ぶらぴーにょさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ミナリ(2020年製作の映画)

3.0

時は1980年代。
移民の韓国家族は農業で一発儲けようとしうていた。地域コミュニティとは微妙な距離を保ち独自の水源で作物を育てようとする。子供たちの世話のために義理母を呼び込むが…。

紛れもなくお婆
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.0

恋する惑星なんて言うから、惑星ソラリスや不思議惑星キンザザようなSFかと思いきやラブストーリーでした。

2部構成なんだけど特に繋がりないし、短髪女子を目当てに見たのに出てくるの40分後だし、前半の意
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DIVOC-12(2021年製作の映画)

3.0

カルチャー存続のためにコロナをもじって作られた短編集。10分程度が12本。
ちょうど良い作品もあれば、短すぎてイマイチなのもある。
好き嫌いがでるのはオムニバスの宿命かな。
以下一言レビュー。

・睡
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オープン・ユア・アイズ(1997年製作の映画)

3.0

昨今の夢と現実との交錯映画の先駆け。

精神科医、顔面手術医師団、恋人、謎の女に振り回される主人公。飛び降りた先に待つ真実とは…。

冷凍睡眠というのが一つのテーマとなっているが、長い睡眠が悪夢を引き
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.0

一言、いや〜疲れました。
鑑賞者をドッと疲れさせる映画。
観ては中断を繰り返してなんとか鑑賞。

実際の未解決事件をなぞって映画化するというポンジュノの殺人の追憶のような構成。ポンジュノの劇的な演出で
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ピザ!(2014年製作の映画)

3.0

比較的短いインド映画。
スラムの子供たち。先進国目線で観ると貧しいけど、健気に生きている。
ある日空き地に出来たピザ屋をみて…。

まず兄弟が偉いというか、大人が甘やかさない。しつこくねだられたら、買
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.0

戦争が引き裂いた若者の恋愛。
それぞれ別の道を歩き、ある日予期せず出会う。
もう戻らない時間、意外にもあっさりとしたラスト。
昔はよくあったであろうチョー遠距離恋愛の結末。

全編ミュージカルという部
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

3.0

四畳半ファンの私は製作発表時から楽しみにしておりました。
サマータイムマシンを観て、森見さんの原作も読んで、準備万端。
さて、本編は?

まずは原作に忠実であったこと。発表時では連続アニメということだ
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ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)

3.0

スティーブンキング関連で電話モノというと「ブラックフォン」なんだけど、お互いが意識しあってる印象だった。

死んだおじーちゃんの意思が宿るデスノートみたいな感じなんだけど、もはや説明のつけられないファ
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シークレット・ジョブ(2019年製作の映画)

3.0

コメディに振り切りすぎて逆に面白くないという。
アニマトロニクスならともかく着ぐるみは表情がなくて流石に不自然だし、客も気づかないのは鈍感すぎるとしか言えない。

話の展開もなんだがベタなサクセススト
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

あのジョーズを超えて歴代1位と後で知ったのですが、やはり中国のお客さんを取り込むとえげつない数字になるな〜。「こんにちは、私のお母さん」も興行収入記録でイケイケだったし。

シンプルなパニック映画なの
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悪魔の沼(1976年製作の映画)

3.0

あの「X エックス」の引用元ということで。
たしかに木造家屋とエロ要素、宿主の狂気は同じである。そしてなによりワニ君も大活躍。おまえに胃袋はないのか…。

風俗のことが嫌いな宿主ということかと思いきや
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白夜行(2010年製作の映画)

3.0

原作・ドラマ版ともに未見。

過去のある出来事以降お互いの存在を知ってか知らぬか交錯していく二人。
一人の刑事が退職してまでも追いかける事件の真相とは。

時代設定が昭和平成と書かれるもんだから時間経
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.0

強迫性障害であり潔癖症でもあるロイ。その徹底ぶりは恋愛小説家の主人公と重なる。
本業は口八丁手八丁な詐欺師。相棒のフランクと荒稼ぎをする日々。
そんな彼に元妻の娘アンジェラが転がり込んでくる。
衝撃的
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スパイキッズ(2001年製作の映画)

3.0

遠い昔から再鑑賞。

「チャッチャッチャチャ、チャッチャチャー」
というメインテーマが耳から離れていない人も多いはず。
両親がスパイで任務中に恋愛結婚ということで、Mr&Msスミスもこんな感じじゃなか
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.0

倒叙ミステリーということでまんま古畑任三郎だった。
古畑には「灰色の村」という外の人間を殺害して村民総出で隠蔽するという話があった。

事前情報の段階では前科者を過失致死で隠蔽するという感じだったが、
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.0

評価が良かったのか悪かったのか、忘れたけど気になってたので視聴。

出版業界の厳しさや仕事への向き合い方など普段知り得ない様子を伺い知ることができたし、速水の素性の知れないやり手編集長というキャラも特
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

現在映画界を震わす衝撃の一作。
羊人間と夫婦が織りなす美しい北欧ファンタジー。

今作はアダちゃんの魅力に尽きると思うのですが、まさかのお父さんでひっくり返りました。こう言う世界観だったのかと…。
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

