テーマ自体はとてもシンプルなものだけど、似た作品では右に並ぶものが無いんじゃないかと思うほど抜群に面白い。こんなシンプルなメッセージを伝えなきゃいけないような逼迫したインド社会の状況が背景にあったんだ>>続きを読む
全く面白くないってこともないけど、1や2に比べると圧倒的にグッと来ない。フィンチャーらしさを出し切れてないし、リプリーにリプリーを感じない。
噂に違わぬ凄まじさ。
現実に起こった凄惨な出来事を元に映像化した作品の「リアリティ」というものをどこまで語っていいのかわからないけど、少なくとも映画としてのリアリティは凄まじかった。まるで自分も中に>>続きを読む
ラストの衝撃度は今まで見たり読んだりした物語の中でもトップレベルだった。
それだけでなく(それ以上に)、映像の美しさやネタの深さ、多彩なメタファーなど、その全体的なクオリティの高さにとにかくやられた>>続きを読む
こういうのが観たかったって欲がものすごく満たされた。
ベニチオ・デル・トロが完全に主役!
このレビューはネタバレを含みます
これは思った以上に好きだった!
何よりどこか懐かしい演出にワクワクさせられるというか、子供の頃に見たらもっとご贔屓映画になってそう。それでいてCGの技術は最新(ウサギの毛モフモフ)なのでとてもバラン>>続きを読む
この手の映画だと序盤や中盤はクライマックスのための単なる伏線を見せるだけになってしまいがちだが、この映画は全体がシンプルに面白い。ただ観光しているだけだったりするのに…。見ていてなんだか楽しい。その上>>続きを読む
コーマック・マッカーシーの原作勢。評判をあまり聞かない映画版だけど、個人的には結構楽しめた。
特にホラー映画に関しては発想がシンプルなものが好き。そこに潜むメタファーなんてグッとくる。見方はいろいろあると思うけど、「死」というものへの実存的な恐怖が一つの重要なテーマとなっていることは間違いなさ>>続きを読む
ディズニーがこれをやったのは確かにすごいかもしれないけど、もっとすごいのはこれをやってもしっかりディズニーなところ。
人間でできることを置き換えた話かなと思っていたけど、人間でやるには問題がありすぎ>>続きを読む
評判は聞いていたけど思ってた以上に良かった。最初から最後まで暴力、暴力、暴力。その描写がなんと言うかすごい。設定とストーリーはちょっと「こんなことあるか?」って思ってしまうんだけど、映画としての良さで>>続きを読む
最初から最後までクライマックスとの噂は本当だった。
この作品を少しでも楽しめた人は、まず初めに「すげぇ…」の一言が出て来ることに納得してもらえると思う。とにかく「すげぇ」映像見させられた。最初から最>>続きを読む
大人になってからの方がグッときたかも。子供の頃の友達関係ってこういう荒々しさあったよなぁ、とか懐かしくなったりして。
普通に観ててもツッコミどころが多く、映画作品としてのバランスというか、脚本のいびつさというか、問題だらけの作品なのかもしれない。でも、映像のクオリティはここまで来るとさすがに文句無しに良いし、エンター>>続きを読む
ギャグの面白さは前作を上回ってた気がする。そのおかげで全てがギャグに見えるんだけど、不思議と「もうそれでいいや」って気持ちになる。
案外パーソナルな話でびっくりした。「前半」の方が段違いに入り込みやすく、いわゆる「おもしろい」SF。「後半」からは、深遠なテーマの核心に迫っていく。色んな情報ちょこちょこ読んでみてその奥深さに気づかさ>>続きを読む
この興奮をどう表したらいいのかな。もちろんミステリー/サスペンスとしても抜群に面白いんだけど、「イランの映画」「中東の映画」という自分の中でゆるく形成された固定観念を打ち破る「普遍性」にこそより興奮し>>続きを読む
観ながら「もし自分がこの中にいたら」「この立場だったらどうするだろう」と大いに考えさせられ、のめり込んだ。兄にも弟にもそれぞれの正義と信念があり、どちらか一方を断罪することは容易じゃないし、するべきで>>続きを読む
真っ当なサスペンスとしては面白かった。「信仰心」や「執着」は目新しいテーマでもないので、もっと深く掘り下げてくるか、それ以上のものが出てくるか期待していたら案外出てこなかった印象。ハナから陳腐な映画だ>>続きを読む
一瞬「え?これが現代?」ってなるんだけど、まさにアメリカ郊外(特に舞台のテキサス西部)の抱える現代的な問題を描く手法として「西部劇」がうまく機能していて、説得力もあった。話の大筋はシンプルなんだけど背>>続きを読む
全体的にドラマっぽいんだけどゾクッとする瞬間が良い。あんまり好きじゃないタイプの謎の残り方もあったな…。
改めて観ると映像が良くて面白い(外連味もご愛嬌)。この映画の人間ドラマの魅力は、父と息子・娘の関係性の変化を除けば、危機に襲われた人々の描写にある。パニックになって暴漢になる人や、他人を犠牲にしてまで>>続きを読む
序盤は「やっぱりバツバツ進行する映画は苦手だなあ」という印象だったが、途中からこの作品には「描きたいことがありすぎるんじゃないか」(原作との兼ね合いもあるが)と思い始め、なんだか愛おしくなった。
製>>続きを読む
やっと観れた!
まず、散々言われていることだけど、マイケル・B・ジョーダン演じるキルモンガーのヴィラン(悪役)としての魅力と存在感はMCU作品随一だったのでは。そのことだけでも十分に革新的な作品にな>>続きを読む
「政治スリラー」としても「トニー・スターク個人の物語」としても良かった。なかなかこの二つのバランスを取ることは難しいと思う。
「そんなん死ぬやろ…」ってのだけが気になった。
良い意味でも「どう考えても万人受けしないでしょ」って感じの映画だったので、改めてアカデミー作品賞の受賞にびっくり。どこにでもいそうなおばちゃんや若い子達と同じ空間でこんな映画を観ていたから余計そう感じ>>続きを読む
「正義は必ずぶつかる」というテーマは、以降の作品(特に『アベンジャーズ エイジオブウルトロン』や『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』など)を経ることでより深みを増していくものであり、『アベンジャーズ>>続きを読む