電波系交遊記といった感じの本作。無差別殺人の生き残りで事件以来神の声を聞くようになった江野さんというにやけたおっさんの密着フェイクドキュメンタリー。このおっさんの駄目っぷりと図々しさに笑いながらも、か>>続きを読む
サウジアラビアの女性は厳しい戒律のなかで生きていて、肌を夫ではない男に見せてはいけないのはもちろん声を聞かれてもいけない、また運転も許されていない。ワイダの母は夫の第一夫人であったが、男の子を産めず、>>続きを読む
豪華絢爛に色付けされた夢の数々。なぜ夢を見るか?この8編の夢はそれぞれ後悔や恐怖、伝承などのテーマが見える。
一番好きだったのは、戦争後、中尉のもとに死んだはずの兵隊達が現れる一編。おどろおどろしい雰>>続きを読む
男たちは北海道という母なる大地を駆け回り、女を捕まえハメていく。その内容によってポイントを獲得し、さらに目的地に到着する早さもポイントに加算され、その総合点で優勝が決まる。そんな下衆い競技だが、みんな>>続きを読む
評判がすこぶる悪いからか、意外なほど楽しめた。ネオンサインのようなオープニングを抜けるとさっそくのエロがあり、ありがたい。流れるBGMはこいつら悪いやつですと教えてくれるような分かりやすいアゲアゲ感で>>続きを読む
ゴア描写は嫌いじゃないが、ゴア映画で面白いものにあまり出会ったことがない。
無駄にシリアスな展開で話をみせようとするのでスピード感が全く無いし、ほぼ相手を殴って破壊するだけなのでゴア描写にバリエーシ>>続きを読む
タタリ村という最高の題材にしてはホラー要素がいまいちで、もう少し気持ち悪い怖さを見せつけて欲しかった。今までの作品にあった伏線を丁寧に拾いながらも、新たな謎を出してくるなど話は面白い。ただ話が大きくな>>続きを読む
いよいよ話が大きくなり工藤Dや市川ADにも危機が迫ってくる。編集にも力が入り、前作までのただチープな合成ではなく、構図や色合いの工夫であまりチープに見えないながらも、大林宣彦のHOUSE的な編集の面白>>続きを読む
ホラーからSFにまで展開する懐の深さがコワすぎ!の凄いところで、今回はタイムワープしてしまう。1人の少女を救うために命がけで時空を駆け抜ける工藤D達、かっこいい。今回は笑いよりも怖さとかっこよさと感動>>続きを読む
このシリーズに求めていた物理的な暴力での怪異との戦いがついに観れる。五芒星のなかで体に呪文を描き、腕に呪いのグッズを巻いてボクシングのステップを刻みながら河童を待ち受ける工藤D。この面白さを観るために>>続きを読む
前作で手に入れた呪いグッズを使うことで霊と戦うというこのシリーズの定番の形が今作からはじまる。この呪いグッズは万能で、手に巻きつけて霊的なものを殴ったり、除霊に使ったりもする。都市伝説的な怪異を扱った>>続きを読む
コワすぎ!シリーズの記念すべき第一作目。シリーズ物の重要なことはその作品の面白さはもちろんだが、レギュラーメンバーの魅力に惹かれるかどうかだと思う。このシリーズは登場人物の工藤ディレクターの向こう見ず>>続きを読む
古典としても単なる娯楽としてもとても面白かった。白黒ながらもきらびやかな美しさがあり水の美しきはこれ以上ないというほどきらめいていた。言葉の美しさや着物などの小物、構図も美しくてとても上品だった。
僕>>続きを読む
美しく物悲しい話。おばあちゃんと孫たちが一夏を田舎で過ごす。しかし、長崎という土地柄、孫たちは原爆や戦争の爪跡に触れ、さらにはおばあちゃんの心に残った傷に触れることになる。今やアメリカとも全く遺恨のな>>続きを読む
素晴らしい気持ち悪さをみせたノロイから、ただのももクロPVだったシロメ、そしてヤングジャンプ的な面白さみせる今回のカルト。
冒頭からはいつも通りの何か気持ち悪いドキュメンタリーホラーだが、やっぱり面白>>続きを読む
おしゃれ酔いして吐いちゃうかと思ったよ。冒頭はまだウェスアンダーソン映画を観る覚悟が残っていて、めくるめくおしゃれに対する抵抗力があり、その世界観を楽しめた。壁に描かれたドアの絵や女の子が窓際で本を読>>続きを読む
篠突く雨のなか語られた一つの事件は不思議なものだった。男が一人殺された単純な事件のはずだったが、盗賊・犠牲者の妻・イタコに呼び出された犠牲者の当事者3人は全くバラバラの証言をしていた。しかし、その事件>>続きを読む
前作とはうってかわって、キチガイ一家が歯止めのきかないキチガイに追いつめられることで謎の感動を呼ぶ2作目。増えていくキチガイ。
冒頭の銃撃シーンからすでにホラー映画のそれじゃなく、とてもかっこ良く、キ>>続きを読む
