chanさんの映画レビュー・感想・評価

chan

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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.8

赤毛のアンを観たときに似た、心のぬくもりを得た。

愛情の育み方が繊細でとってもやさしくて美しい。たとえ不器用でも、想いやる心はちゃんと伝わるしそれはいつも心を温めてくれる。

コットが去り行く彼らを
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草の響き(2021年製作の映画)

3.4

走り続けることでギリギリを保つことができている心のバランス

その脆さについて考えていると
彼が取り憑かれたように言葉通り毎日、走り続けらざるを得ない理由がわかるきがする。崩れるのは一瞬で、それがどれ
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87分の1の人生(2023年製作の映画)

3.5

ほんとうに人生って、一瞬の不注意で
全てが変わり得るからおそろしい。

そんなはずがなかった何かを抱えてしまうことの重さがずっしりときた。

フローレンスピューはなんだか悲劇が似合ってしまうね。大好き
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.6

やさしさについて考えた。
すごくすごく、考えた。

やさしさってつよさだなって、
ふとそんなことが頭に過った。

みんな何かを抱えていて、
その苦しみや辛さは比べるものでは決してなくて
抱えることの痛
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女と犬(1991年製作の映画)

3.4

会話のセンスがフランス人
たった5分だけどロメールぽさもあって好き

静かな雨(2020年製作の映画)

3.2

太賀くんと透子さん
見てると安心しちゃうんだな

ごめんなさいだけどこよみさんが苦手でした。

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

ストップモーションアニメが好みなのかもしれない。そしてこの世界観ね


田舎のミニシアターで平日の最終回とかだったから始まる直前まで観客私だけで、ちょっとそれはさすがに怖いかもと思ったら何人か入ってき
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(2021年製作の映画)

3.5

ほんとに1901年に作られたのかと思って心底感心してしまった。

なんだかもう一度みたいな。

ガザ 素顔の日常(2019年製作の映画)

-

日々報道される数字の分だけ、いやその何十倍も奪われた日常があって、笑顔があって、夢があって、その数字を目にするたび私は考えるのをやめられない。可哀想だというのとは違う。ただ生きることすらままならない、>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

今まで数々の映画を観て得た気づきや教訓、感じた気持ちが走馬灯のように心に浮かんできて、なんでこんなところでってところでずっと涙がとまらなかった。


ずっと、喋ることがきっと人より苦手で下手なことがコ
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神さま聞いてる?これが私の生きる道?!(2023年製作の映画)

3.4

the edge of seventeenの監督だったのね!

ありがちなお話ではあるけど
飛行機の中でも飽きることなく最後まで楽しめたのはきっと、この監督のセンスなんだろうな。
人の良すぎるお母さん
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.3

復讐はまとめて一息に。

甘くてかわいいケーキなんかより
苦くて不味いタバコとビールがよく似合う

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.8

フィンランド熱冷めやらぬ今、観れて嬉しい。覚えたての単語が聞き取れたのもうれしくてにやにや。

しっかり現代なはずなのに、アナログで、ピュアな彼らが愛おしい。幾つになっても恋していいんだな、どんな日常
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うかうかと終焉(2023年製作の映画)

3.9

みたことないけど舞台をみているような感じで、とても満足感がありました。

どこか森見登美彦の小説を彷彿とさせるような彼らの生活とか関係とか。
憧れていたけどわたしは通れなかった類の青春に、いいなあと思
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栗の森のものがたり(2019年製作の映画)

-

半分うとうとしてしまったな、くやしい。

物語もそんな感じ、半分夢をみているような。わたしの頭の中と彼らの頭の中がどこかで一瞬、交差した気がする。

薄暗くも美しい映像と、身体が喜ぶ音楽なども心地よく
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

4.0

ぴりぴりした。今もしてる
時々突然出会ってしまう、忘れられない作品のひとつになった。
同じ気持ちを味わいたくて、久しぶりにあれから毎晩映画を観てるけど、期待していては出会えない。

触れたら消えて無く
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.8

ユマさん、なんて魅力的なひとなんだろう。
ほらねやっぱり、自分の意思と自分の足で自分だけの人生を歩み始めたときに放たれる輝きは、止められない勢いで周りを巻き込んではどんどん増していく。

もっとわがま
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.1

アダの幸せを願うのみ。。

さすが北欧映画、という感じ。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

-

わたしが彼らと同じくらいのとき、心のどこかで感じながらもはっきり見えていなかったものが、これでもかってくらいに画面に映し出されては心をえぐってくるから
本当にしんどかった。

ほとんど吐きそうなくらい
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.8

悪魔はただひたすらに気持ち悪くて汚くて、そんな見せかけの怖さより
エクソシストたちの抱える何かとその結末のほうが何倍も、こわくてかなしくて切なかった。ずしんとくる重さがありました。

映画館で観られて
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冷たい水(1994年製作の映画)

-

いまよりもっとからっぽなあたまで、いまよりもっと時間のあったわたしが、飽きることなく日に2本3本と映画を観続けていたあの頃。晩ごはんの後、寝る前のあの時間が大好きだった。
ティーンの危うさにたまらなく
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

やっぱり観たあとは、いろんなひとの感想や考察が気になってたくさん見たり聞いたりしてしまったけれど
大切なのは、自分がどう感じどう受け止めて、そしてどう生きるか。

鑑賞中に流した涙も、立った鳥肌も、浮
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.9

ちゃんとこわかったし、面白かった。子役たち4人ともすごい。なんてチープな感想ばかり出てくるけれど
何よりこの北欧映画のじめっとしたグレーな雰囲気がとても好き。


純粋であればあるほど、感じるもの、持
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怪物(2023年製作の映画)

4.4

なんだかどうしようもなく美しいものをみた、目の当たりにしてしまった、
その美しさがどうか今もちゃんとありますように。この、現実の世界に、しっかり存在していますように。守られるべきものなのに。願わずには
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

夢に現実が喰われていくかんじのお話し大好きなんだけど
その点ではもう少し不気味さが欲しかったかも。

物事を多方面から見る、知る、ことの重要さをなんだか思い知ったな。
本当の悪とは、考えちゃうな。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.4

なんだかさらりとしていたな。

いつもいちばん大切なのは
目の前の相手がいま、どんな気持ちでどう生きているかってこと。他人にとっては過去ってそんなに大事じゃない。
いま、ここにあるこの空気をしっかり吸
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THE COCKPIT(2014年製作の映画)

3.8

東京、て感じがした。
夢と才能あふれる若者たち

あたまのなかぐるぐる
何しにここへ来たんだっけ

そんなことはさておき
創作ってこうじゃなくちゃね。
無になれるって最強だよいいなあ

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.7

この優しさ、知っている。
学生時代に夢中になって読んだ瀬尾まいこさんの小説たち。
ただ優しいだけじゃない、その優しさをわたしの肌はちゃんと覚えていて、あの頃の気持ちのまま、涙がとまらなくなった。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

素直さと継続力ってほんとに武器になる。
大人になると失いがちなものを、ケイコはしっかり握りしめて離さない。
ケイコが今もどこかで生きていると思うだけで、わたしもしっかり立っていられる気がする。

愛が
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.3

思ったよりかなりコメディータッチで
楽しく観られるよ

けどオチが好きじゃなかったな

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