ちゅんせさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

ちゅんせ

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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.9

霊が見える青年2人と謎の少女が出会うオカルト除霊映画
これ令和の映画だよね?笑
90's後期-0年代初期Jホラーの空気感で淡々と進む前半から、後半の除霊vs呪術描写のテンション落差が秀逸。
平手友梨奈
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.8

ある青年が障害者の女性と出会う...。
原作は淡白で飄々とした短編。
実写は少し鬱屈した展開が、公開時まだ若かった自分に忘れ得ぬ衝撃と心苦しさを与えてくれた。主人公がまるで自分を見ているかのようだった
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.3

Netflix韓国アニメ
ゾンビ映画、新感染の前日譚。
クオリティは高くないが、ストーリー展開が巧くて難なく観れる。
登場人物が糞すぎて民度やべえってなるが、これが、この国のリアルなんだろなと説得力あ
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.1

デ・パルマ監督作品で最も好き。
マフィアの世界で成り上がる男をアルパチーノが演じる。
罪を重ねて成功を掴んだ先にある虚無感や孤独、疑心暗鬼を埋めるかのように、金とコカインに溺れていく。
若い頃は主人公
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ゾンビ大陸 アフリカン(2010年製作の映画)

3.5

思ってたより良かった。
映像の質感が80年代ゾンビ映画で禍々しさを増幅させる。
彷徨う黒人ゾンビの手足が長く不気味。
黒い肌と赤い血のコントラストがグロさを強調している。そして、なにより、荒れた大地、
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.8

窮鼠はチーズの夢を見る
関ジャニ大倉と成田凌がイチャつく映画。結構、過激でキスが濃厚だったり、フェラシーンもある。
中でも背後から突く場面、序盤は成田凌が責め、後半は大倉が責めになる。
これは、7年間
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柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

3.9

深作欣二監督の傑作。仁義なきっぽさが時代劇にも反映されている。
二代将軍急死、家光と忠長の後継争いに柳生一族が暗躍する。
終盤の萬屋錦之介(柳生宗矩)の歌舞伎演技は圧巻。
十兵衛(千葉真一)が柳生一族
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弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

3.2

成田凌と波瑠が演じる2人の30年に渡る純愛物語というだけではなかった。
死、別れ、結婚、離婚、災害など人生の困難を容赦なく突きつけてくる。決して綺麗事だけでなく、後悔する誤った選択もあるという現実や、
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

昨日、ジョンカーペンター監督誕生日ということで再鑑賞。
あらすじはタイトル通り、南極基地に謎の物体が襲来する話。南極という極限状態の中で、正体不明の忍び寄る敵を相手に隊員たち同士も疑心暗鬼を募らせてい
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そこにいた男(2020年製作の映画)

3.2

「岬の兄妹」監督作ということで。
30分程度なのでサクッと観れるけど、内容は重い。実際に起きたホストへの刺傷事件を彷彿とさせる冒頭は衝撃度高め。なぜ女は男を刺すにまで至ったのか。男からすすと身につまさ
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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

4.8

こんな凄い作品に出会えるとは!
B級かと思いきや極上の逸品!

西部の街で先住民の仕業とみられる八裂き死体が...。
妻を捕らわれた男と保安官たち4人は、未知の先住民のアジトへ向かうが、想像を絶する地
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

精神を病んだ犯罪者が集められた孤島で起きた失踪事件を探りに送り込まれた保安官が島に隠された数々の謎に直面する。精神異常者たちを相手にする内に自らも病んでくる系と思いきや...。あらゆる伏線が張られてお>>続きを読む

ザ・コール(2020年製作の映画)

4.0

極上の韓国産スリラー。洋館に引越してきた女性に突如かかってきた電話。それは過去からのメッセージだった。
時空を超えて凄惨な悲劇が幕を開ける。様々な謎が展開し、伏線が回収される様が爽快かつ恐怖を増幅させ
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

テレビ放送なかったら観てなかったやつ。
意外にも面白かった。
三谷幸喜作品は分かりやすい笑いを織り込んでくるので見てて楽。
豪華役者同士の掛け合いも楽しめて、良質な娯楽映画であったと思う。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.3

