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幼少期から受け続けた母親からの精神的虐待によって自身の性格や考えが皆無の中年男が冒険に出る、けど敢えなく敵(母)にやられる、というファンタジー作品………だよね?🤔
冒頭の治安という概念がない街で必死>>続きを読む
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過去に見た監督作(ロブスターと聖なる鹿殺し)にあまりハマらなかったので期待せずに観に行ったら、すんばらしい名作でした。
特に印象に残ったところ
ベラが娼婦として働いたことに対する男たちの反応:
ダン>>続きを読む
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ひたすら大爆笑すると同時に隠していた傷を抉られるような不思議な作品。鑑賞中は基本はずっと爆笑だったんだけどね。後からじわじわともやもやが。
バービーが現実世界へ行く場面は思い出すと涙が出てくる。バー>>続きを読む
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私がこの映画で一番強く感じたのは、限られた人しか幸せになれないような幸せなんていらんの部分。大人になってそういうのある程度無視して自由に生きられるようになったからいい、じゃないな、「当たり前のしあわせ>>続きを読む
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映画評論家カーモード氏の2022年ベストで、絶対映画館で観たいと思っていたら、いつのまにか公開されていたので早速鑑賞。
毎日が快晴なトルコの夏、仲良い父娘の旅行、って明るいことづくしなのに、ずーっと>>続きを読む
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三半規管弱いので、オープニングは目も開けられず、その後も手ブレで酔ってしまい吐き気により途中でギブアップ😵💫後半は改めて鑑賞する羽目に(せっかくのワンテイクなのに)。苦しみながらも全編見れて良かった>>続きを読む
様々な名作の名場面を大画面&大音量で体験できただけでも無条件で映画愛再熱するのに、そこにモリコーネ氏たちが語る裏話が重なると、挙げられた全作を今すぐ全部観たい!!!と思ってしまった。
「本当は医者に>>続きを読む
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色々と期待を抱えて観に行ったけど、息苦しさ&生きづらさあるある部分以外はあんまり残らず。そばたさんのキャラクター構築や三浦さんの演技はとっっっっても熱中できたんだけどね。
ヒートアップした場面で、マ>>続きを読む
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フィルム撮影で、日本最古のボクシングジムが舞台ということで、ひたすら映像美…!俳優も素晴らしい人だらけで、ケイコの世界にのめり込んだ。
ケイコはあまり意思表示をしないけど、それは共通の言語(手話)が>>続きを読む
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アリア・バットは相変わらず後半で魅せるな〜〜と感服したけど、全体的にコメディとシリアスのバランスが迷走している感あって入り込めず。
こういうテーマを取り扱って、かつメッセージ性があるというのは意外だ>>続きを読む
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監督以外は予備知識一切なしで見に行ったから、意外にもファンタジーでびっくり。
些細な仕草・セリフ・表情で人間関係や背景を表現する手法は大好きなので、約80分(最高な長さ…!)ずっと画面に食い入るよう>>続きを読む
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予告編見ずに事前情報一切なしでデルトロ作品だから鑑賞。ファンタジーを予想してたから、まさかのフィルムノワールでびっくり。とは言え、さすがクリーチャー(ホルマリン漬けだけど)やファンタジー要素(特に場面>>続きを読む
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話題になった時に映画館で見れず、やっとホームシアターで鑑賞。
事前情報一切なしで見たため、第一部が終わりそうな辺りで「ルーカス・ヘッジズ、オープニングクレジット出たのにあの歯出血場面だけ????超贅>>続きを読む
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何も前情報知らずになんとなく気になって鑑賞。北海道の風景だけじゃなく、雪の静けさや室内の暖かさといったような冬の美しさを見せてくれて感謝感謝感謝。登場人物が私が理想とする優しさや落ち着きに包まれた人達>>続きを読む
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今年最初の映画鑑賞@ホームシアター。この脚本監督で、このキャストで、面白くない訳がないだろうと思っていたけど、予想通り全編ずっと爆笑していた。まあ、笑ってられるのは今のうちなんだけどね。というか、笑う>>続きを読む
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ノスタルジアに対する警鐘と60s文化を愛する者のハートブレイクストーリー。わたし自身が「古典映画に対する愛」と「白人男性のために他を搾取して築かれた文化であること」とのジレンマに悩ませれていたからか、>>続きを読む
ベティ・ギルピンがbadassってこと以外の予備知識なしで見たけど、ベティのbadassっぷりだけで十分楽しめる映画だった。というか評価の大半はそこ。
