尿道流れ者さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

尿道流れ者

尿道流れ者

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マシニスト(2004年製作の映画)

2.0

頑張って痩せてたけど、ただのサスペンスだった。痩せてる以外はあまりインパクトがない。すっごい痩せてるとは思うんだけど。

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

2.5

日本兵が捕虜と触れ合うなかで変わり、自分達が恥だとしていた同性愛や命乞いをはっきりとでは無いがしてしまう。日本兵が傲慢で悪いが、しっかり耐えたイギリス人は偉い。正直いっさい口に合わない映画だったが、坂>>続きを読む

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

2.5

そこそこの笑いとそこそこの感動。マックス君が泣くのが好き。劇中劇が気合い入ってて楽しそう。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

笑って、泣いて、勇気づけられてとプラスの感情が全てもらえるゴーカン映画。全ての登場人物が愛おしく、全てのエピソードが楽しいが、その中にもインドの学生や社会を取り巻く息のしにくさが垣間見える。この映画で>>続きを読む

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.5

冒頭の母親テロやホクロを食わせるシーン、3人での添い寝、ラストシーンなど笑っちゃうシーンが多くて、あまり残虐性や哀しさは感じなかった。笑えるか笑えないかのギリギリのラインで全編通していってくれたら面白>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

3.0

SFドンパチ映画だと思っていたら、意外と尾を引く深いテーマがあった。エイリアンのかゆいところに手が届かないテクノロジーや主人公がちょいちょいハゲてるのが気になる。

スーパー!(2010年製作の映画)

2.0

キックアスと比べられてるが、キックアスとは違い主人公へのヒーローへの思いが希薄なためヒーローになっていく過程がつまらない。登場人物全員好きになれなかった。みんな悪だがビッチが一番の悪。

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.8

江戸川乱歩のパノラマ島綺談的な犯罪だが、乱歩が夜の月のような妖しさに狂っているなら、こっちは昼間の太陽の溢れる力強さに狂っている。かっこ良くて儚いアランドロンが最高。

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

奇形が溢れるくらいでてくるとてつもない映画。普通の身体を持つ美形も出てくるが、美形だって一般を超越していて平均から距離があるという意味ではある種の奇形なわけだし、全員奇形とも言える。みんな人間らしく生>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

3.5

悪趣味の国のアリス。気持ち悪いが観ていたい不思議な世界。刺激的な映像だが、変化があまりなくてちょっと中だるみ。

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.2

久しぶりに素敵なラストシーンを観た。全体的にカッコよかったが、ラストはとんでもなく綺麗で、ちゃんと話を理解できていなかった不安も吹き飛んだ。1回観ただけだと謎が多いが、とても面白い。顔と名前がなかなか>>続きを読む

ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)

4.0

力を持つものがその場限りの真実を語る。登場人物の当事者、助けようとする者、見ている者、報道するもの、そして操るもの、その中に形ある正義は無い。ただ、この悲劇のなかで心を痛めた者のなかには正義や反戦の思>>続きを読む

バーティカル・リミット(2000年製作の映画)

2.5

アクションやキャラはとてもいいし、雪山の美しさと怖さも好き。でも、無駄死にが多すぎてハッピーエンドになってない。良い話っぽくなってるけど、利己的でどうしようもない話。雪山に飛び散る血糊はなんとも言えな>>続きを読む

仁義の墓場(1975年製作の映画)

4.5

史上最悪レベルの酷い主人公でいっさい感情移入できないが、嫌いになれない。仁義とはなんなのか、そもそも極道に仁義なんて存在するのか。ひとりよがりな考えで全てをふいにした男。哀愁たっぷりだが、悲しく見えな>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.5

喜劇と悲劇が交差しながらすすむ3時間。マルコが定期的に酒瓶を頭で割るのが好き。ナタリアも宮沢りえに似ててかわいい。真実は肉体にあるが、その肉体は地下にある。歴史の中で、一人一人が持っていた真実の多くは>>続きを読む

ノロイ(2005年製作の映画)

3.0

怖さはそこそこだけど、気持ち悪さは最高。銀色おじさんは最高のキャラ。話としてはスッキリしないけど、詰め込まれた気持ち悪い要素がとても好き。

シロメ(2010年製作の映画)

1.0

ももクロに白い液体をぶっかけるためだけのホラー。映画としては面白いとこはなんにもないけど、シロメ様って最初は呼んでたのに徐々にシロメって呼び捨てになるのはクスッときた。かわいいは正義ということで。

ニュースの天才(2003年製作の映画)

