勢いとテンポの大林作品の中ではかなり丁寧に作られている作品。石田ひかりの透明感からアイドル映画かと思いきや内容は重い。岸辺一徳の父親の2面性が良かった。尾道の雰囲気と絵と音響にジブリ味を感じる。音楽は>>続きを読む
当時の大学の3/5で上映されたヒット作。ここにきてHOUSEや後のアイドル映画の面影が見える。
大林映画の根底みたいなものが見える。俳優としての大林宣彦がめちゃかっこいい。
大林宣彦の自伝を元にした映画。エドワードヤンのヤンヤンみたいに、映画監督の幼少期って一休さんみたいだな。尾道三部作のロケ地が何度か登場する。かしこぶったバカよりかしこいマヌケであれって大林映画の主義で>>続きを読む
テロに晒される首都。ビル群の中を飛ぶ戦闘機の異質さ。
パプリカと腹違いの兄弟みたいな。個人的にはサイバーパンクで1番好き。無機質で複雑な摩天楼群やらラブドールの大群やら。素子の所在もいい。衒学的な言い回しや会話は、電脳化された頭の知識ありきのものなのか、>>続きを読む
「聖書」と「方舟」、そもそもの存在の不確かさみたいなものが度々扱われる。死んだような目の登場人物から突如発声されることで初めて生きていることがわかるところがいい。魚影を追い続ける無機質な人々の描写が印>>続きを読む
途中から実写に見えてきてしまうようなアニメーションへの執念。戦後から経済成長までの歴史を錯覚してしまうような絶妙にパラレルなフィクション。鎧の赤目が迫ってくるだけでものすごい緊張感。
「高度な情報化・電子化が行われても、民族・国家がまだ失われていない近未来」っていう設定の含みが不気味。光学迷彩かっこよすぎ。
この果てしなくなんでもありな世界観を見ると気が楽になるねぇ。諸星のなんだかんだラムちゃんのことが好きって設定はほんとズルい。
デザインの多くは昭和末期なのにロボット技術だけが格段に進化した世界観。ミステリーとロボット。専門用語と聖書っていうオタク的な世界観はこの辺りが最初なのかな。
劇場でこんなにすすり泣きしてる人が多かったのは初めてだった。ここまでストーリーを追ってきてよかったと思える完成度。
密なコミュニケーションの時代に、なおさら手紙への憧れが募るねん。ヴァイオレットのふとした言葉選びがほんとに美しいねん。
技の一つ一つを絶対にカッコ良く演出するから、なんか期待するものが絶対見れるという安心感がある。自分が小学生だったら絶対鬼滅ごっこしてた。とは言いつつも、映画というより、アニメの続きをデッカいスクリーン>>続きを読む
震災と都市の開発が絡むSF作品。加藤というキャラクターがよすぎる。嶋田久作の面長がハマっている。
あー成人式も過ぎた身からすると辛いねん、、、青春映画もこの年齢になると身体に毒だ、、、
文化祭前日のわくわく感から、同じ日が毎日来るという恐怖感への転換がいい。
諸星の「好きな人を好きでいるためにその人からは自由でいたいんだ」って言い分に対して、ラムちゃんの「責任とってね!」がたまんない>>続きを読む
鬱映画どころじゃない。お経のような音楽、吐き気のする色調、キンキン響く叫び声。最後まで見ようとするとまさに拷問。見る人の心に鬱以外何も残さないところがキツい。
少年誌に最適化された「ふたりはプリキュア」感。男も結構プリキュア見てたことからしてもこういう作品の可能性ってあったんだな。デザインもセリフもエンディングもかっこいい。