平田一さんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow(2019年製作の映画)

4.8

無印よりも先に観ていた『サンシャイン!!』の劇場版。正直言うとTVシリーズはルールでがんじがらめになった作品の印象で、悪くはないけど、作品として何か足りなく思いました。ですがキャラクターの魅力がその分>>続きを読む

ラブライブ!The School Idol Movie(2015年製作の映画)

4.8

TVシリーズ(無印)を観終えて翌日観てきました。

率直に言ってしまうと、突飛はあれど良かったです。

シリーズ初の海外遠征、μ'sの行く末、スクールアイドル…流石日本で話題になるほど大ヒットとなった
>>続きを読む

キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)

5.0

良かった。

脚本のマシュー・マイケル・カーナハンという人は『大いなる陰謀』や『消されたヘッドライン』なと、大好きな社会派映画のシナリオライターさん。今回はデビュー作の作品になるんだけど、一貫して多面
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

5.0

これまで社会派映画と言えば、ハリウッドや他の国が取り上げてる印象で、日本はこの手のことで大分後進側と思う。特にハリウッド映画は社会派要素を扱いつつ、エンタメ要素というのを絶対に忘れない。純粋に映画とし>>続きを読む

劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

4.3

音響のクオリティにアクションのボリュームはTV視聴じゃ味わいきれない劇場版クオリティ。少なくとも映画館で観れるんなら観たかった。

本編の感想は、TVシリーズもそうだったけど、対立する二大勢力の善悪は
>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

FPSアクション映画『ハードコア』が足りなかった、アクションと人間ドラマの融合に仰け反って、『椿三十郎』100人斬りに匹敵する、冒頭7分。

それでいて次々と待ち受ける容赦のなさ、悪女が"誕生"するラ
>>続きを読む

PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

悔しいけど、面白かった。

TVシリーズ第3期の"続きは劇場"エンドというのが、盛大に"オイオイ"と苦笑しちゃってアレでした。

ところが映画を観終えた今は、それが正解だったです。これほどの密度では3
>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今絶対、参考にしとく意味でも観とくべき。

ものすごく今の世界とあまりにも酷似して(決してすべてでないにしても)、本当に観ている最中、ただただボクは複雑だった…

陰謀論者のインフルエンサー(ジュード
>>続きを読む

LAIDBACKERS レイドバッカーズ(2019年製作の映画)

3.9

面白いけど、もうちょっと。
案外そつなく終わった感じ。

いわゆる異世界テンプレキャラが現世へ来ちゃって、怠惰の極み。やる時はちゃんとやる!魔王も悩みを抱えている。

ざっとこういう話かなあと思ったけ
>>続きを読む

サハラ 死の砂漠を脱出せよ(2005年製作の映画)

3.9

これといって際立つものは少ないけれど、楽しかった。

久しぶりに観たいと思って、見たら意図せぬタイムリー(パンデミックの昨今特に)。マコノヒーとザーンのコラボが何度も見たいケミストリー。意外な良心の呵
>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.8

100億点!
とはいえこれで、満点ではありません!!

とにかく全編、ハードル越えて越えて越えて越えまくり!ホン・フーにウマ・フーに、マグナム分解・カスタムメイド、おまけにメチャ強ショットガンのリロー
>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.8

これまで観た戦争映画のどれとも異なる傑作でした。

戦争であろうとも、人を殺せば悔やんで泣く。逆に誰かを助けたとき、助けられたときは違う。反応に困っているけど、ちょっと心が救われる。

この映画を観て
>>続きを読む

パラサイト(1998年製作の映画)

4.3

やっぱり面白い。

しっかりB級なんだけど、面白ネタが出れば出るほど、話が弾んで楽しくなる。ロバート・パトリックは非人間的な状況だと映える(『ウォーク・ザ・ライン』のパパも良いよ)、校長は追われ、刺さ
>>続きを読む

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のボレロといい、パロットモンとのバトルといい、細田守版『デジモン』のオマージュ詰まって感極まり。

と、そこで終わらないのがLAST EVOLUTIONたる本作(厳密には太一たちの主役回がラストと
>>続きを読む

AURA 魔竜院光牙最後の闘い(2013年製作の映画)

4.3

痛々しい作品だけど、袋小路に迷いそうな人に是非とも観て欲しい。

主人公は被害者だけど、加害者でもある一面。鬱蒼とした学校に中二病という鎧。妄想が現実に生きる力を与えてくれる、これはテリー・ギリアム映
>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

5.0

何かポケットに入れときたい。

悲しいときに浸りたい。

音楽と同じくらいに近しい、いとおしい映画。

ハルレオの関係性、シマを含めたトリオの魅力。

この映画は拙い言葉で収まりきらないぐらい良い。
>>続きを読む

デジモンアドベンチャー(1999年製作の映画)

3.8

『LAST EVOLUTION 絆』がもうすぐだから久々に。

初見はウチの弟のBlu-rayからだったけど、話らしい話というのはあまりないのが本音かな。

ただ醸す雰囲気やボレロの曲の使い方、懐かし
>>続きを読む

2048:ノーウェア・トゥー・ラン(2017年製作の映画)

3.3

これは『2049』の開始前に観たかった。

本編に挟んでいれば、"瞳"のカットが誰なのかも、もっと議論が出たと思うし、パウディスタの存在感がもっと増加したと思う。

『トロピック・サンダー』の冒頭前の
>>続きを読む

2036:ネクサス・ドーン(2017年製作の映画)

2.2

わざわざ描く必要あるかなあ…というのが本音。

既に『2049』内で言及はされてるし、一部始終を映像化する必要は無かった。

むしろ別の物語(例えば孤児院での話)を観てみたかった。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

ただただブッ飛ばされました。

半地下一家が大豪邸の一家に就職・寄生する、という大前提を、映画はどんどん形を変える。『パラサイト』という題名すら、最後で変貌させました。

ポン・ジュノは『グエムル』『
>>続きを読む

武士道シックスティーン(2010年製作の映画)

4.3

かち割られてこそ、青春!

