Sparks原案、音楽を担当した作品。正に狂乱のロックオペラ。『スパークスブラザーズ』を観れば、本作がSparksにとってどれほど意義のあるものか分かる。終始メタ的な演出が多く、冒頭とラストは秀逸。ア>>続きを読む
Sparksのドキュメンタリー。『スパークスブラザーズ』というタイトルが彼らが兄弟である事、バンド名の改名の際、最終候補だったというダブルミーニング。映像で日本の映像が多く流れて驚いた(スタジオにジャ>>続きを読む
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快作中の快作。まさか今年『スパイダーマンノーウェイホーム』と肩を並べる作品が同じマーベル作品とは。『ドクターストレンジ』の続編であり、マーベル作品であり、そしてサムライミの作品。まずはしっかりと『ドク>>続きを読む
今年の激ヤバ映画案件。まず「チタンを頭に埋め込んだ女性が車と性行為する」という設定からぶっ飛んでいる。それだけでもヤバいのに、妊娠、大量殺人、行方不明の男性になりすまし擬似家族と盛り沢山。荒唐無稽に思>>続きを読む
激動の時代にもそこには日常があった。『この世界の片隅に』を彷彿とさせる非常時の日常を描く作品。カメラワークにもその日常を描くと言う視点があった。宗教対立を色濃く描いており、当時の時代背景もしっかり描か>>続きを読む
ここ数年の劇場版コナンでも一番面白い。最近は「ありえないだろ」とツッコミたくなるド派手な演出が多かったが、今作は演出そのままに(もしかしたらややパワーアップ)、コナンらしいミステリー要素もしっかりあっ>>続きを読む
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ジョニーデップ降板など色々あったが無事公開された。予定としては続編がまだあるが、ここで終わっても良い様な終わり方でもあった。魔法戦争や陰謀のストーリーでもしっかりと魔法動物が主軸にいるのは良い。マッツ>>続きを読む
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デルトロ監督のホラーであり、サスペンスであり、ミステリーな作品。一つ一つの描写にはデルトロ監督の趣味全開な趣向が満載。サーカス、移動遊園地の描写は映画館の暗く、大きなスクリーンなら没入感があって楽しめ>>続きを読む
マイケルベイ節炸裂のアクション作品。カーアクションやガンアクション満載で、クライム作品ながら、事件そのものへのテンポが速い印象。タガの外れた演出もまたマイケルベイっぽい。救急車(アンビュランス)が主軸>>続きを読む
シンプルでかっこいい映画だった。ここ最近のヒーロー映画は何かメッセージ性の意識が強く、こういったシンプルな作品は逆に新鮮に感じた。ストーリー展開に関しては少し端折って、やや乱雑に感じた部分もあり、ツッ>>続きを読む
オーストラリア最悪の銃乱射事件に至るまでを描いたノンフィクション作品。結末の事実だけ知って観てるため、どのように彼が凶行に走ったか考えながら観る。そこに描かれているのは誰しもが「彼」になり得るという事>>続きを読む
最高最強なハードボイルドガンアクション映画。まず『ガンパウダーミルクシェイク』というタイトルが良い(もしバンドを組んだらバンド名にしたい)。女性たちのかっこよさが光る。舞台の一つが図書館で武器の隠し場>>続きを読む
続編も音楽ファン向けな音楽アニメーション映画。音楽好きとしてはやはり使用楽曲に目がいく。年代を問わない選曲は素晴らしい。今作の目玉はクレイ役にU2のボノ、吹替版ではB'zの稲葉がキャスティングされた事>>続きを読む
若かりしトムクルーズ。やはりとてもかっこ良い。戦闘機の戦闘シーンは迫力があり、臨場感やリアリティも伝わった。映像表現としても空の色使いなど卓越しているものもあった。音楽も印象的でサウンドにどこか近未来>>続きを読む
ミニマムに淡々と進む物語。そこには十人十色の解釈が介入する余地がある。ストーリー展開の真相が明らかにならぬまま終わるので、その点は観る者の考察に任せられるだろう。記憶を無くしたという一見マイナスな出来>>続きを読む
ロシアのウクライナ侵攻。多くの犠牲者と難民。そんな現状でこの作品の重みがより増してくる。『アンネの日記』で描かれた空想の友達キティーが現代に現れるという斬新な展開から、第二次世界大戦下と現在の錯綜。そ>>続きを読む
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テーマとして『ダンガル』っぽさがあった。『ダンガル』が女性差別への闘いなら本作は人種差別への闘いに重きが置かれている。特にヴィーナス&セリーナの二人がテニスを始める頃、テニスは白人のスポーツでヴィーナ>>続きを読む
シラノドベルジュラックの戯曲の映画化。何度も映画化もされてる作品だが、今までは原作通り長鼻という容姿だったのを今回のような設定は思い切ったアレンジであり、障がい者差別という新しい観点が加わった(周りか>>続きを読む