予告から全く予想できず、事前情報も乏しい中で期待の一作。
クマじゃなかったとしても、猛獣やUMAの類だと思ったからこれはビックリ。

しかし、

さわやか3組とスタンドバイミーを見せられ、海外のフェイ
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大脱出3(2019年製作の映画)

2.5

これはいけません…
どのくらいかというと、ながら見してしまうくらい。
脱獄モノというよりもはや凡庸アクション映画。
時折垣間見えるランボーラストブラッド感。
ハンチング帽子おじさんの銃が焼き焦がす威力
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アウェイク(2007年製作の映画)

3.0

束縛毒親からの起死回生の一手。
これは騙されました。
あんなに嫌っていたお母さんを最後には応援してしまうなんて。

ただ麻酔が不十分で脳が覚醒しているという設定はイマイチ生かされておらず、ヘイデン君が
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.0

TITANからこちらに到着。正直TITANよりキツかった。
あちらは意味なく笑えるシーン多かった。
指パクパクでギブでした(笑)
上級生から後輩たちへの洗礼がエグすぎてしかも長期間とかどこの刑務所だよ
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ダークスカイズ(2013年製作の映画)

3.0

ダークな「未知との遭遇」というか「sign」??
家のモノを散らかしたり並べたりすんのは「ポルターガイスト」やな。
終始不気味な現象に襲われる家族。
オカルト色が強くて、陰謀論から謎の研究家まで出てく
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his(2020年製作の映画)

3.0

雰囲気やカメラ回し、無名役者陣の自然な演技など上手いな〜と思ったら今泉監督で納得。

ストーリーは同性愛者と彼らを取り巻く環境や法という若干擦られたテーマではあるが、田舎の風景も相まって実に美しい。
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大脱出2(2018年製作の映画)

2.5

2でレベルアップするどころか、レベルダウン…。
完全にカンフー映画でした。

ところどころのCGもなんかしょぼいし、変に近未来感ある監獄も好かん。
突然ファイトクラブ始まるし。
肝心の脱出もシステムハ
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大脱出(2013年製作の映画)

3.0

ランボー、コマンドー、グラント博士というレジェンド共演。
プリズンブレイク筋肉増強版。

筋肉馬鹿かと思いきや頭が切れる主人公たち。
どんな刑務所でも脱獄できる男VS絶対に抜け出せない刑務所のホコタテ
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.0

当時の作業員に取材をし、事実に基づいた作品。
我々が余震に怯えている時にこんな決死作業があったとは。
未曽有の事故に対しての対応に現場・本店・政府が右往左往。
事実2基の水素爆発を起こしてしまったわけ
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牛首村(2022年製作の映画)

3.0

現在のところ?ラストの村シリーズ。

3作の中では一番怖かったし、一番筋が通ってました。
舞台も前作までの郊外の住宅だけでなく、人の多い都会も映る。
メインのオバケに取り巻きがゾロゾロという演出もあま
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樹海村(2021年製作の映画)

2.5

犬鳴村より酷いとは。
後半に至っては現実と回想と異世界がごった煮で何が何だか。
山田杏奈を見るための映画です。

転生したアッキーナのライブ配信から始まり、オフ会での探索隊。
一方で幼馴染間で巻き起こ
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犬鳴村(2020年製作の映画)

2.5

評価があまり良くない村シリーズに取り組んでみた。
登場人物の行動、お化けの演出、話の整合性どれを取ってもヒドい。
そもそも怖くないのだが、敢えて怖いのは放尿とふやけた皮膚ベローン。
幽霊的な怖さより気
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.0

台湾における言論統制を舞台にホラーテイストを交えながら主軸は嫉妬を伴う虚しいラブストーリーだった。
学校に閉じ込められると言えば「学校の怪談」シリーズだが、それを思わせる演出や妖怪チックのクリーチャー
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黒いオルフェ(1959年製作の映画)

3.0

ギリシャ神話からなるブラジル男女の淡い恋おとぎ話。
ミラがかな~り可哀想なんですけど。
オルフェも嫌々結婚したみたいやん。
そりゃ発狂もするわな。

現在の経済発展より前の古いブラジル風景なので、ピン
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TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

2.5

メインビジュアルのような腸状のくねくねTUBEではなく割とカクカクしたTUBEでした。
トラップの中を突破していくというの前評判通りだが、グロ表現にも力が入っている。遺体のネチョネチョ最高!!

しか
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ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

3.0

帰宅後オリジナルを見返したくなること間違いなし。
あれが違うここが違うというのは他の人が言っているので、控えておこう。
4の再解釈ということで人間ドラマに焦点を当て、変われる・変えられる生き方をロッキ
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炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

3.0

オリジナル未鑑賞。

超能力者の間に生まれ炎も操るチャーリーとそれを利用しようとする悪の組織の攻防。
ぶっちゃけキャリーや大友克洋な世界観なんだけど、シンプルさで楽しめます。
超能力を使って鼻血はよく
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.0

1の行きつけ喫茶店の半グレ女子を助けたホームセンターのオッサンはウーバータクシーになりました。
無情な人殺しの果てに黒幕の影あり。
元同僚との一騎打ちに発展し、嵐が近づく町で決戦。

冒頭のCG丸出し
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