保守派もリベラル派もステレオタイプバリバリに誇>>続きを読む
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一見無害に見える優男が、実際は「女性は自分の欲求を満たすためだけに存在している」という考えを持っているミソジニストクソ野郎って、Promising Young Womanでも似たようなことありましたな>>続きを読む
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鑑賞直後は精神的にやられて感想どころではなかった。内容がキツいっていうのも当然だけど、それよりも作内の地獄みたいな世界も、今の自分が生きる世の中に比べたらまだマシという事実が一番辛かった。まだ、そこに>>続きを読む
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悪化していく認知症を患者目線で描く作品は初めて見た。冒頭でのアンソニーの横柄な態度や示唆された暴力的な一面(=典型的な”表面的”認知症患者描写)から、彼に対してマイナスな印象しかなかった。が、作品が進>>続きを読む
主人公ウニには小さな出来事から大事件までいろんなことが起こるけど、大人から見ればたとえ”小さな”出来事でも、この世の終わりのように絶望してしまったり、逆に最強無敵にもなれる。そんな10代特有の感覚がす>>続きを読む
クリスティン・スチュワートとダン・レヴィの良さがスコアの9割強占めてる気がする。2人がひたすらに最高。クリスティンはクールさと繊細さとのバランスが絶妙だし、ダンはもう100%ダンで最高。
主人公2人>>続きを読む
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監督の幼少期を元にした話だと思うが、誰かにとって非常にパーソナルな話って意外と時代や文化を超えていろんな人に通じるんだな、としみじみ。私は移民家族でないし、おばあちゃんっ子でもないし、農家の子供でも、>>続きを読む
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階層の違う世界に住む女性たちが、互いを感化し合いながら、それぞれが直面する壁や窮屈さに立ち向かい、自身の生き方を模索する。最近見た「燃ゆる女の肖像」もそうだったし、非常に好きなテーマ。
東京(都会)>>続きを読む
素晴らしいクライマックスだった。ストーリーやキャラクターがじっくりゆっくりと築かれた後、ラストで窓に書かれたたった一つの言葉だけで感情が溢れ出すとは。
もちろんあのラストまで見れない人もいるだろう。>>続きを読む
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初見。世の中の大嫌いなものを詰め込んだような映画だった。1969年のホラー映画を見て、現代社会の怖さを痛感するとは。女性に”無知””頭おかしい”というレッテルを貼り檻に閉じ込めようとするところ、母親に>>続きを読む
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なんとも一言では表現できない作品。モンスター映画として楽しむ映画ではないということは確か。
サイコパス幼馴染にストーカーされ、知らぬ間に生活を操作されていたことが発覚しながらも(後から考えたらマット>>続きを読む
白黒スタンダード、16mmでサイレント撮影&音声は後付け。本作を見て思ったのは、”リアルな表現”に必要なのは、必ずしもCGIのような先端技術ではないということ。手作業現像とアナログな手法で作られている>>続きを読む
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若い女性が初めて恋を知り、経験し、自分が変わり、周りをも変えていくっていう素晴らしいラブストーリー。だけど、それだけじゃない。女性に自由がない世界で、階級の異なる女性たちが野望を持ち、現実に打ちのめさ>>続きを読む
“かっこいいお姉さん”達が印象的、と思ったら監督もその一人だったんだな。キャラクター構造といったような些細な部分にも、監督が伝えたかったであろうことが散りばめられていて、考えれば考えるほど味のある作品>>続きを読む
話の展開はとてもゆっくりで、ケイシーとジンが少しずつ互いを分かっていくように、観客も2人の会話を通じて徐々に彼らのことを知っていく。些細な日常が丁寧に描かれていて、ケイシーと母親の関係性やケイシーの葛>>続きを読む
ババドックにどハマりしたので鑑賞。
1825年当時のタスマニアで世間に最も嫌われていた2人(アイリッシュ/女性/囚人&原住民)、そして全てを奪われた2人が、奪った者に復讐をする話……と、簡単に言えば>>続きを読む
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新年1本目。最高。文句なしのホラー作品でした。
ホラーとメンタルヘルスに関して。主人公が日常生活で精神的に落ちているところに取り憑き、現実と幻想との区別をつかなくさせる、というのはホラーの常套手段な>>続きを読む
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どうしても許せない内容(レイプを正当化している点とか)だけど、すごい名作っていう葛藤を突き付けられた作品。
チャーミングな”ヒーロー”とされるマークの言動が気持ち悪いしモラルもなく、「職場に私情を持>>続きを読む
約10年ぶりの再鑑賞。「良きアメリカ人/クリスチャン」の幻想性が、救命艇という閉鎖された極限状況の中で、崩れ落ちて行く。「隣人を愛する」ことや、思慮を持って行動することは、恵まれた環境で余裕がある人達>>続きを読む
約10年ぶりの鑑賞。10年前とは自分も世の中も大きく変わったから新しい気づきが多々あったし、見方も変わったけど、ヒッチコック作品で一番のお気に入りなのは変わらなかった。
昔はチャーリー叔父さんがただ>>続きを読む