飴さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

  • List view
  • Grid view

ホーボー・ウィズ・ショットガン(2011年製作の映画)

4.6

血ドパドパ!内臓デロデロ!なB級バイオレンス映画だけど、ルドガーハウアー演じる知性をどこか感じる哀愁漂うホーボーの人となりが画面づくりをいい感じに締めて無情感あふれる雰囲気の映画に仕上げている。

>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 ここまで美しく塗り固めた「嘘」の映画も中々ない。

まず冒頭の絵も今思えば主人公には物語(嘘)が与えられるのを暗示してるようだし、村人の話から出てくる少しの矛盾。

でも見てるこちらはダニー(精神が
>>続きを読む

V/H/S ファイナル・インパクト(2014年製作の映画)

3.3

 前作でのやばいビデオを廃屋で見る羽目になるという要素がなくなって、ただの動画流すだけの作品になったのが残念。
(この作品オンリーの魅力が無くなってしまった)

しかも短編エピソード流すタイミングもメ
>>続きを読む

V/H/S ネクストレベル(2013年製作の映画)

3.9

 短編どれもストーリーは前作と比べて段違いにクオリティが上がってる。

特にゾンビ視点のPOVは設定が斬新だし、犠牲者の絶望のシーンがよく見れるのがとても良い。
そのためゾンビ映画だとよくある陳腐な演
>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007年製作の映画)

3.2

 バルボッサはいいキャラしてるし、スケールはパワーアップしてるけどストーリーは裏切りに次ぐ裏切りで見ていて疲れるかな。冒険アクションものは、ストーリーが1くらい単純明快なものがいい。

V/H/S シンドローム(2013年製作の映画)

3.6

アイディアはどの短編集も好き。ただ伏線がなかったりして唐突感否めなかったり、予算や時間の問題で出しきれない演出が見え見えで見てるこっちが悲しくなったかな…。
姿を音でしか感知できない敵のやつは好きだか
>>続きを読む

グレイヴ・エンカウンターズ2(2012年製作の映画)

3.8

 前作よりは前半に謎解きパートを持ってきて、飽きさせないように作られているためか、病院突入までは退屈しなくて済んだ。
更にあのラストからのエンドロールのあとの映像が中々悪趣味でいい(あのつまらない映画
>>続きを読む

グレイヴ・エンカウンターズ(2011年製作の映画)

3.5

 舞台が重度の精神患者を収容してた場所で、出られなくなったり段々皆おかしくなったりするのはよかった。主人公達が見たものや体験したものは、おそらくここにいた患者の幻覚や境遇を追体験したものだろうというの>>続きを読む

ゾンビーズ(2018年製作の映画)

3.9

 ゾンビが思った以上に人間と変わらないから余計差別シーンが悲壮だな。個人的にはバッキーがちゃんと自分の考え改められたのが良かった。こういう意識って変えられない人が多いから、バッキーがゾーイからホイッス>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

4.0

 ヴィランは今作のデイヴィ・ジョーンズの方が好きかな。海の生き物モチーフでファンタジーで不気味な造形だし。(バルボッサたちは骨なのでちょっと生々しくて…)

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.8

 正直ストーリーは色々とおざなりなんだけど、パワーアップした映像や相変わらずかっこいいロック様が素敵。

リトル・マーメイドII Return to The Sea(2006年製作の映画)

3.3

 メロディの生きづらさが昔の思春期にアイデンティティに悩んでた頃思い出して辛かった。

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

4.0

 ディズニーだけど、意外にエグいシーンが多いし、ダーティな無法者が主役と中々子供向けじゃない内容だ。

Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004年製作の映画)

3.6

 やっぱりこちらは原版の現実のつまらない日常と、社交ダンスの世界の夢のひとときのような非現実のギャップが現しきれてないかな…。でも原版には忠実でリスペクトは伝わってくる良リメイクだとは思う。

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.1

 最初は若い講師に惹かれてダンスを始めたけど、だんだんとダンスの楽しさに目覚めて…という大人サークルものらしいストーリー。こういう世界が何か劇的に変わったわけでもなく、主人公も趣味が一つ増えた程度の変>>続きを読む

アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.7

 歌って踊るゾンビミュージカルだから、パニックものだけど明るい話かと思ったらひたすら重くて悲惨なストーリーだった。
歌はどれも好き。特にゲーセンで生き残った四人が不安な心情を歌ったのと、校長とアナのバ
>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.8

「オイラとはもう誰も遊んでくれない」、「お前達、大人になったね」と成長したルーザーズクラブの面々と変わらないペニーワイズの対比を考えると、ペニーワイズはなんだかんだで大人になると置いていかれる存在なん>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.1

