Kotaさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

クロース(2019年製作の映画)

4.1

“本当に欲のない行いは、人の心を動かす。”

サンタクロースの誕生を描く、ここ最近のアニメで一番良かった。やらされ郵便配達人ジャスパー(声:ジェイソン・シュワルツマン)とおもちゃ職人クロース(声:JK
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失くした体(2019年製作の映画)

2.2

いや、アダムスファミリーかっ!この程度の作画とストーリーなら日本のアニメの方が全然クオリティ高いような…。アカデミー賞は何を評価したんだろう…。日本はアニメリテラシーは高いんだろうな(映画リテラシーは>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.4

全く同じストーリーで映像をリアルにする必要性…ってのはあるけど、幼なじみと親の死で離れ離れになって、大人になって偶然再会して最終的に繋がるってプロットがドラクエ5すぎてそれだけで胸熱になっちゃう世代だ>>続きを読む

アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生(2014年製作の映画)

3.6

“若くいるより、魅力的でありたいの。”

ニューヨークの60歳以上のお洒落おばあちゃん達に密着したドキュメンタリー。それぞれの人が名言を発しすぎて頷きながら拍手してた(笑)。周りの目を気にせずに自分ら
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

“映画音楽のルールは一つ。ルールがない事だ。”

映画音楽とは。心を揺さぶられる時必ずそこには音楽がある。音楽を聴いたらシーンが思い浮かんできて、シーンをみたら音楽が思い浮かぶ、そんな相乗効果の中で私
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ドリームボート(2017年製作の映画)

3.1

“普通って意味がイマイチ分からないわ。”

ベルギーにあるゲイだけが集まる豪華客船のクルージングパーティーに密着したドキュメンタリー。テーマの面白さと、ジャケットのお洒落さに惹かれて鑑賞。やっぱり観れ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

“この事件は不思議だ、空白の穴があるドーナツのように。”

“スターウォーズ/最後のジェダイ”でお馴染みライアン・ジョンソン監督が、アガサ・クリスティの大ファンで自分でミステリーの脚本を書いて監督も行
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マイ・スパイ(2020年製作の映画)

3.2

未体験ゾーンの映画たち2020にて。デイヴ・バウティスタと女の子のバディコメディ。監督は“ゲット・スマート“の人だからテンポと設定は良いし笑えるけど、いかんせんキャストバリューが日本では全然ないから流>>続きを読む

Uボート:235 潜水艦強奪作戦(2019年製作の映画)

3.3

未体験ゾーンの映画たち2020にて。ドイツの戦艦奪ってこっそりウランをアメリカに運ぼうぜっていう実話ベース。意外にコメディチックで、特にドイツ人乗り込んできて話すと言語でバレちゃうからジェスチャーでっ>>続きを読む

ディセンダント3(2019年製作の映画)

3.5

ついに完結。シリーズ重ねる毎に口パクレベルと「なんでそこで踊るん?」レベルが上がる(笑)どんだけ売れてもこの学芸会衣装は変わらないところが愛おしいね…特にベンの王冠はまじでダンボール(笑)あと最後の戦>>続きを読む

ディセンダント2(2017年製作の映画)

3.5

新作に向けて復習。頑張れば学芸会で作れそうな衣装とセットに、口パクのミュージカルなのになぜか緩すぎて惹かれる映画。今回のハイライトは王子ベンが海に落とされそうになってるのに、敵味方関係なく踊り出して、>>続きを読む

ディセンダント(2015年製作の映画)

3.8

新作に向けて復習。やっぱり「あれ、学芸会かな…?」って思うんだけど、見るうちに愛着湧いてくるんだよね(笑)演技とかCGが笑えるクオリティなんだけど、それすらも愛おしい。マルとベンがくそ美男美女なのと、>>続きを読む

さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

2.7

“人生を冷めた目で見るのも疲れる。”

さよなら、退屈な映画…。もう“レディ・バード”を観れば全て補完できるくらいには下位互換で、レオニーが自己中メンヘラっ娘すぎてイライラするのはこっちだよってな…。
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

2.6

ルーニー・マーラが家を引っ越すシーンの長回しと音楽は最高。けど、正方形の画角や、パイを食べるシーンを固定カメラで5分以上撮る事をアートと呼ぶならばそれは違うと僕は思う…。期待と評価が高かっただけに拍子>>続きを読む

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.7

“障害者は夢を「見る」こともできないのか?”

病気で普通の5%しか目が見えないサリーは、夢である高級ホテルで働くために障害を隠してインターンに応募する。ドイツ発、実話がベースの誰が観ても笑顔になれる
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キャッツ(2019年製作の映画)

2.8

目を瞑って音楽だけ聴いていた方が心地よい珍しいタイプの映画だね。服着るなら着るで、着ないなら着るな(笑)。ミスター・ミストフェリーズは可愛かった。

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.6

“人気なんて邪魔なだけ。”

かつてLAで女性天才建築家として活躍したバーナデット(ケイト・ブランシェット)は、20年後シアトルで旦那、娘と暮らしていた。天才肌な彼女は平凡な生活や近所付き合いに溶け込
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.4

“どのようにあなたを守れるかが分からない。”

