尿道流れ者さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

尿道流れ者

尿道流れ者

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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

2.5

普段暴力的な映画や暴力シーンを楽しんでる自分には頭が痛い映画だった。この映画では一つの家族を最初から最後まで酷く一方的にいたぶり続ける。また、自分も参加しているような視点や語りかけなど観ているという立>>続きを読む

フェイス(1997年製作の映画)

3.0

これしかできないわけじゃないけどこれしかできてないといった感じの寂しさがたまらない。ゆるやかな生きていく決意を感じる。ただ、物語はちょっと粗い気もするけど好き。

ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

3.5

雰囲気がとてもかっこいい映画。トラボルタの心が読めない怖さやドンドン動いていくストーリーにひきこまれる。最後はスッキリする位の騙しがあって気持ちいい。

閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.0

話が一転二転していきながら話の筋が見えていく構成やサミュエル・L・ジャクソンの怖さ、全体の緊張感などが凄くて、ドキドキするし面白い。ただ、ラストは唐突で少しなんでもあり感がある。

ビジターQ(2000年製作の映画)

3.0

本格母乳映画と評判のビジターQ。映画内の悲しさ、笑い、暴力、母乳などなど全てが荒々しい。母性が全てを包みこんで終わる。

地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

2.5

ポップで可愛くて少し芸術的で、それでもどこかやっぱりつまらない。そんな典型的なフランス映画。

ブラック・ムーン(1975年製作の映画)

2.0

女の子が鼻血を流すシーンは好き。迷い込んだ不思議な世界がポップさも、怖さもなく、全くビジュアル的に惹かれなかった。

ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

切なくて綺麗。ひたむきな思いと努力がルールを超える。生まれ持ったものではなく、築き上げてきたもので自分と周りを変えていく姿には頭が下がります。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.5

ゴダールのめんどくさい部分が少なくて、かっこいい部分が多くでてる。色んな手法が試されてるが、それらがかっこよく話にスピード感を感じる。面白い。

アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.0

SFとしてのワクワク感や未来的なものの凄さはないが、ドラマとして面白い。哲学的なSFというのは好き。

ゾンビーノ(2006年製作の映画)

2.5

設定は最高だし、序盤のゾンビのいる生活は楽しい。でもそれ以上には話が膨らまず、そこまで面白くならなかった。

陽炎座(1981年製作の映画)

4.8

ツィゴイネルワイゼンが少しポップになったような映画。生きている女と死んだ女の情念のなかで優作の魂が揺れて引き込まれていく。鈴木清順の映画は生きている人と死んだ人が同列で描かれるから面白い。生死で優劣が>>続きを読む

監督・ばんざい!(2007年製作の映画)

2.5

バカをやりきった映画。色んな手口でバカをしていて楽しめるが、最後は少し食傷気味に。冒頭に出てくる今まで撮った映画のダイジェストで出てくるシーンの一つ一つが上手すぎて逆に笑っちゃう。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.6

強面おかっぱに追いまわされる映画。早いテンポで省略も多いので、あっさりと事が終わってたりして、気持ちが上がりきる前に次に進んでいたりする。ベルが現場でおかっぱの気配を感じるのは、非情な殺人や犯罪がどこ>>続きを読む

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.8

映画中に不気味で不穏な空気が溢れている。それがまた登場人物の色気や、出来事の魅力をたかめている。演出の華やかさと物語の静けさが揺れ動き、同じように登場人物の生死も揺れ動く。中砂から借りてたのはレコード>>続きを読む

オペレッタ狸御殿(2004年製作の映画)

3.0

鈴木清順は本当に考えることが面白い。色も舞台美術も会話を尖りまくってて、ハッとする美しさもあり笑ってしまうところもありとみどころたくさん。ただ、見てて疲れてしまう。これが遺作にはならないで欲しい。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

かっこいい、かっこよすぎる。多すぎる血のりやブシェミの風貌など凄いかっこいい。ただ、少ししりすぼみな気がするし、日本のヤクザ映画が好きだと、こいつら喋りすぎだなって思ってしまう。

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

3.5

みんな優しくて嬉しい。最高に幸せな結末を願ってしまうあまりめちゃくちゃハラハラもするが、期待を裏切らない。25年夢見てきた塩高原に立った時はとても感動するし、これからその25年の先が始まるのかと思うと>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.0

