内容は正直よく分からなかった。いや、分かっていることに気づきたくないのか、分かりたくないのか…。
前作『アウェイ・フロム・ハー』同様、決定的な場面で『めまい』のような抱き合うふたりの周囲をカメラが3>>続きを読む
110分でさらなる地獄の舞台が整って終わった。
胸を締めつけられるとはこの映画のことだろう。マジでしんどい。全員の立場が分かるぶんますます辛い。超ビターな映画……。サラ・ポーリー、当時20代にしてこの>>続きを読む
素晴らしい…!!! one of the best musical moviesなのでは。舞台感はたしかにちょっと強いけどそれでも演出が手堅いから見てるこっちは全然冷めない。強いて言うなら中盤以降の山>>続きを読む
本作のような途方も無い混沌と明るさが人生に足りないので映画から接種してるフシがある。まじで面白かった。超爆笑。各々の苦境が全部笑いに昇華されている本物の喜劇。サントラがやばすぎる。センス良すぎてブチあ>>続きを読む
これすげぇいい
実際に見かける、周り碌でもないのばっかなのに本人だけはすげぇいいやつ、がこれ。人情というのはこういうのを言うんじゃないか。主人公もばーさんも、お互い。
久我美子の役がくそうぜーのを除けば、というか彼女が引っかき回さないと意味がないんだけど、にしたってカスなのでイライラするんだが、それを除けばめちゃくちゃ好き。こういうのを見るとすげー安心する。このふた>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ナンセンスとはこれのこと。放射能を知らない娘が原爆を完成させ、若者たちは北と南に別れて逃げる。終劇。物語の何もかもを放り投げて走り去る。25の時を指す銀座?の時計が狂ってるのは時間か人か、と尋ねるが、>>続きを読む
久しぶりに市川準見たけどやっぱり好きだな
メインキャストは当然として、2シーンだけ出てくる寺尾聰も良い
普段真逆な映画ばかり見てるのでこういい感じに家族円満になる映画を見るとかえって新鮮でよかった。途中の夫の言動がひどすぎるので中盤は内心「こんなやつとは離婚だ離婚!」と普段よく見るタイプの映画のオチを期>>続きを読む
よく分からんまま終わった。世間体気にして親世代の人間関係、恋模様に首突っ込んでぎゃーきゃー言ってたらどんどん身内が亡くなって没落していく話。と思ってたんだが途中よく考えたら発明家の娘と結婚したいなら親>>続きを読む
なんでか知らんがオーソン・ウェルズ監督作だと勘違いして見てた。普通にアングルがけっこう面白くてマイナーなやつを適当に見ても十分見ごたえあることが分かって良かった。
フィルムノワールって言うにはなんだ>>続きを読む
お前ら一生仲良くやってろ!!!
あの盲目感、身に覚えがありすぎて笑える。
ふたりとも綺麗すぎ。ストーリーはけっこうありがちな軽い恋愛コメディ。マイク・ミルズっぽい空想演出と風景ショット、独立系あるあ>>続きを読む
個人的にはバイアスかかってて私映画のように見ようとしちゃったのだが映画の作り自体からも意外とそうではない気がして、監督本人の出自とは切り離して作品そのものの面白さを検討した方が自分にとって良いかなと思>>続きを読む
久しぶりに「わからん」としか言いようがない映画を見た。2時間がどんどん引き伸ばされていくかのような途方に暮れる映画体験。「わからん」という映画でいいんだろうけど、にしたってもうちょっと惹きつけられる中>>続きを読む
前半のアホみたいなテンポの良さがどんどん失速していく。いや、カメラワーク、構図は終始キレッキレなんだけどなんか意外と中盤以降もたついちゃって「長いな…」という感じがした。たった90分なのに。妻に話がシ>>続きを読む
オールタイムベストじゃね?……と思ったがやはり色々引っかかるので思いとどまる。終盤会長とか教室の先生あたりが仕掛けてくる策略が物語の勢いを邪魔してる。そのせいで散々溜めて溜めてクライマックスの頭に持っ>>続きを読む
たしかにこれはいくらカーペンターでも安っぽさに勝ててないわ…。人操る系の演技ってどうしてもチープになってしまう。あと冒頭の全員失神ドーンのところも笑えてしまう。肝心のクライマックスも壁のCGと苦悶の表>>続きを読む
ジョージ・ミラー監督作として見るとこれは紛れもなくサンダードームと怒りのデス・ロードの間に作られた映画である。サーカスの世界と女性たちの慈愛と活力に満ちた混沌の世界で、豚は救世主になる。"行って帰って>>続きを読む