新作公開に向けて再鑑賞。

他の作品と比較してもテンションが違う。
デビルマンのクライマックスくらい圧倒的なテンションで描かれていて神がかってる。桁違い。

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

2.5

内戦の続くアサド政権下で死と隣り合わせでカメラを回し続ける女性のドキュメンタリー。
いや、なぜ、混沌とした状況の中で子を作り産み落とすのか。自由の象徴だとでも思っているのか。希望を託したいのか。全く身
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.8

再鑑賞。

新劇3作の中ではいちばん安心して鑑賞できる。序盤なので。

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

2.9

前提として、この監督の作品だいたい苦手。例に漏れず本作もいろいろと酷いなあと残念な気持ちに。
ただ、原作の良さと、キャスト陣の魅力でなんとか面白くなってるなと。
逆にいうと、この原作とキャスト陣を活か
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.1

長い闘いの歴史もついに完結。開始5分で泣きそうに。アクションは勿論、熱い人間ドラマ、ブルースリーを始め人と人との関わり合いに心打たれる。
病に侵されながらも冷静さを保ち、寡黙な中に潜む信念の火を絶やさ
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静かな雨(2020年製作の映画)

3.7

脚に障害のある青年と、事故で記憶が1日しか保たない女性の物語。
2人のひたすら優しくて心地よい時間が過ぎていく。どこまでも2人は寄り添って生きていくのだろう。希望に満ちた物語。
衛藤美彩の自然な演技が
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.9

骨太かつスタイリッシュな映像に格好良い台詞の応酬。
重苦しい雰囲気の中で繰り広げられる、非情なる悪党たちと、悪の道へと踏み込んだ荒んだ警官の攻防。
犯罪と暴力の根底に潜む貧困問題が登場人物たちに深みを
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.9

殺人事件の目撃者となった自閉症の少女と弁護士の心の触れ合い。
ベタな物語かと思いきや、人物描写や台詞が秀逸。典型的なお涙頂戴になりがちな展開を、ミステリーや法廷物のスリリングな要素を散りばめバランス良
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.9

新感染の4年後、ゾンビパンデミックによって荒廃した韓国が舞台。
思ってたのと違ったけどコレはコレでアリ。人物描写が希薄で前作よりも登場人物の魅了に欠けるなと思ってたけど、クライマックスで盛り返してきた
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.9

おもしろかった!!!
これも英勉監督なんだね!
売れっ子監督だ!

252 生存者あり(2008年製作の映画)

3.7

深夜にテレビでやってたので観賞。
意外に面白かった。

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.8

冒頭のレースシーンから釘付け。
IMAXで観て良かったと速攻で満足。
アメコミにしてはアクション薄味だが、物語自体がファンタジー要素が強くライトに鑑賞できる。子供向け要素強いかも。
後半は、困難の連続
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.9

底抜けに明るくて、お調子者で、でも、どこか影のある佐々木。自分にとっての佐々木はいまどこで何をしているのだろうか。今もどこかで誰かを笑かして呆れられてるのだろうか。愛すべき佐々木は孤独を感じてないだろ>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.7

自分以外ほぼ若者でいっぱい。
笑い声もチラホラでウケてる...。
え?マジか?と思いながらも自分の感覚を疑うことは必要。
ウケてるんだから若者には面白いんだろうなと...。
本編は呂布、張飛、関羽バト
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.8

主演の伊藤沙莉もさることながら、恒松祐里に圧倒された。ここまで上手いとは。
般若も粗暴な風俗店長役がハマり役だった。
風俗に身を置いている女性たちの人間模様が生々しく悲しくも美しくもあった。
ただ、ア
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his(2020年製作の映画)

3.7

お互いに求め合って生きていく様が神々しい。同性でも問題ではない、むしろ、性差を超えた愛があるのかも。
宮沢氷魚と藤原季節がひたすら美しく眩しいのは、2人の演技力と存在感だけでなく、今泉力哉監督の力量だ
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.3

すごい映画を観た。今年の邦画は本作と「罪の声」で1.2を争うかも。
永作博美、井浦新はもちろん、蒔田彩珠が凄い...。
告白されたあとや、キスされたあとの純粋かつ悪戯な危うい表情は中学生そのもの。から
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