ゴダールの映画は人が1人で話してる時は凄く面白いんだけど、2人以上で哲学的な雰囲気の話をしだすとうっとおしくて見てるのが辛い。画面越しに話しかけてくるところは凄くかっこいいし、色使いも綺麗なんだけどそ>>続きを読む

オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

3.5

ドタバタコメディ系だが、ドタバタしすぎないおかげで登場人物が超人的になることもなく共感や愛着がもてる。また3人以外の旅の仲間も魅力的。音楽ネタや文学ネタもあって、見るたび発見がありそう。ジョージ・クル>>続きを読む

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

2.0

役者の無駄遣い。もっとかっこ良くて、もっと面白いものを途中まで見ていたはずなのに、最終的につまらないって思ってしまった。

フル・モンティ(1997年製作の映画)

3.0

おじさん達の笑顔がかわいい。テンポは良いし、ギャグがそんなに笑えないけど、おじさん達をみていると何となく笑えてきちゃう。頑張るってやっぱりダサかっこいい。

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.8

前半のスポ根から命の話へ急に一転する。おばさんボクサーに感情移入しきった後の展開だから、あの絶望感を自分のことのように感じてしまう。でも、あの決断は一緒に人生をかけて頑張りぬいた2人にしか出来ないこと>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

これとライフオブデビットゲイルのせいでケビン・スペイシーは信じられなくなった。どっちもめちゃくちゃ面白いんだけど。またお前かっていう。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

戦場での自分の愚かな行為の負い目で多人種に差別的になっていたのであろう老人がモン人との触れ合いで変化していく。暴力でとれる均衡もあれば、心でとれる均衡もある。最後は暴力ではない形で終わらせた老人に泣け>>続きを読む

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.5

戦争という麻薬の中毒になった男の話。自分のミスで仲間が怪我したり、バッドトリップになったりもするが、結局は戦場を離れられない。大部分の戦争はアメリカのまいた麻薬によるものだし、世界の多くの人がまだ中毒>>続きを読む

鬼が来た!(2000年製作の映画)

4.0

前半はコメディタッチで本当に笑える。敵同士であっても人と人との交流は可能ではあるが、国同士となるとやっぱりその状況下のせいで悲劇的にならざる負えないのかと寂しい。

殺しの分け前/ポイント・ブランク(1967年製作の映画)

3.0

面白い表現のあるハードボイルド映画。でも、こういう感じならやっぱり鈴木清順の方が痺れる。

屋敷女(2007年製作の映画)

1.0

登場人物がみんなバカで、こんな悲惨な出来事がなくても、ただ町を歩いてるだけで死んじゃうレベルの駄目っぷり。エグいことすれば怖いなんてことは無い。中身が無いと。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.5

ただ痛いだけやエグいだけのホラーとは格が違う。不気味な演出や映像で想像させる恐怖がある。晩餐会の先の見えない恐怖やおじいちゃんのコミカルな感じはたまらない。ラストシーンも最高。

ハイテンション(2003年製作の映画)

2.0

殺し方が豊富で、特に友たちのお父さんの殺され方はとんでもない。スプラッター映画の必須アイテムのチェーンソーも出てくるし、返り血も多くてスプラッターって感じだが、イマイチ盛り上がらない。オチもへーって感>>続きを読む

カノン(1998年製作の映画)

4.6

このおじさんは自分が社会的にはもう駄目だと分かっているんだけど、自分だけは特別だとどこか信じていて、それゆえに社会的な人や物とは相容れない姿勢を持っている。尖った考え方を持っていても、実際は他の人と同>>続きを読む

カルネ(1994年製作の映画)

4.5

赤色がとても綺麗で印象的。汚いパリの町が赤色や黄色を美しくしている。主人公は娘に利己的な愛を注いでいて、妻に逃げられた経験からか娘が女になることに嫌悪感を抱いていたように見える。デブ女と生活を続けてい>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

2.5

1のインディーズ感が抜けて、一気にb級感満載になっている。インターセプターが意外に壊れやすいのはビックリした。

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.0

冒頭の男女が乗った車と警察のカーアクションがすごく面白い。バイク野郎どもの素行が悪いのは伝わるが、バイクの運転は結構普通であんまりハラハラしない。死人が出たという噂のクラッシュシーンは凄くヤバい。

さや侍(2011年製作の映画)

1.5

主人公が流されているだけなのに最後武士風に決めてみただけで、誇りを守った風になっているのが分からない。あれは意味のない無茶な行為にみえる。最後の泣かせにるところもくどい。