 前作は姉妹二人とも身勝手な思いで行動して話が進むという見る人を選ぶストーリーだった。でも今作は互いに「お互いのため」を思っての行動だし、自力で自分のやれることをやるという優等生な行動で、良くも悪くも>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.7

 ビルがもういないジョージィから未練を断ち切るシーンからの、成長した表情が頼もしくもあり切なくもある。
2ではどうなるのかな。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.5

序盤の本編とは何も関係ない会話シーン、そしてメインであるはずの強盗シーンは直接描かない手法(このせいで誰が本当のこと言ってるか分からなくなる)更にそこから、皆が疑心暗鬼に陥るサスペンス要素。時系列がご>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

 寿司屋のニンジャ見たときはついに3作目にして、勘違い日本キャラ出してきたかぁと思ったけど、想像以上にこの寿司屋がいい味出してた。まず猫派でちゃんとニンジャを彷彿させる戦法。極め付けは実はジョンのファ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

 とんでもなく恐ろしい映画だった。
まずアーサーは貧困層で、精神病をかかえ、他人ともまともに接することができない。更に彼は道を踏み外す理由がヒーローになるためではなく保身のためというリアリティある転落
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

 69年代のキラキラしたハリウッドの中で将来が不安で陰鬱に生きているリック、時代が変わっても己を失わない強かなクリフの価値観の違う二人が、合わなさそうなんだけど長く一緒にいて一緒に歳をとってきたせいか>>続きを読む

最凶女装計画(2004年製作の映画)

3.9

 女性蔑視や人種差別ネタがあるけど、不快でなくちゃんとコメディとして昇華されてるので見てて嫌な気持ちもなくエンタメに仕上がってるのが、軽い気持ちで見れてハッピーに見終われるからいい。(このストーリーで>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん…。期待したほどは怖くなかったかな。ネタバラシも分かりやすいし目的もサイコな理由というよりは利己的な感じだったし。
ヒロインが一番サイコで怖いけど。

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.0

これが初めてのワイスピシリーズだけど、キャラの関係とかがよく分からなくて話に集中できなかったシーンが多々あった。
ドゥウェイジョンソンとジェイソンステイサムの二大ハゲ共演に惹かれて見たからこの辺は
>>続きを読む

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.9

確かに食人族は恐ろしいし絶対遭遇はしたくないけど、儀式の様子やコミュニティの会話とか見てると、これは1つの文化だし人間食べるシーンも文明人が食肉加工する様とあまり変わらない気がしてくるから段々と嫌悪>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

最初の見てる側が、グダグダに感じたり失笑してしまう部分を見透かされて、その辺りも丁寧に伏線が張られているのが見事。
どんなチープなものにも、作り手の苦労やエピソードがあるんだなぁ。

リング(1998年製作の映画)

4.0

子供の頃見たらすごく怖かったけど、今見たら映像の作りの丁寧さに目がいってしまう。呪いのビデオの映像の訳がわからないけど、手がかりが散りばめられた映像はすごい見てるとワクワクしてくる。
ラストのあの人
>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

ショーンオブザデッドの続編かと思ったら、違った。でもこちらの方が好き。
後半のジジイババアのガンアクションと、重装備の警官が無双するシーンは、詰め込みすぎ!って思うけど本当に魅力的だからこのシーンだけ
>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.9

ラストはゾンビ映画にあるまじき、のんびりとしてるけどどこか皮肉めいてるのが面白いけど、これもイギリスの作風かな。

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

えげつないけど、ヘレディタリーよりはハッピーエンドかな…?元凶の息子を見て見ぬ振りをして逃げ続けた母親がカタをつけるわけだし。家族の愛が間違った方向に行っても、逃げられないというのは本当に恐ろしい。

Munchausen(原題)(2013年製作の映画)

3.1

序盤の息子の旅立ちを寂しがるお母さんが段々と不穏な感じになるのが怖い…
これもだけど親に作ってもらった料理に毒(悪意)を盛られるって本当に地獄みたいな怖さだ。

アラジン(2019年製作の映画)

4.0

ジーニーのパートのショーが、とにかく見ていて楽しい。ディズニーの実写はアニメ作品に比べて大人しいのが不満だったけど、これがこの作品で解消された。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.1

ホラー演出はもちろん、作中の家庭の機能不全さがとにかく怖い…。序盤の葬式のシーンからその後のどこかよそよそしい家族(家族なのに?)、お互いの悪い部分に触れようとしないようにするギリギリの綱渡りな緊張感>>続きを読む

マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.7

監督のファンだけど、ハエが主人公だから鑑賞に耐えられるかな…。と懸念しながら見てたけど、マッキーが動きがコミカルだし、ハエにしかできない方法でヴィランを追い詰める様と、復讐の為に体を鍛えたり(ヒロイ>>続きを読む