負けを認められない少女と、勝ちにこだわれない少女。凸凹二人がバトッて、ケンカ。巌流島の決闘へ(現代の)。

殺伐としすぎてて、たまに胸焼け来るには来るが、成海璃子がとにかく
>>続きを読む

オーディション(2015年製作の映画)

5.0

豪華だなあ✨

ディカプリオにデ・ニーロ、ブラピに監督スコセッシ。

字幕無しでも話が分かるし、レオとデ・ニーロの罵りあいから、互いを励ますラストシーン。何というか二人とも、大人気ないのはやめましょう
>>続きを読む

メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

2.9

案外チョロくて呆気なかった(敵サイドが)。

安心安全ステイサム。

ジョーンズ爺さん、楽しそう。

ジェシカ・アルバに魅力無し。

ミシェル・ヨーは懐広し。

以上。感想終わりますw

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.8

何じゃこりゃ!?

デップが酔って、酩酊して、好き放題、やり放題。相棒のデル・トロも。というかギリアムも。

まさに支離滅裂で、イカれイカれて、ゲボ吐き吐き。てかこんなにイカれた映画、ドラッグ映画は知
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

5.0

満点天井越え映画。

スパイク・リーは正直言うと、発言が嫌いである(『ジャンゴ 繋がれざる者』を観ずに酷評したのが特に)。だが映画作家としての評価は別だと思ってた。事実正解だった。もうこの監督、上手す
>>続きを読む

ストライクウィッチーズ 劇場版 501部隊発進しますっ!(2019年製作の映画)

4.2

まあ楽しく観れました。

元がショートアニメだから、その2倍の30分はまあ妥当なとこかな。

相変わらずギャグ満載、ネウロイには縁遠いw新人が二名来たけど、いつもの501状態(笑)。こういうのが観たか
>>続きを読む

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

4.8

この頃のコナン君は、とにかく話が面白かった。

ツッコミはあるかもだけど、伏線の入れ方だったり、回収の手際とか、うまくスリルをキープしながら、見せているから魅せられる。スケボーのアクションなんか、この
>>続きを読む

Battle at Big Rock(原題)(2019年製作の映画)

4.5

中々面白かった。

『炎の王国』の続編で、次回作の橋渡し的部分も担ったショートフィルム。字幕は無しで観たけど、問題なく観れました。

要はキャンプに来ていた家族が恐竜とバッタリ遭遇。さあどうする?なん
>>続きを読む

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

4.8

不思議な作品だった。

声優さんはプロじゃないし、作品自体も完璧じゃない。なのにとっても大事にしたい、それでも良いってボクは思えた。

本当にとにかく優しい。港は友達になりたい男子、ひな子はとっても明
>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

まるで『地獄の黙示録』がブレランと遭遇して、想定外の領域にまで、運んでくれたみたいだった。それでいてブレランという映画が一度も揺るがない。完全に何度も観ないと、観なきゃならない映画でした。

カーツを
>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

5.0

時代背景を調べておくと、もっと深く楽しめる。

奴隷制度撤廃から、南北戦争、強盗貴族(ロバー・バロン)、インディアンの大量虐殺(アンティータムの戦いなど )…とにかく知ると、絶対唸る。

映画館で観た
>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画にまた…出会えた。大切にしたい。

『50/50』もそうだったけど、生きることとか死ぬことを、特別にしていない。この二つをどこまでも、大切に綴ってる。生きることも死ぬことも、何もおかしくな
>>続きを読む

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

5.0

友達に、家族の皆に、お薦めしたい映画だった。

闘病の映画って、言い方が悪いの承知で、邦画みたいに悲劇の押し売り…泣きのバーゲンセールみたいで、あんまり観たいと思えない。"特別視"がイヤなのかも。
>>続きを読む

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

1.6

勿体無い映画だった。

"自殺"にまつわる物語、原作が『PSYCHO-PASS 2(シリーズ構成のみ)』が面白かった冲方丁の原作ということで、ちょっと気にはなったけど、監督の名前のせいで、嫌な予感がス
>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.9

また観に行く映画です。

前半は淡々として、ちょっと眠くなりました(仕事終わりに観たのも影響)。ですが本筋が始まって、予想外のことが起こって、そこから映画がどうなってくか、分からなくて、最高でした。
>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.8

こんなに良いとは思わなかった。

欅坂46、平手由梨奈もあんまり知らず。単純に映画に対する声を聞いて観たくなった(原作はそれから読んだ)。

よくこれ程、鮎喰響を"生きれる"人を見つけたなあ。見た目は
>>続きを読む