悪魔のいけにえをベースに作られたベタなホラー映画。車の故障やキチガイ一家、怪しい家などベタベタなホラーなので驚きには欠けるが、ベタな展開に笑いつつ、安心感を感じながら観ることができる。
ただ、この映画>>続きを読む
5人の猛者がアメリカ大陸横断レースをすると聞くとなにか男のロマンを感じるが、この映画はそんなレースをしながら人々を轢き殺し点数を稼ぐというとんでもないあらすじで、しかもニューマスターDVDには轢殺エデ>>続きを読む
凄く嫌いな類の話なのに、最後まで食い入るように観てしまった。男と女のありがちな価値観の違いで悲しい結末を迎えてしまう。男は必死に今ある残りわずかな幸せを保とうとするし、女は今よりも幸せな未来をつかもう>>続きを読む
ある幸せな家族に訪れた赤いやつによる家族の変化を良い感じの映像美とマジックリアリズム的手法で描きだす!なんて言われたらふらっと観に行ってしまう自分の浅はかさ。中上健次やガルシア・マルケス的なものを期待>>続きを読む
素敵。成長すべきは大人なんじゃないかとか、子どもへの期待や潜在的な部分への評価かが嫌味ではなく出てて凄く素敵。可愛らしい魔法やそれに驚きながらも喜ぶ子どもたちはまた素敵。
ただ、ファンタジーのゴリゴ>>続きを読む
前作の「この空の花」のような荒々しいエネルギーやドライブ感は薄れたが、ゆったりとしていながらも以前より深いところに変わらない熱さがあり、とても良かった。
今回のテーマももちろん戦争と震災だが、前作よ>>続きを読む
東日本大震災が起きたとき、関東に住むライトな被災者だった僕はテレビで観たり、東北出身の友達の話を聞いたりして、こんな悲劇が戦争のような人の手で起きていたものだったらと思うと怖くてたまらなかった。
こ>>続きを読む
ネロかっこいい。こんなにかっこいい人がいるのかってくらいかっこいい。男臭さがたまらないし、キザなセリフがとても似合う。ただ、それ以外はなんか微妙。ネロもかっこいいが行動が少し理解できない。宿敵を倒しに>>続きを読む
男として西部劇の一つくらいは嗜んでないとだめだろうと思い観たこの映画。ストーリーや展開は黒澤明の用心棒と同じなので間違いなく面白い。イーストウッドのかっこよさも三船敏郎に負けず劣らずの鉄板具合で間違い>>続きを読む
冒頭のジャパニーズホラー感から一転、脅威の拷問映画となり後半はB級映画になる。
久しぶりにJホラーも観てみたいと思ってみたら、さっぱり怖くなくて残念。Jホラー時特有のヌメリ気はところどころあるが、怖く>>続きを読む
誰もが知るこの映画にたいして言うことなんて一つもないんだが、あえて一つ好きなポイントを挙げるなら久蔵の倒れ方。戦国時代なんて本当のところは知る由もないが、この倒れ方の圧倒的な説得力を持ったリアリティ!>>続きを読む
用心棒のその後の話。三船敏郎は何してもかっこいいが、だらだらしてる時のなんとも言えないあの感じが特に格別だと思う。何もなさそうで、何か秘めてそうな奥行きがとても魅力的。
用心棒に比べるとこちらの方がも>>続きを読む
冒頭の木の枝を投げ行き先を決めるシーンで主人公の性格を何となく想像させるところから、黒澤明ってやっぱり凄い監督なんだなと身に染みた。
登場人物のキャラや掛け合いも面白く、戦いだけではなく日常の風景もも>>続きを読む
北欧神話を知らない僕には全くわけわかめだった。レフンらしいエグめの暴力と真っ赤に染まるシーンはかっこいい。つまらないと聞いていたけど、章わけもされているせいか意外とテンポが良くて観やすい。ただ、会話も>>続きを読む
最終作では梶芽衣子がやっと愛することのできる男を見つける。それが田村正和。少し古畑任三郎のあの感じがチラつくが、影のあるかっこいい役だった。さそりシリーズの駄目なところは基本的に作戦がずさんなところ。>>続きを読む
いきなり成田三樹夫の登場でテンションはマックス。やっぱりあのおじさんはかっこいい。どの映画でも顔、髪、雰囲気まで何もかも一緒だが。
梶芽衣子はモンスターとしてとうとう板についた感じで、人の腕ぶら下げて>>続きを読む
凄い。日本版エルトポというかなんというか。色んなジャンルを統括した凄さ。梶芽衣子の美しさしか人に勧められるポイントはないが、変な映画が好きな人は絶対気に入る。
女囚の脱走物だが、途中からマッドマックス>>続きを読む
怨みというエゴイスティックな感情から周りを巻き込みながらも目的を果たす梶芽衣子、美しい。エゴという日本社会におけるタブーを貫き通すがゆえの力強さ、美しさ、かっこいい。あからさまなパンチラからちょっとし>>続きを読む