2.0

そんな嘘の記事ってすぐばれない?ってすごく不思議だった。しかも大した意義がある嘘でもないし。こういう嘘にも被害者がいると思うと悲しい。

インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.5

落ち着いたサスペンス。激しさは無いが丁寧に話が進む。腹の探り合いなど黒い部分もあって面白い。すこしあっさりし過ぎで地味だが、すごく良い。

レディ・イン・ザ・ウォーター(2006年製作の映画)

1.2

雑なファンタジー。何それって展開が続くのに登場人物は疑いなく協力していく。全くのれないし、みんなが持つがんばろうって一体感や高揚感が気持ち悪いです。さらにキツいのは映像がチープだからカルト映画のような>>続きを読む

ディクテーター 身元不明でニューヨーク(2012年製作の映画)

3.0

このなりきりシリーズの中ではボラットに近い作りになっている。下品で俗悪だが皮肉としては一級品。こういう映画が公開されている以上は救いがあるし、変化のチャンスはあるだろう。初めての自慰のシーンは全映画の>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

父親を殺し、母親を犯す。そして、その代償として腕を切り落とされる。まるでオイディプス王のような話。否定的太母としての母親は息子達を比較し、その差を好き放題に話す。特に弟である主人公は母親の考えに縛りつ>>続きを読む

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.8

広島抗争のその後の話。頂上作戦で匂いはじめていた時代の終わりが現実になる。前時代のヤクザ達は新たな若者達のエネルギーを目の前に足を洗うことを決める。今どきの若者はなどと言わず、若者の力を素直に認めて去>>続きを読む

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.2

群雄割拠のなか広島抗争は民衆の反発と警察の介入により、終わりを迎える。自分では正しいと思ってやった暴力も、はたからみたらただの暴力に違いなく、正しさなんて全くない。多数の被害者をだしながら、求めるもの>>続きを読む

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.6

広島ヤクザだけではなく神戸ヤクザまで絡みはじめ、抗争が大きくなっていく。盃や仁義を利用した外交戦略で親分達が互いに騙し合い、抜け目なく静かに互いを追い込んで行く。誰を主人公とみても面白い、素晴らしい映>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.0

デビッド・リンチの映画の中では一番怖くて、悪趣味だと思う。最初の嫁家族との会食シーンは不気味で逃げ出したくなる怖さがある。子を持つ不安や嫁家族と付き合っていかなければいけない窮屈さをこれでもかと表現し>>続きを読む

マジェスティック(2001年製作の映画)

2.5

前半は面白いが、後半ペースダウン。特に正体がばれてから、まわりがルークの姿をピーターに押し付け、ピーターもなんやかんやでルークのような行動をとる様は気持ち悪い。

悦楽共犯者(1996年製作の映画)

4.2

気合いの入った変態の話。笑えるし、感心する。最後の怒涛の展開は星新一的な面白さがある。快楽は自分の中で解消しているうちは良いが、何かを対象とすると大変なことになる。鳥人間のコスプレは販売して欲しい。

エトセトラ(1966年製作の映画)

3.5

ヤンさんのかわいい皮肉。線画なのでエグさもなく、とてもコミカル。音楽もファミコンのゲーム音楽みたいでかわいい。

ヤン・シュワンクマイエル短篇集(1965年製作の映画)

3.0

面白いが興奮しない。色合いがヨーロッパっぽすぎてビビッと来ない。

小さな泥棒(1988年製作の映画)

3.8

この頃のシャルロット・ゲンズブールが1番可愛くて好き。生きていく意思や決意を見せられると僕は弱い。主人公のクズっぷりや短絡的な考え方も悲しさを感じさせなくて良い。

カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.5

蜃気楼のように捻じ曲がった背景が素敵。古典的な作品なので、話自体はもう使いまわされているものだが、これほど特別な雰囲気のある映画はなかなか無い。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

観ていると不安な気持ちになるような絵で描かれたアニメ。規模が大きく荒唐無稽な話だが、そこに込められたテーマは現実的で身近なもの。

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

2.0

江戸川乱歩のサンプリング映画。乱歩の要素はあっても、乱歩にはなりえない。この映画には乱歩のようなフェティシズムがない。執拗に掘り下げられたディテールがあつてこその乱歩。これではただの悪趣味なB級映画。>>続きを読む

乱歩地獄(2005年製作の映画)

3.0

ポップにしないとさすがに乱歩の作品は映像として見せられない。でも、もっとおどろおどろしい部分は見たかったかも。

怪談昇り竜(1970年製作の映画)

4.6

最高!任侠映画としておさえるところはおさえながら、怪談やアングラムード溢れる見世物小屋のシーンなどヤバイ映像の数々。梶芽衣子はかわいいしかっこいい。シルクハットにシャツ、ベスト、そして下半身は赤フンな>>続きを読む