YMさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

殺人の告白(2012年製作の映画)

4.1

アクションあり、サスペンスあり、人情ありのてんこもり映画。それでいて、まさかの展開・仕掛けにあっけなくやられ、思わずディスプレイのまえで「えっ?!」と声を出してしまった。
3日で300万部は凄いよなあ
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いや、そうはならんやろ……さすがに自分と自分のあいだに自分が生まれるか?!?!

13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

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「飲酒運転して奪ったテーザー銃を警官に向けながら逃げたんだから撃たれて当然ですね」とかいってしまう日本のトーシロはこれ観て一発でブチのめされてほしい。アメリカ建国に端を発した制度がそのまま2020年の>>続きを読む

マウトハウゼンの写真家(2018年製作の映画)

3.3

ナチ強制収容所と"写真"のある闘いを描く映画。アウシュビッツでのそれは『サウルの息子』のサブテーマでも描かれているが、マウトハウゼンでもあったんだなあ……と、エンドロールで実際の写真が出てくるのでそう>>続きを読む

ゲット スマート(2008年製作の映画)

4.5

「130人のスナイパーがいるって、信じない? ならエアガン持ったチャック・ノリスは?」軽い調子の笑えるスパイアクション・コメディで、展開もスピーディでたいへん楽しい映画だった。
衣装が変わるアン・ハサ
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

4.2

ラスト、死にゆくふたりが諦観して交わす視線のシーンだけ5回くらいリピートしてしまった。
結末は知ってるけれど、それでもなお、そこに突っ走っていく彼らに愛着が湧く。ボニーが贈る詩が良い。

チェイサー(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これを創る韓国映画はスゲえよ。画面に喰らいついて終わったあとは放心するしかない。

ストーリーは簡単。元刑事のデリヘル店長が、監禁された自分の店の嬢を救い出すために、電話履歴をもとに追いつめる。店長は
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

コメディと聞いて、最初こそドタバタもののコメディと予想していたが、真逆で、滑稽さがなんとも物悲しいものであった。

あらゆる手を息子が尽くそうと、生活しているうちに気づきそうなものではあるし、「冷戦終
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ベルリンファイル(2013年製作の映画)

3.0

テンポがすこしもっさりしていて、アクションシーンも派手だがちと長い……

アシュラ(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

どんづまり、これに極まれり……。深みにハマっていく妙に小物な悪い奴らの足掻きを描くノワール。

キャストも良い。以下、なかなかごっちゃになってきているのでメモ。
主人公・刑事はかつて『私の頭の中の消し
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カジノ(1995年製作の映画)

3.6

ジョー・ペシの滑稽なまでの暴力性に、逆なのは分かっているけれども「みんなが若い版『アイリッシュマン』」のような感慨を抱いた。それと、転落の一端を担う女だがあまり魅力を感じないファム・ファタールではある>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.0

馬鹿にしてると痛い目見る(すみませんでした)、「父と息子」という王道テーマに愚直に寄り添った良質なエンタメ。金曜ロードショーでついに観てしまったけれど、劇場で観ておけばよかった……。それと、吹替のせい>>続きを読む

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

カット割のテンポがとても良い。派手なアクションがなくても、このスピード感があるからこそ、緊張感とサスペンスがつくられているのだとわかる。
実話を基に、というのも驚く密度で、信じがたい南の政府による陰謀
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鋼鉄の雨(2017年製作の映画)

3.8

シミュレーション戦記版『コンフィデンシャル/共助』といった趣。

ザ・ネゴシエーション(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

主演がヒョンビンとソン・イェジンなので、ドラマ『愛の不時着』ロスを癒やすべく観たわけだが、脚本がどうも落とし所の意外性に欠け、すぐわかってしまい残念だった。
『愛の不時着』関連のネタとしては、Ep.8
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

若年性アルツハイマーを患った彼女を、自分の存在を忘れられそうになりながらも愛の力だけで献身的に支えつづける男の話だが、残念ながら展開がそのとおり動いていくので予想の範囲内を推移してしまい、ダイジェスト>>続きを読む

東京オリンピック(1965年製作の映画)

4.1

随所にみられる、特段五輪に関係のないように見えるカット(ex.日本橋の工事現場、鳩、雀)や、「オリンピックの顔と顔」と言わんばかりの観客や選手の顔のアップの連続が、ちょっと不思議な印象をもたらす。閉会>>続きを読む

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.0

「パリは燃えているか」を思い出す、おじさんふたりの会話劇。

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

どぎついまでのケバケバしさが、最初からすべて虚像、うたかたの夢だと教えてくれる。純粋すぎる悲恋。