強いて言えば90分尺で拾いきれてない要素は少しあるが、普通にめちゃくちゃ面白かった。ジョージ・ミラーとクリス・ヌーナンの違いはストーリーの組み立て方が直線か積み重ねかだと思う。世襲制を拒否し職業の自由>>続きを読む
たぶんウェス・アンダーソン最高傑作
たぶん今年の映画でベスト級
久しぶりにウェスの映画で泣いた。アメリカが舞台なのもあるだろうけど最近の中では一番盛り上がりがあった。過去作だとたぶんロイヤル・テネン>>続きを読む
この世の全てにはなにかひとつの真実がある、と強く信じることの怖さが凝縮されていた。執着を捨てよ。薬飲む時の矢継ぎ早のショットは『オール・ザット・ジャズ』か。
しかしながら、良くできたカルト映画(二重>>続きを読む
面白い。かなり青春映画しつつカーペンターらしいスリラー感があって、それが原作スティーブン・キングの得意のノリとマッチしているので相乗効果で良くなってる。何よりカーアクション?カースリラー?が抜群に見映>>続きを読む
THE END OF DARK STAR・・・・・・
つまんないんだか面白いんだか。疲れてるなか見ちゃったからウトウトしてしまったんだけど目が覚めてもおいかけっこしてて笑った。ふざけてんだけど、大マ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ようやく眠りにつけましたね……。
前提として、内部監査で強引な証拠でっちあげをしてたのがバレそうなスーパー警官(アルパチーノ)とその部下という状況。そして部下はそれを吐こうとしている。そんな中片田舎>>続きを読む
wikiで実際の事件とか調べたら後味悪くてちょっと印象が悪い。フライシャーってマンディンゴしかり本作しかり急に超ゴリゴリの社会派撮るよね。ヘンリー・フォンダはさすが。ジョージ・ケネディ、『人間の証明』>>続きを読む
なんて気品に満ちた映画なんだろう。同時期の『スティング』と似た香りすらする優雅で遊び心をがあふれる軽やかな超大傑作。ドン・シーゲル✕ウォルター・マッソーの化学反応がとんでもない相乗効果を生み出している>>続きを読む
まず書かないと気が済まないのは、中盤から出てくる"ベビーフェイス"ネルソン役のリチャード・ドレイファスが良すぎるということだ。ずっと気が立っててうるさい。最高。そして主演にウォーレン・オーツを置けたの>>続きを読む
決してつまらなくはないがいつものウォルター・ヒルとノリが違う気が。アート志向が強い。いや、もしかしたらウォルター・ヒルってもともとアート志向持ってるのに私が勘違いしてるだけかもしれない。
アクション>>続きを読む
はじめ「……つまんねぇ〜!」って見てたのに最終的には「うおおおおお!!!」となってしまった私はあまりにチョロすぎる。でも面白かったからいいんです。冷静に考えたら面白い要素そんなないんだけど。
何より>>続きを読む
はじめの1時間弱が普通につまんないがそれを超えると激アツ展開の連発で超楽しい。というかこれを読んでるあなた、「はじめの1時間弱が普通につまんない」のに☆4.8ということは、つまりそういうことなのである>>続きを読む
めちゃくちゃおもしろい
ポール・シュレイダーさすがやね
親父が最初厳格なクリスチャンと思ったがオランダの特殊な宗派っぽいので一概に「厳格なクリスチャン」とは言えない。しかし、宗教的な禁欲と孫子世代の>>続きを読む
映画史上に残るレベルのラストでは…
『欲望』と『カンバセーション…盗聴…』を混ぜたような作品。導入部とラストがめちゃくちゃわくわくしたり良かったりするんで見た直後はかなり満足度が高い。それでも中盤な>>続きを読む
なんでだろう、なんか好きそうだったのに全然惹かれなかった。90年代アメリカの「あーなんかこういうのあったよね」コラージュの佳作って感じなのかな? 一番好きだったのはロケーションのセンス。私の苦手なタイ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
去年『炎のデス・ポリス』を見て、感想に本作の名前をかなり見かけたので一年ごしにようやく見られた。たしかに『炎のデス・ポリス』はほんとにほぼ要塞警察だった。そして地味に初ジョン・カーペンター。
どんど>>続きを読む
THE・ちょうどいいアクション洋画
ラストショットが素晴らしすぎる。そこに至るまで色々死ぬ思いをしましたね…。と思ったらエンドクレジット明けにもすげーいいシーン。
コンスタンティン神と悪魔どっちに>>続きを読む
ポール・ヴァーホーヴェンを熱烈に支持したいと思った。こいつは大傑作だ。信じられない面白さ。シビレるぜ