正直、ミュージカルのありきたりな映画化だと思ってたので、こんなにカメラワークが凝った、臨場感に富む素晴らしいものだとは考えていなかったので、なによりそこに驚いた。
考えられるあらゆるトッピングを載せたプレート料理のよう。娯楽映画かくあるべし。
このレビューはネタバレを含みます
素晴らしい!
張がようやく「詠春拳 張天志」と名乗るに至るまでのすべてのシーンで、
なんと多くのことをスマートに美しく語らせた映画だろう。ど真ん中直球ストレート。それが一番良い。
終映後、となりで楽し>>続きを読む
いいじゃないですか、小粋で。
マリオン・コティアールは美しい
第三帝国の制服という、魅力的なデザインでつくられた権力と暴力の象徴に呑まれていくひとりの普通の男の物語。『ゴールデン・ボーイ』を思い出すなど。
今年のベスト3に入るであろう。
これ、結構じわじわ良かったなぁと思う。原作の映画化と聞いてきたから、期待していたものとは違ったけど。
「HHhH」(ローラン・ビネ、東京創元社)未読の方はぜひそちらも。