ちゅんせさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ちゅんせ

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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

見応え充分、怒涛の2時間半。
舞台は中世フランス。妻を強姦された夫と疑惑をかけられた親友の裁判は決闘で決着をつけることになる。
妻、夫、親友3者の視点で物語は展開し各々の真実が錯綜する構成に唸らされる
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.1

山田杏奈たっぷり2時間堪能SP。彼女の魅力を充分に引き出した傑作。淡い色彩で繰り広げられる芋生悠との美しい同性性行。作間龍斗(ジャニ)を巡る思春期を拗らせたイビツな恋。加虐性を刺激する演技が得意な山田>>続きを読む

ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

3.3

山田杏奈目当てで鑑賞。
岡崎京子漫画を実写化。原作の持つそこはかとない脈絡のなさや逸脱した雰囲気は再現出来ているが、山田杏奈と滝澤エリカの存在感に救われてる感は否めない。まあ、女性監督にありがち作風だ
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ゾンビ津波(2019年製作の映画)

3.7

まんまゾンビが津波に乗ってやってくる映画。花火や炎でさえCG、フジツボが付着してるゾンビなどB級だが、怒涛の展開でテンポも良く血糊たっぷりゾンビ愛に溢れる良作。
水中ゾンビといえば『サンゲリア』だが、
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恋の罪(2011年製作の映画)

3.8

東電OL殺人事件を元にした日活ロマンポルノに分類出来そうな園子温監督の傑作。猟奇的で狂気に満ちた女たちの性愛をエログロを交えて描いている。女性の性衝動は男が肉体と直結しているのと違って精神と直結してい>>続きを読む

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.3

本作のテーマは"大人はずるい"
どうでも良い過去話がくどい。
肝心のトラップセンスが皆無で緊迫感もグロもなく脱ホラーに。原作の良き要素が削られてB級邦画デスゲに。豪華キャストの無駄遣い苦笑で嫌いではな
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.8

成田凌や藤原季節など実力ある俳優さんの何気ない掛け合いは見てて飽きなくて、ニヤリとしたりウルっときたり、深夜に観るのには丁度良かった。木更津キャッツアイって感じ。
死んでても死んでなくても変わんないん
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.7

司馬遼太郎原作は読了。
新撰組結成から崩壊までを土方歳三を中心に早足で凝縮しているので、多少の知見がないと楽しめないかと。暗殺集団の側面を知る上での幕末の見識はもちろん、内部抗争や粛清が人間的で悲劇的
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ウイラード(1971年製作の映画)

3.7

気弱な青年が野良ネズミたちと仲良くなって意地悪な上司を襲わせて復讐する🐀
前半というかクライマックスまでほのぼの動物交流ムービーなんだけど500匹の大量発生ネズミが襲ってくるシーンは圧巻🐀
71年製作
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夏時間(2019年製作の映画)

3.8

韓国女性監督ユン・ダンビが描く、少女と家族のひと夏の日常。
キム・ボラ監督『はちどり』のように優しく繊細な演出で少女の心の機微を淡々と描く。役者たちの演技が素晴らしく本当の家族に思えてくる。特に少女と
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屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

4.5

映倫が審査拒否した残酷暴力フレンチホラーの大傑作。
熾烈な血みどろキャットファイトの決定版ともいえる本作、マジで怖い痛い、緊迫感が尋常じゃない。とても80分とは思えないくらいグロと暴力が凝縮されてる。
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ヤコペッティのさらばアフリカ(1966年製作の映画)

3.9

60年代アフリカ大陸暗黒史、暴動、虐殺、密猟を捉えたヤコペッティ監督モンド/ドキュメンタリー。
カバが槍で滅多刺しにされたり、象が頭に刺さった槍を鼻で抜いて放り投げたり生々しい。母親を殺されたシマウマ
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ショート・サーキット(1986年製作の映画)

3.9

とにかく懐かしい!
子供の頃に何度も観た記憶が。

いかにも80年代アメリカなSFファンタジー映画。
感情が芽生えた軍事ロボットが逃走。かくまってくれた女性と交流を深める。ありがちな物語だからこそ安心
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

3.7

思春期を迎えた少年と少女が出会って淡い恋をする物語。
耳にしたことある珠玉の名曲の数々が全編を彩る。
少年がとても可愛らしく、瑞々しい表情に引き込まれる。
厳格な教育体制で管理されてる子供たちの過干渉
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リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

4.1

父親のいない11歳の気弱な少年と、同じく父親のいないヤンチャな少年が出会い仲良くなる。初めて見た映画ランボーに感動し憧れて2人は映画の自主制作に取り掛かる。

気がついたら涙が溢れ出る心のデトックス映
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整形水(2020年製作の映画)

3.5

糞デブ性悪女の主人公が謎の整形水を使用して"美"を手に入れるも酷い目に合う映画。
誹謗中傷やルッキズムなど社会問題を恐怖表現に内在させて娯楽作として昇華してる。
レディコミホラーや都市伝説に近いチープ
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.0

とある村に若者たちが迷い込む。待ち受けていた不気味な村人たち。定番の田舎ホラーかと思いきや後半は思わぬ展開に。
まず、村人の関西弁で台無し。感情と抑揚ない台詞回しが合わない。もはや使い古された演出でサ
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墓地裏の家 4K レストア版(1981年製作の映画)

