたが、今作を観てガチファンになりました、面白かった!

シリーズにおけるフォーマット、『ほん呪とは!』への自己言及性
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.9

息苦しい画面比、折々で生理的嫌悪に訴える画と、コメディか?とマジに思うようなカットも挟まり終始非常に居心地悪い極限泥酔スリラー

映画の半分以上はモノクロ+ランプの灯で浮かび上がる木彫りのようなウィレ
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巨人と玩具(1958年製作の映画)

4.2

面白かった

同じく増村保造監督『最高殊勲夫人』あたりと同じハイテンションなノリ、テンポ感の高度経済成長社会風刺ドラマ

こっちの方がまんま現代に置換可能な問題提起ではある

棒読み上等、詰め込み過多
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.8

映像としての驚き、表現の到達度のみで言うとアクロスザスパイダーバース級にヤバかったです、
くわえて、みてはいけないものをみされられてるよな悪夢的禍々しさが半端ない、画風怖すぎるよ!

動いてる人形に着
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(2021年製作の映画)

4.4

『オオカミの家』併映の短編、
ファウンドフッテージという体のモノクロストップモーションアニメ

出てくるひとたちの絶妙な造形もあり
たまに折り混ぜられる『ストップモーションじゃない』カットが異常に怖く
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.1

ラッセル・クロウがマ・ドンソクばりに腕力で悪魔を捩じ伏せてくような映画を想像してましたがそこまでアレではありませんでした、というかやってることはかなり昔ながらのイメージ忠実にちゃんとしつつ演出は派手派>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.6

ケンみてて最初爆笑だったのが徐々に笑えなくなり自分も省みて(映画やロック解説したがりのくだりね。キツいよ!)背筋に冷たいものも感じるようになってくるというしんどくて最高な映画体験でした

ウィル・フェ
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ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE2(2003年製作の映画)

4.1

劇場版1に引き続き鑑賞

白石監督『ノロイ』の習作ぽいムードはありますがなかなか引き込まれました、面白かったす

関係無さげな別々の投稿映像が、多少の強引さもありつつ有名な村怪談に繋がってく構成

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ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE(2003年製作の映画)

3.9

お盆イナカに帰る電車ン中で何となくみはじめてそこそこ楽しめてしまった

白い着物、長い黒髪、でテレビん中に居るやつが最大級に怖かった時代

若き白石監督

いま劇場で100やってんのね

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

4.1

SAVE THE DOGの法則

1作目のよなタイトルそのままな張り詰めた緊張感は無かったにせよ、アイデアに溢れ味わいの違う面白さの2作目でした

座頭市➕子連れ狼的な

ダークヒーロー化してまだ行け
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

折角なので情報ゼロにて鑑賞



晩年の大林宣彦作品観てるときとおんなじような感覚を味わった

画的にはこれまでのジブリ作品のイメージの集積ぽいんだけど、味わいは全く違う感じ

全編死の匂いが濃厚で
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

いや無理あるだろどう足掻いてもバレるだろ…から別のサスペンスに転換する中盤のツイスト
特殊設定の主人公に特殊設定の家庭環境が重なる強引さにちょいノれなかったすね…
やることなすこと全員雑すぎるんだよな
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サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

3.4

『X』『Pearl』をみたものでタイ・ウェスト監督の過去作ということでアマプラにて鑑賞

人民寺院の集団自決事件を元にした宗教施設潜入POVスリラー。
そこそこハラハラしながらさっくり観れるけど特段び
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.7

ミアゴスがマジに最高

完全に悪魔のいけにえ(つうか悪魔の沼)なザラついた70年代スラッシャー風だった前作『X』のプリクエルとなる今作『Pearl』は打って変わってテクニカラー!な画面の色合いも豪華な
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X エックス(2022年製作の映画)

4.5

『Pearl』の前に鑑賞

テキサスい70年代なクソったれホラーで最後まで全力で突っ走り切ってる感があり最高

わかりやすく悪魔のいけにえで悪魔の沼だけど好きなんだからしょうがない、という監督の鉄壁の
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.9

とんでもない

前作の(おそらくアニメーション史、美術史レベルにおける)革新と到達は十分わかっててもそれを軽く超えてくる画的表現の幅と狂気の情報量アニメーション

何も言葉がおっつかない

お願いだか
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.2

公開当初、みる前は
めちゃくちゃカッコイイ男と女の破滅的逃避行的なお話かと思ってました
シネマライズの思い出

食卓のシーンの撮り方ヤバいよね


時折Dリンチ味が表出する

大江戸性盗伝 女斬り(1973年製作の映画)

