toshiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本当に考えなければいけない時期に来てると思う。

語弊を恐れず言えば、生きてさえいれば良いとは決して思わない。
慎ましやかに、後ろ指さされるようなことはせず、懸命に生きてきたミチさんのような人が、色ん
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.7

割と大きく何かが動く訳でもなく、淡々と進んでいく物語ではあるが、良作だった。

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

マリア的な元風俗嬢。
普段はフラットな物言いと態度で、親しみやすく。
でも、当たり前に沈む時もある。
「これいいね」「うん、そうだね」みたいな、それだけで良かったのにな、という台詞が印象的だった。
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.6

古き良き時代のアメリカで、片田舎の街から出るか否か。
恐らく世代によってはすごくその葛藤に共感できる人も多かったのでは無いかなと思う。
高校から大学へ、やがて大人になろうとしていく中での、最後の青春と
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カナルタ 螺旋状の夢(2020年製作の映画)

3.5

期待値が高かっただけに、それほどでも、という読後感だった。
現代的な医学を学んだ息子が、それでも伝統的な薬草といった効用に重きを置くような発言が興味深かった。
NHKの大アマゾンシリーズもそうだが、よ
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ジム&アンディ(2017年製作の映画)

3.8

ジム・キャリーの凄さよ。
憑依型とかそんなのとはまた違うのか、とにかくその人になってしまうといった感じで。
演じたアンディの、本物の家族と触れ合ってるところとかも、家族がジムではなくアンディと接してい
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オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

4.0

出だしこそ、海外ドキュメンタリーにありがちな、色んな方への周辺取材のインタビューが矢継ぎ早に繋がれた編集に「なんだか入って来ないなー」と感じたが、彼女の語られなかった、あまり多くの人に知られて来なかっ>>続きを読む

さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.8

1960年代、半世紀以上前の作品だけど、色褪せることない、飽きずに観られた。
いつの時代も、根本的なところは変わらない部分も大きいのだなと。
あんな時代を過ごしていた人たちが今はじいさんばあさんかと思
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

ずっとマイリストに加えていながらも、何となく観るタイミングが重要な気がして保留していた作品。

時系列が遡って行くという、その構成はとても面白かったし、上手くハマってたいたように思う。
少し残念だった
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

「天使にラブソングを2」じゃないけど、こういう歌モノの青春モノにはジーンと来てしまう。
そこかしこで涙が溢れた。
観る前は、もっとドラマチックな、カタルシス満載な作品かと思っていたが、思っていたよりも
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アホな描き方も絶妙にギリギリのラインでいい感じで、何より台湾映画にしばしば感じる甘酸っぱいアオハルがとにかく眩しくて、胸が締め付けられた。

「あぁ、あの頃にはもう戻れないんだな」と、切なさと、ある種
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

前作もそうだったが、良く出来てるなと思う。

しかし、最近はITだったりスタートアップの創業者なんかが、相当にヤバい描かれ方してる、皮肉ってる作品が多いが、実際そういう感じなんだろうか。
まぁ人生何回
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GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

3.7

前評判が余りにも高すぎたので、そういう意味ではやや期待外れなところもあったが、面白かった。
動物たちの感情が伝わってくるような映像ばかりで、あれだけノーナレーション、ノーテロップ、ノーミュージックで攻
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愛情萬歳(1994年製作の映画)

3.5

お眠な状態で観てしまったので、途中何度もコクリコクリとして、あまり覚えておらず。
シンプルに、冒頭からこんなに台詞の少ない映画は珍しい気がする。
アーロンの電話のシーンで、後ろのコンビニの雑誌に『mc
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.7

映画全篇通して良かったが、冒頭の二人の出会いのところが、中でも印象的だった。
「そりゃ映画だから」というのもあるかもしれないが、それにしても日本ではそうそうあり得ないだろう、なんともフランクな出会い方
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

始まりが頂けなかった。
バットマンが、その性格を引き継ぎつつも、全くリニューアルされた作りになり引き込まれたのに対して、敢えてウルトラマンのオリジナルの色を出して、読むには早すぎて文章量の多いテロップ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.9

面白かった!
冒頭こそ、やや重たいというか、台詞多めで長ったらしく感じるところもあったが、進むにつれ一気に引き込まれていった。
登場人物が多くても混乱しないし、劇中劇のような形で、映画の中で脚本の話が
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

うーーーーん、なんだか色々と勿体無い感じだったような。
原作、監督、キャストと、超一流どころを揃えたものの、ミスマッチだらけになってしまった感が否めない。
ただ真田広之さんの、あの佇まいというか、立ち
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.5