3.7

U-NEXTでルチオフルチ配信祭り。
血みどろ3部作(サンゲリア/地獄の門/ビヨンド)でマスターオブゴアの称号を得た監督の次作。

外連味ある音楽にのせて粘着質なカメラワークや終盤20分のグロ汚さなど
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守護教師(2018年製作の映画)

3.6

女子校に赴任してきた教師が失踪した友人を捜索する生徒と共に謎に迫る。
無能警察や反権力など、韓国あるある展開ではあるが役者の魅力が半端ない。マドンソクが強すぎるので緊張感もないw
『エターナルズ』でM
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.3

いま注目の阪元裕吾監督作。
『ファミリー☆ウォーズ』はエログロゲロで最高に狂っててバンザイ!って感じだったが、本作は普通。
前半は般若の独壇場。中盤から個性溢れる殺し屋集団と主人公のバトル中心だが、邦
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.9

ウイルス感染で壊滅状態に陥ったNYで生き残った男。凶暴化した人々とウイルスに独り立ち向かう。
犬猫が死ぬ映画は傑作の代表格。
ほぼ、ウィルスミスしか出てこないが緊迫感溢れる中での1人芝居は流石で目が離
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.5

101匹わんちゃんの悪役クルエラのファッション業界を舞台にした最高にロックで軽快な復讐劇が幕を開ける。
華やかでスタイリッシュな衣装の数々に身に纏ったエマストーン、エマトンプソンの女の意地をかけたバト
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.9

女子高生が殺人鬼おじさんと入れ替わっちゃうホラー版「君の名は」。
ポップでコミカルでもスリリングで、女の子と観るのに最適なデートムービー。入れ替わった2人の演技は見もの。
同性愛、女性蔑視、人種差別を
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.9

BWが酷い有様だったので期待値下げて観たんだけど面白い!これだよ!これ!って感じ。中国拳法、中華妖怪、伝説獣、過去作キャラてんこ盛りでサービス精神旺盛!なにより序盤のトニーレオン無双で心を掴んでくる!>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

原作読了だが本作はオリジナル続編。
松坂桃李も良いが鈴木亮平が圧倒的存在感で恐怖すら覚えた。ビクッてなるくらい怖い。所謂ヤクネタ役で容赦ない暴力で周囲を席捲していく。
途中失速するが、見終わった後に広
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

映像と音しか取り柄なさそうなので映画館じゃないとダメだろととりあえず。

案の定、脚本は破綻してるしメッセージも酷い。細田守監督を神輿に担いでる周りが優秀なので見れる感じ。
序盤ライブまでがピークで話
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妖怪大戦争(1968年製作の映画)

3.8

東映特撮の文化遺産。
古代バビロニアの吸血妖怪が甦って、なぜか伊豆に来る。侍たちの生き血を吸って身体を乗っ取る。これは黙っちゃいられないと日本妖怪たちが立ち上がる!
河童、油すまし、ろくろ首、から傘.
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直撃!地獄拳(1974年製作の映画)

3.8

YouTube追悼配信本日までということで再鑑賞。

千葉真一はもちろん、和製ドラゴンこと倉田保昭がカッコイイので必見。
子役時代の真田広之も出演している。

足が付くので銃は禁止という無理筋理論のス
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戦国自衛隊(1979年製作の映画)

4.0

追悼の意を込め再鑑賞。

千葉真一など21名の海陸自衛隊が戦国時代にタイムスリップ。長尾景虎(後の上杉謙信)と出会い武田信玄と相対する。

前半は自衛隊員たちの人間ドラマ。
内ゲバで無駄に戦力減らしち
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ハニーレモンソーダ(2021年製作の映画)

3.7

序盤からラウール怒涛の甘々台詞とイケメンじゃなければ事案()確実の行為にニヤ止まらん。意外にも吉川愛の隠キャ演技がしっくり。
キラキラ恋愛映画の基本に忠実な丁寧な脚本と演出って印象だが、意外性はないの
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.9

オッサン趣味と願望を女子高生に投影させて、それを観た自称映画好きが感動して絶賛してる気持ち悪い作品だったので非常に良かった!
映画愛うんぬん語るよりも恋愛パートでグッときた自分に安心したw
これはもう
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.8

ヤバすぎて泣いた!
お利口良い子ちゃんMCUを嘲笑うかのような、人命軽視人体損壊人権無視の最高描写が軽快コミカルに2時間絶え間なく続いて爽快感&悲壮感が押し寄せ胸焼け必至の極悪かつ愛情溢れる偏差値低め
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.6

女性差別が緩和されたとされる現在でも見えない差別によって、いかに女性が日常において心を削られているかが良く理解できる作品となっている。しかし、主人公=オッサンに置換すると、オッサンへの迫害と差別は容認>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.4

当時の民主政権の無能さが事実通りに描かれてて最高。だから、左巻きな奴らから酷評されてたのね。野党に落ちてコロナ状況下でも足引っ張ってばかりで存在価値ないし、もはや、日本人の敵だね。まあ、日本人じゃない>>続きを読む