ちゅんせさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ちゅんせ

ちゅんせ

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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.6

性行為と縁遠いモテない陰キャの陽キャへのヘイト映画。強め女がモテ男たちにお仕置きしているのを見て、モテない男たちが日頃の恨みや劣等感への溜飲を下げてる。
つまりは、女性たちへの鎮魂歌というよりも、男の
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空白(2021年製作の映画)

4.0

万引きした少女が店主に追いかけられて事故死する。父親は店主の責任だと追い詰めていく。マスコミの偏向報道や第三者の無責任な憶測と噂話で事態は混乱していく。
正義と憎悪と偏見が錯綜し登場人物たちがドン底に
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.3

ウトヤ島での銃乱射事件を70分間ワンカットでという謳い文句に釣られて鑑賞。
直接的な殺人シーンは殆どなく、逃亡劇、会話劇で終わる。
それなりに緊迫感はあるが物足りない感は否めない。
特に見なくても良か
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

4.0

中2の小梅と恵介は衝動的に性行為を済ます。その後も身体を重ね続ける2人だが...
思春期の不安定な心の機微が性に繋がる様がリアルに描かれている。主演の石川瑠華と青木柚の熱演もあって鬱屈とした青春模様が
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.5

本年度駆け込みで大傑作に出会った。
美しい景色と人々たちの姿にずっと涙腺が緩んでいた。

ブータン都市部から8日間かかる僻地に赴任された軽率な性格の新米教室が、村人と触れ合い自分の在り方を見つめ直す。
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

天文学者が地球滅亡規模の隕石衝突を発見するが政府やメディアの思惑により事態は思わぬ方向に
コロナ禍をコミカルに風刺した演出が秀逸。陰謀論を解く人も、何事も陰謀論のひと言で嘲笑する人も必見。
米政府を中
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.5

魔法を使える家族の中で唯一魔法を使えない少女の物語。
ありがち内容な上に、迷走ディズニーがゴリ押し多様性とやらでヒロインが微妙。
大半がインド映画顔負けのフル歌唱の連続で構成。歌ナシなら30分の内容。
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あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

3.1

秋元康ドラマ共通の大したことじゃないことを大層な演出で翌週に引っ張る。
ドラマなら考察や話題作りに繋がるが、本作は映画ゆえに単発で即座にネタバレくるので、どうでも良いシーンの連続が140分続く。キャス
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

原作未読、アニメ完走
開幕碇シンジ演出からの百鬼夜行呪術バトル、ED後MCUおまけ演出すべて既視感アリのワザとだろっていう様々な作品の良いとこパクり構成は見事。
魅力的な各キャラが各地で繰り広げるバト
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

最高!ゲームの世界のモブキャラが自我に目覚め正義のヒーローに!っていう設定だけど、蓋を開けてみると究極の恋愛物語だった。プラス現実のゲームや映画キャラネタも織り込まれワクワクさせるサービス要素もたっぷ>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.9

試写会にて。

興奮してるので同じこと何度も書くかも。
ネタバレなしで。

MCU版三部作の完結に相応しい興奮と感動!スパイディ映画で歴代最高!と言って良いです。
過去作への敬意と、期待通りの驚きと、
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.8

再鑑賞。もう10年前なんだね。
神木隆之介、東出昌大、橋本愛、山本美月、仲野太賀、松岡茉優など今や売れっ子揃い。
桐島が突然に姿を消したことで部活仲間、友人、彼女たちが右往左往する青春群像劇。
淡々と
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音楽(2019年製作の映画)

3.9

制作期間約7年超、作画枚数4万枚超を全て手描きで製作した情熱と執念の力作。
誰もが経験したことがあるであろう"音楽"に触れたときの初期衝動を見事にアニメとして表現している。
音楽好きのみならず映画好き
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.7

ピーター(スパイディ)が悲惨すぎる。
童貞、貧乏、両親いない、人助けしても報われない、蜘蛛糸も出せなくなる(射精不能のメタファー)...。
いつ闇堕ちして力を悪用してもおかしくないのに耐えてる(泣)
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.5

ピーター(スパイディ)がドン底に突き落とされて闇堕ちするんだけど、今まで我慢してたほうがおかしい。
グリーンゴブリンやサンドマンより最悪なヴィランじみてるヒロインMJへのピーターの復讐編みたいな趣き。
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.7

NWH鑑賞前にSSU再視聴。
ヒロインMJってそんなに尻軽かなって思ってたけど記憶より尻軽だった。2時間で4人(スパイディ含め)好きな男を変えてるのヤバすぎ。さらに続編で酷い女になるんだよなあ笑
グリ
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.6

ノーウェイホームを観る前に、、
SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)復習もかねて再視聴。

なんかもう分かりやすくて安心する!
本来こうじゃなきゃダメだよ。
ヒーロー映画って子供のものなのよ
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.8

ノーウェイホームを見る前に、
SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)復習もかねて再視聴。
なんかもう泣いた。特に本作ラストシーン。
新たなヴィラン"ライノ"に立ち向かうスパイダーコスした男の子
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街の上で(2019年製作の映画)

3.6

日常に転がってるリアルな会話や場面をアウトプットする的確な演出脚本において今泉監督は秀逸。
ただ下北沢に住んでるだけで冴えない受動的な男に都合よく女は寄ってこないしドラマも起きない。モテない男の気持ち
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.4