今までFilmarksにあった様の気もするが、ページリニューアルか。
『ファインディングドリー』の短編でBlu-ray特典映像。タイトル通り、映画に出てきたキャラクターへのインタビューとなっている。
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時系列が入れ混じり、過去と現在が交差する映画の展開がとても良い。どうなったのかという事だけが分かり、後はそのピースが次々埋まる。観る者の想像力を掻き立てる。ケヴィンが何故あのような事をしたのかだが、こ>>続きを読む
正に体感する映画。音と映像を体感する作品。自分はodessaという極音システムで観たが、この作品を100%体験するには映画館でないと難しい。ジェシカの聞く爆発音。ホラー映画並みに突然襲ってくるその音に>>続きを読む
ミステリーノワールのバットマン。名探偵バットマンといった感じ。正に新しきバットマンだ。謎解きをするのは勿論の事、警察の現場検証に同行してるのも正に名探偵バットマンといった所。映画の雰囲気に『セブン』っ>>続きを読む
あのSiaの監督作。酷評という前評判だったが、正直私にとってはとても良い映画に思えた。SiaのMVを観た事がある人ならば分かるが、Siaの MVを映画化したかの様な、独創的でエキセントリックな作風だっ>>続きを読む
正に声を失う衝撃体験。SFノワールスプラッター映画。もしクリストファーノーランがスプラッター映画を撮ったらという感じだった。特に、観るものたちが途中からタシャ側か宿主側の人格か分からなくなる展開、あの>>続きを読む
青春ロックンロールロードムービー。『スクールオブロック』×『リトルミスサンシャイン』みたいな映画だった。ボーカル兼ギターが音痴なのを皆が言い出せない設定(バレそうになるのを回避してく展開も)は面白い(>>続きを読む
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全編ジョークに富んでいてとても笑えた。絵を盗み出すシーンはクライム映画さながらで、これが実話というのだから驚きだ。事実なのだが、「額縁の窃盗」で有罪という物語としての落とし所や展開も面白い。久々に見た>>続きを読む
正に快作。ド好み直球ストレートな作品だった。個人的に好きな二作でもある『パイレーツオブカリビアン』と『ナショナルトレジャー』を掛け合わせたかのようで前者の様なアクションもあれば後者の様な歴史と暗号謎解>>続きを読む
今年の邦画でも新しい風が。まずは俳優陣の演技やキャスティングが良い。特に、「汚さ」の表現がとても良かった。ストーリーテリングが凄く、ピースの埋まる感覚と驚きの展開には度肝を抜かれた。三章構成の様になっ>>続きを読む
やはり黒人差別、暴力に関する描写はエグさがあった。ストーリー進行がやや荒唐無稽なのは実在の人物だから致し方ないか。良かった点として、映像描写、映像の質感である。特に「クロスフェード」表現(この言い方が>>続きを読む
オリジナルに引けを取らない名作。この作品が名作たる所以は3つある。まず今『ウエストサイド物語』のリメイクする意義についてだが、それは『ウエストサイド物語』がミュージカル映画に与えた影響を紐解くと見えて>>続きを読む
リメイクされる事で話題の伝説のミュージカル映画。ミュージカル作品の初期であり、また転換点ともなった作品。現代にも通じる「分断」と「復讐」をこの時から描いてたのは凄い。舞台っぽさの残る表現と映画でしか出>>続きを読む
アニメーション表現や劇伴はとても壮大でアニメーション映画として、とても良かった。寓話的で神話的、宗教的な内容であり、同時に作品独自のワードが飛び交うため、話を追うのが難しかったのが難点であった。ジブリ>>続きを読む
話題となった「クソ映画」。「怪獣退治のその後」というテーマ性、知名度実力ある俳優陣、特撮技術と素材はちゃんとしてながらどうしてこうなった。『シンゴジラ』風の映画というか『シンゴジラ』のその後を描こうと>>続きを読む
ジャパニーズロックンロールムービー。1970年代に沖縄でロックカルチャーが花開いてた事自体初耳でまた新しさも感じる映画だった。ロックカルチャーだけでなく、現代の地方の過疎化、沖縄の立ち位置、アメリカと>>続きを読む
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数十年後の続編として最適解。まずオリジナルキャストの集結。特に亡くなっているハロルドレイミス演じるイゴンをゴーストとして登場させたのは「ゴーストバスターズ」らしい粋な演出。エンドロール後のピーターとデ>>続きを読む
数々の映像化されているポワロシリーズ。本作はまずポワロのルーツの様なものが描かれていて良かった(最初のシーンは『1917』っぽかった)。今回のエピソードのような壮大な描写、映像美が必要な作品は映画向き>>続きを読む