ファーストカット、始まりは面白いと思ったけど、その後の展開が、インディー・ジョーンズと、ダヴィンチ・コードと、グーニーズを合わせて、中途半端になっちゃった、的な印象が。
なんかちょっと惜しい作品。

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

この手の、というかゴーストバスターズだからなのか、いくつになっても、あのテーマソングが頭に鳴り響いて、ワクワクを掻き立ててくれる。
そして往年のキャスト揃い踏み、スペングラー役のハロルドに至ってはCG
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Mr.Boo!天才とおバカ(1975年製作の映画)

3.2

マイケル・ホイ監督作。
お国も違えば時代も相当に昔なので、笑えるポイントなんかがちょっとズレていたりするが、全部込み込みで考えると、きっと当時の香港の方々はゲラゲラ笑っていたのではと思える。
この監督
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

うーーーーん、面白かった!
王道も王道、ザ・アメリカ映画という感じが、休みの日に観るにはもってこいの感じで。
奇をてらわず、「そうこなくっちゃ!」ってところを駆け抜けてくれた。
前作から35年近く経っ
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マルタのやさしい刺繍(2006年製作の映画)

3.8

心がホッコリする映画だった。
テーマだったりモチーフというのは「あるあるネタ」だし、特別深い描き方をしている訳ではないけど、それがかえって、可愛らしい女性陣のキャラクターだったりチャーミングさと相まっ
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花様年華(2000年製作の映画)

3.2

うーーーん、どうもウォン・カーウァイ監督の、古い時代設定の作品はあんまり合わないようで。
テンポが良くないし、独特な間借りで家の構造がどうなってるのか良く分からないし、同じような場所でのシーンが多いと
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

これまた良い映画だった。
宗派の対立という悲しく厳しい現実があったにせよ、その幼さゆえ実感がそこまで伴わなかったのかもしれないが、隣近所はおろか、道ゆく誰もが顔見知りで、心から安らげる町で育った監督の
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

とてもいい映画だった。
どこかセラピーを受けているかのような。
ジョニーの仕事でインタビューシーンが多くある影響も大きいと思うが、ジョニーとジェシーの会話が、ひとつひとつ感情を確かめていくようなやり取
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.9

面白かった。
ほぼジョン・ウィックだったり、ジェイソン・ボーンで、彼らと同じような無敵さだが、だからと言って「パクリじゃねーか」とはならず。
久しぶりに、こんなにウインクする主人公を見た気がしたし、こ
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欲望の翼(1990年製作の映画)

3.3

うつらうつら観てしまったというのもあるけど、大好きな監督ではあるが、なんかイマイチ入り込めなかった。
香港の梅雨独特の大雨と鬱蒼とした雰囲気、色合いが全編に渡っていて。
最後のトニー・レオンの唐突な出
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.9

1980年公開。
当時はきっと今よりも差別意識に無意識だったり、好奇の目というのが強かったと思われる。

電車から降りたメリックが、人々に追われ、追い込まれたトイレで叫ぶ言葉が身に染みる。

異形であ
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七小福(1988年製作の映画)

3.8

サモハン、ジャッキー、ユン・ピョウが同じ学校で寝食を共にして学んでいたとは露知らず。
小ちゃいガキンチョだった生徒たちが、やがてはスターのスタントマンとして活躍し、そして自分達自身がスターとなって、こ
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.0

前評判は聞いていたが、それよりは、と言ったら失礼かもだが、思っていたよりかは、という感想。
でも全体的なチグハグ感は否めないし、ところどころで出てくる下ネタっぽいギャグは完全にスベっていたように思う。
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

「泣けば大体おさまるわ」とか、ああいう台詞から始まり、色んな痛みに溢れた映画。
だから共感できたり、想像できたりして、ちょこちょこ涙が溢れてしまった。
良い映画だった。

息子の部屋(2001年製作の映画)

3.1

息子が無くなった。
悲しみに暮れる家族。
やがて前を向き始める。

それ以上でも以下でもない。
残念ながら自分には響かなかった。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
ずーっと、自分の好きな、心地良いテンポだったということも大きいかもしれない。

岡田将生さんが車の中で言った「自分の心と上手に、正直に折り合いをつけていくことじゃないでしょうか」という言
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

3.9

ずーっと観なければ、と思っていて、なかなか手を出せずにいた作品のひとつ。
観終わってみて、思っていた作品と、またちょっと違った。
プラトーンのようなドッカンドッカン爆撃するような映画だと思っていたし、
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

4.0

面白かった。
長尺のドキュメンタリーで、メンバーなどのインタビュー中心でオーソドックスな作りであったにも関わらず、全く飽きることなく観られた。

佐藤さんが生前の頃から、大ファンという程ではないにせよ
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