忘れてはいけないのに、忘れかけられていた事件をもう一度映画にして世の中に発信するイーストウッド監督が今回切り取るのは、国家やメディアにより“爆弾魔”に仕
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.3

“そんな日が、早く来るといいな。”

台湾の甘酸っぱい青春映画を観たくて観たけど、”恋愛”じゃなくて“失恋”がテーマの映画だったとは…。親友が好きな男の子が好きになったのは自分。でも自分が好きなのは親
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恐怖分子(1986年製作の映画)

2.7

“クーリンチェ少年殺人事件”が良かったのでレンタルして鑑賞したけど…うん。エドワード・ヤンの撮影技法は分かったし、綺麗だなとは思うけど暗いししんどいし退屈だったってのが率直な感想。久々に早く終わって欲>>続きを読む

花蓮の夏(2006年製作の映画)

3.7

“あの時から、ずっと考えている。”

溢れたコーラ。髪を切るハサミ。図書室の本棚。流れたままの水道水。二人乗りのチャリ。流れる汗と涙。邦画にもハリウッド映画にもない台湾独特のお洒落さと爽やかさ、エモさ
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.1

“近くにある。本当に近くに。”

その日暮らしのジョンスは、ある日偶然幼なじみのヘミと再会する。二人の距離が近づこうとしていた時、ベンという独身貴族が登場しジョンスは彼にヘミを取られるのではないかと不
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.5

“私の息子がそんな事するわけない。”

発達障害を抱える一人息子を持つ母親は、息子が殺人事件の冤罪で捕まった事をきっかけに、頼れない警察や弁護士ではなく自分自身で犯人を探す事を決める。ポン・ジュノ監督
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.3

“もう俺には分からない。”

実際に韓国で起きた未解決事件を題材に、10人以上の女性を強姦殺人した犯人を追う二人の刑事。後半の怒涛の展開、迫真の演技、そして監督お得意の顔面へのクローズアップショットの
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.0

“一番になる事が全てじゃない。”

伝説のチェスプレイヤーボビーフィッシャーの再来として注目された天才少年ジョシュの実話が元。チェスという競技を通して家族の絆と才能を持つ子供の苦悩を繊細に描いている。
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.8

“僕はこんな臭いスニーカーを抱いてる。宇宙であるはずがない。ここは地球でエリックはすぐ側にいる”

滝のように流れる涙。個人的に生涯で一番泣ける映画。主役エリックを演じたブラッド・レンフロとデクスター
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リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

4.3

“今日は人生で最高の日。”

個人的に“リトルダンサー”、“リトル・ミス・サンシャイン”そしてこの映画は最強リトル三大映画。これだけ圧倒的に知名度が低いから沢山の人に観て欲しい。厳格な宗教の家庭に生ま
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ロスト・シティZ 失われた黄金都市(2016年製作の映画)

3.5

“見つけるまで魂は安らがない、それが運命だから。”

20世紀初頭、アマゾンの奥地に黄金都市があると信じて人生を費やしたパーシー・フォーセットの生き様。“インディー・ジョーンズ”のようなビジュアルだけ
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ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

2.9

[恐さレベル4/5]巷で噂のかなり恐いホラー。確かに最近見た中でもダントツで恐かったかも…。バ、バ、ドック、ドック、ドック…ってやつ恐すぎぃ…。育児ノイローゼの母親の演技が素晴らしかったし、解説読むと>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

“一握りの人間は自分が何をしたいかを明確に分かっている。”

実在のレーサーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)と元レーサーのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)がフォード社と共にフランスのル
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ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.0

“まずは自分を愛さなきゃ。”

頭を打って自分が主人公のラブコメ世界に入っちゃうって設定とレベル・ウィルソンのキャラは良かったけど、元世界戻っても結局ラブコメやん感が腑におちず…。“アイ・フィール・プ
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ELI/イーライ(2019年製作の映画)

3.2

[恐さレベル2/5]最近ジャンルスイッチスリラーが多いけど、これもその類かな。話は普通に面白いけど、イーライ役の子が微妙…。この手の作品ならamazonオリジナルの“プロディッジー”の方が個人的にオス>>続きを読む

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.3

これこそ映画館で頭空っぽにして音量と迫力に身を任せるべき映画なのでは…。自分は頑張ってデカめのホームシアターで見たから楽しめたけど、これ携帯で観てたら何起こってるか分からなくて逆に寝るよね(笑)。デイ>>続きを読む

ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

3.8

“おれを待ってる人がいる。楽しませなきゃ。”

エディー・マーフィ主演とかもう何年ぶりか。そして、久々の登場でゴールデングローブ賞にノミネートされてしまうのだから才能は健在。実在のコメディアンルディ・
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ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-(2019年製作の映画)

3.1

“現代のお金の話はとても複雑でね。”

冒頭ゲイリー・オールドマンとアントリオ・バンデラスが語る「昔はバナナと牛を交換する時代だった」。そして、一気に複雑化する“目に見えないお金”の話をスティーブン・
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.1

“私も多くの罪を犯してきたが、歳のせいであまり覚えてない。”

前代未聞の教皇の退任と、その次の教皇の二人の知られざる対談を描く。一見重くて難しそうに見えるテーマだけど、二人の演技力や音楽によってクス
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