MHRさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

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これやっぱり15分くらいに切り詰めた方が好きだなーて思うけど、これは割と今回のどの短編にも抱いた感想。私は英語を解さないので、ひたすら劇場で滔々と喋り続ける感じがちょっと苦手なのかもしれない。情報が音>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

5.0

二回目見てよかった! こんなに面白かったっけ!の再発見。
「すでに失われてるもの」に対する郷愁とか、要は何かしらの喪失をウェスの核だと思っているので、まさに!だった。初ウェスのときにはまだわからないも
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無名(2023年製作の映画)

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面白かったし、よく作っていたが、何となく私の中で突き抜けない。

まず、いかんせん台詞が聞き取りにくい。日本語のうまいキャストにも日本語字幕は必要だと私は思う。王一博はゆっくり・はっきり発語するから、
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

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よかった。あるガイドブックとしての映画。岩井俊二の映画で、役者の映画でもある。グレッグハンは相変わらず良くて、清原さんもすごくいい仕事をしている。脇の固め方もうまくて、個人的には道枝駿佑の嬉しい発見だ>>続きを読む

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

5.0

追記

『韓国女性映画史 わたしたちの物語』を読んで、こうした規模の大きい映画で役柄をチョン・ドヨンが演じることってめちゃくちゃ意味があるんじゃないかと改めて思った。女性の扱いにはまだ完璧ではないが、
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第三の性: その狭間で(2018年製作の映画)

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よく見た。英語字幕だったからわりと「雰囲気」で見ました。いやいやここがくっつきなさいよって思う同性の友人とくっつかせることにてらいがないところ、好きです。それがもっとできる国になってよ。許光漢は相変わ>>続きを読む

チィファの手紙(2018年製作の映画)

4.5

所々ひっかかったけれど、好きな映画だった。ある側面からはいい映画だと思う。ある側面からみれば「何?」「ちょっとやなきもい感じ」「なんで?」がちらほら出てくる映画だった。きもい、は完全に私の感覚だけど。>>続きを読む

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

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すごく良かったとは思わないけれど、よいシーンはあった。目を閉じるとあなたが見える。声に出すとあなたが笑う。ある世界が途切れる瞬間のシーンは、意外性はないものの悲しい。やはり白眉はその交感のシーンで、見>>続きを読む

劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

1.8

叶うかもしれないと見てみたかったもの、がまさかのNissyさんとSKY-HIさんの声でもたらされて、ものすごく嬉しくなった。新しい可能性を提示してくれた、新しいアプローチで再解釈した、原作もの(なおか>>続きを読む

詩人の恋(2017年製作の映画)

4.7

よかった。ずっとほんのりしっかり見たかったから、見てよかった。明言しないことがよくて、明言しているところも、良い。詩人の存在がにくくて、ちょっとうらめしくて、すごく魅力的。チョン・ヘジンがよかった。芸>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

5.0

中学生以来。あの時もおもしろかったけど、こんなに面白かったなんて!!!すごく好きな映画。アニメ映画の中で1番好き!

異人たち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

良い映画だった。質が良くて好きな映画。一緒に行った友達がすごく泣いてて、彼女が泣いているところを見たことがなかったから、とてもびっくりした。いつも大抵私が泣いている。私は少し泣いたのだけど、それは全然>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

リベンジしました!!!これ流行るのすご、と4年前と同じことを わーおもしろ、ずんずん進む、のに眠い眠い眠い睡眠時間足りないもうあと10分かな?と思わず確認したら残り36分だった めちゃ叫ぶ映画なのに >>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.9

エンドロールで訳もわからず涙が出た。本当に、いったい自分のどこに感応してそんなことになっていたのかは分からないが、概ねとびきり好きな映画だったことは確か。私の話ではなかったがとびきり好きな話だった。私>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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Petite maman見た。すごく好きというわけではないけれど、ところどころの台詞が印象に残る。「だってもう頭の中にいるもん」「全員がそれぞれ考えてるような感じ」とか 最後の歌詞が映るところがとにか>>続きを読む

狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ソンヒョン、そりゃ好きだろうな と思う


・「そういえば本名を聞いてなかったな」「必要か?」「いつかお前のことを思い出すために」
・殺し屋と刑事、お互いを特別なあだ名で呼び合い、探り合い、追い、そし
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記憶の夜(2017年製作の映画)

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カンハヌル大好き友達の「なんかうーん、説明できない 調べないほうがいいよ 面白いのは面白い カンハヌルの映画って感じじゃない」全部わかる 変な映画すぎる 今年1番変な映画かもしれない そして謎に、終わ>>続きを読む

ひとつの太陽(2019年製作の映画)

4.4

すごく良い映画だったな……映画館で見たかった気もするけど、こうして分割して見るのでよかったかもしれない。映像が素晴らしかった。最後までの流れ、生活、兄、父、随所に織り込まれる刺激的なもの。こういう映画>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

はいはい、で?の状況が永遠に続き、そのまま終わる。特に好みではないブラックユーモアと別に知ってる世の中の最悪〜な部分が出されて、見てて楽しくなかったけど、こういうもんだと思う。はいはい、これにて終わり>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

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ナホンジンの映画では大抵人が走っている。大人が本気で走っていて、それも必要に駆られて、生活の中を必死に走っている。走っている作家だ、というイメージがまずあって、この作品も例外なくキムユンソクが走りまく>>続きを読む

春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

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こういう映画が見たい、というときが往々にしてある。

子猫をお願い(2001年製作の映画)

5.0

素晴らしいペドゥナと意外性。ここから監督が寡作であるのが大変惜しまれる。

枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

今年、これ以上に大好きな映画に出会えないかもしれない。

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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映像がすごく好きで良かったです。日々についての描き方がずっと記憶と記録と間で揺らめいている。「後で思い出せるように覚えておくもの」は記憶と記録と少し近い別物?memoryのようなもの(記憶であり記憶装>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

子供の描写がすごい、アニメーションがすごい、と聞いて見に行って本当に良かったです。作中の親子と同じくらいの年かさのお母さんと娘さんが観に来ていて、良かった 私が小学生のときにあれば良かったのになって思>>続きを読む