ロンドンでデザイナーを目指す少女が60年代にタイムスリップして歌手を目指す少女に出会い恐ろしい体験をする。
トーマシン・マッケンジーの表情や仕草が魅力的すぎて目が離せない。
『ウィッチ』でホラーファン
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.3

ビートたけしの原点であり師匠である深見千三郎との浅草での日々。
監督は劇団ひとり。ビートたけしを柳楽優弥、師匠を大泉洋が演じる。
昔気質の粋な師弟愛を見事な脚本と演出で描いている。
すべてにおいて血が
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

村上春樹の短編を基にしてるが別物。村上春樹っぽさもない。自称映画好きや評論家が好みそうなアザトサだらけの作品。韓国人と手話を絡めるのも態とらしい。確かに巧い場面もあるが3時間は長すぎ。没頭出来たって人>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

大泉洋を当て書きした原作小説を映画化。
裏切り陰謀が渦巻く出版社での社内抗争を描く。複雑に絡み合う人間関係や不況に苦しむ出版業界の闇も描いているのだが、軽快な構成と爽快な演出、大泉洋の台詞と達者な喋り
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.9

台湾発ダークファンタジーホラー
1960年代台湾、中国国民党の独裁政権において文化への弾圧と密告が強制されていた。
とある学校では政府で禁じられた本を密かに読むべく読書会が開かれていたが、一員である少
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骸 -MUKURO-(2015年製作の映画)

3.2

3話オムニバス短編だけど、U-NEXTには2話しか配信ない。

ゴアグロ描写はB級ながらも頑張ってる。
手を潰したり、顔面崩壊させるシーン、死体損壊シーンなど、かなり良い。
ただ、1話レイプリベンジも
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

4.0

駆け出しのカメラマンと読者モデルの2人が恋に落ちる。
カメラ好き必見"好きを撮る"序盤での石川瑠華は天真爛漫かつエロ可愛くて魅力が溢れてる。それが一転して、野心丸出し虚言癖ある醜い印象になっていく演技
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.8

"騒音おばさん事件"を基にした本作、被害者視点での騒音おばさんの非常識さをコミカルに描いた後に、騒音おばさん視点で物語が展開して観てる側に"正義""常識"とは何かを提示してくる。
適当で無責任なSNS
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.7

舞台挨拶にて。

BL好きのJKが好きになった人はゲイだった。
山田杏奈♡→神尾楓珠♡⇄♡今井翼って相関図。キャスティングが絶妙!
山田杏奈と神尾楓珠の爽やか青春関係の裏で、今井翼と神尾楓珠のドえろい
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ホーム・スイート・ホーム・アローン(2021年製作の映画)

3.3

Disney+オリジナル作品。
シリーズ6作目(そんな出てたのかよ!)

家に1人で取り残された子供が泥棒を撃退する話。
トラップが殺傷能力高くてエグい!
泥棒に同情して引くレベル。
Xmasに女の子
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.8

先行上映舞台挨拶にて鑑賞。

エディとヴェノムが軽快に仲良く喧嘩して終始ポップに物語が展開していく。
教科書通りコミック映画て感じ!
こういうのでいいのよこういうので。
前作より2人のバディ感UPして
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(2020年製作の映画)

3.6

平成を駆け抜けたというより耐え抜いた2人の愛の物語。
13歳で出会い離れ離れになるプロローグでもう泣く。大人になりそれぞれの人生を歩む2人は交差しては解ける"糸"のよう。非常にベタながらも野島伸司ドラ
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サンゲリア(1979年製作の映画)

4.3

ルチオ・フルチ監督の最高傑作。

・ボートの上で街を背に佇むゾンビ
・海中ゾンビvsサメ
・白いズタ袋に滲む赤い血
・木片で潰される眼球
・立体的な構図で土中から甦る汚く乾いたゾンビ
・乾いてるので良
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Megan Is Missing(原題)(2011年製作の映画)

3.2

14歳少女2人がSNSで出会った男に拉致されて酷い目に遭うPOVモキュメンタリー。国内未ソフト化なので英語版で視聴。
大した台詞ないので問題ナシ。
直接的グロ描写はないが、監禁拷問性暴行殺害のプロセス
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

開始30分の壮大さと能力バトルを目の当たりにして、新たなフェーズがやっと開かれたと歓喜と興奮で泣きそうに。
以降は尻窄み。人間味とユーモアあるドラマは流石クロエジャオ監督だが、壮大な設定と背景を無駄に
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日本沈没(1973年製作の映画)

3.9

再鑑賞したけど人間ドラマの合間合間に地震や噴火、洪水など天変地異が起きて緊迫感を高めて飽きさせない。自然の前に人間は無力すぎるが押し寄せてくるので、ドラマ版みたいな政治的いざこざどころじゃなく一致団結>>続きを読む

人狼ゲーム ビーストサイド(2014年製作の映画)

3.5

シリーズ第二弾、人狼側からの視点。
ブレイク前夜の土屋太鳳、森川葵が出演してて只者じゃない雰囲気を放ってる。藤原季節、小野花梨も出演してて演技に見入ってしまう。映画というより舞台に近い演出。どことなく
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