3.7

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『絢爛ロマンポルノ時代劇 艶情夜話』にて

いろいろ妙な映画だったがラストのぶったぎり
『…わたしたちには幸せがついてるから大丈夫』終!
で仰け反った

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.7

3作目のむずかしさ
面白くは観れたけどモヤモヤの方が残りました
展開もいろいろ無理あるし問題もいろいろ解決してないんだよな…

全盛期を過ぎ成功したあとの退屈が前提のお話で、盛り上がる戦いのできる敵設
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.6

リブート前の作品は未見の状態、ガン監督作ということで鑑賞。

「ランボー最後の戦場」級に残酷かつ流麗に人がバラされていくジャングルのゲリラ襲撃シーン、お花や小鳥の脳内ビジュアルを2Dアニメも混じえたク
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戦国ロック 疾風の女たち(1972年製作の映画)

2.7

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『絢爛ロマンポルノ時代劇 艶情夜話』にて

シナリオ、大和屋竺だったんですね
反体制のマインドはビンビンに感じるのですがお話としては面白みに欠け、あまり集中してみれませんで
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.7

笑い泣きのつるべ打ちで感情揺さぶられまくり、ずっと観てたい、ファッキン最高でした…!
感想まとまらないので特に印象深かったとこ箇条書き

肉衛星のトロマ感

ロケットの過去描写があまりにも辛すぎる、上
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悪霊島(1981年製作の映画)

4.1

岩下志麻の凄み9割と石橋蓮司の女装1割で映画の印象をほぼさらっていく

※石橋蓮司の女装は『竜馬暗殺』も思い出したよ

※ゲットバックにはじまりレットイットビーでおわる

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.2

TOHO新宿MX4Dにて鑑賞

ゲームプレイの肌感を映画で追体験させる、という狙いどころですごく4D向けのアトラクション映画かと思いました、コングとの決闘やカートシーンなど否応なしに超アガる。
人生2
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性談・牡丹燈籠(1972年製作の映画)

4.5

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『絢爛ロマンポルノ時代劇 艶情夜話』にて

有名すぎるほど有名な話ですが存分に怖く哀しく、ロマンポルノの枠組みを超えて幽霊映画として珠玉の出来でした…素晴らしい

まさにこ
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情炎お七恋唄(1972年製作の映画)

4.4

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『絢爛ロマンポルノ時代劇 艶情夜話』にて

ニュープリントで鑑賞

終盤に多少の冗長さは感じましたが
全編小川節子の青ざめた美しさに目を奪われる
雪と炎が凄まじい対比を見せ
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夢と狂気の王国(2013年製作の映画)

4.1

今年公開予定の新作前に鑑賞。ここから10年だなあ

冒頭から先ず改めてスタジオの建築の美しさに心奪われる
時間の流れ方の画的な表現が上手い

「オタクは何も学ばないからね。僕?僕はオタクじゃ無いですよ
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.9

元のでドアンザクが徒手空拳だったって設定が結構拡げられすぎてた感はありましたがそこは結構どうでもよかったんですね

崖上にガンダム登場シーンが折角だからの灯台の灯づかいも相俟ってケレン味ありとても良か
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(秘)女郎市場(1972年製作の映画)

4.3

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『絢爛ロマンポルノ時代劇 艶情夜話』にて

現代のコンプラに照らし合わせると当然そりゃもうとんでもないお話ではありますが片桐夕子がとにかく終始阿呆可愛く
ほんものの牛が階段
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艶説 お富与三郎(1972年製作の映画)

3.8

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー『絢爛ロマンポルノ時代劇 艶情夜話』にて

続圭子お富、芯の入った毒婦っぷりが良い
榎木兵衛もだいぶもってく、マジイイ顔

映画としては唐突に舞台風になったり観てて油断出来
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.1

前2作より強調される、大怪獣が現れただけでどんだけ街や人に被害があるかの具体的な描写

ラストの大怪獣バトルが屋内での近距離しばき合いなのも新鮮で良い

伝奇ホラーみの強いドラマパートは好き嫌い分かれ
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

4.2

前作より火薬量マシマシ

自衛隊超カッコ良い映画
戦車の行軍を無人の店んなかから映すのとか最高、押井作品や庵野作品でも良くみるこの感じ

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.6

TOHO新宿にて吹替版(字幕は昨日で終了)
金曜夜中の回にとても良い、観ればわかるの評判通りめちゃくちゃ面白かったす

ノリはガーディアンズオブギャラクシーに非常に近い、シリアスどころ笑いどころ泣きど
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