らさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

ら

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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

3.4

今までベタベタしたイメージのあったCGもこの辺まで来るとクオリティが上がってきて違和感が少なくなってくる。ほぼそれだけの理由でエピソード1、2よりは好き。相変わらず使う意味がわからないところまで使うの>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.3

ファンの中のファン向けという感じがしてシリーズの中での必要性を疑いたくなってしまったエピソード1に比べて、一つの作品として成り立たせようという意識が感じられるところは良かった。

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.4

戦闘は興奮するし面白いんだけど内容としてはなんとなく浅瀬に引き戻される感じがある…。自分の中で相対的に、エピソード4と5の評価が上がった。

シリーズ全体に言えることなのかもしれないけど、世界中の帝国
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.6

なんとなく西洋形而上学的世界のものでしかないと思っていたフォースがメタフォリカルで案外バカにできないなって思った回。フォースを一番解っているヨーダも形としては禅導師っぽいし。こっちの世界ではもはや秘密>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.8

シリーズは今まで断片的にしか見たことなく、スターウォーズに特に思い入れがなかったけど、Huluの特集きっかけで見直してみることにしました。

以前はスターウォーズは時代の産物なんだっていう漠然とした認
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.7

トゥルーグリットだった!

コーエン兄弟にしては珍しく感動モノっぽくてびっくり。でも、キャラクターのクセの強さにはコーエン節を感じた。

一見オーソドックスな話っぽいんだけど、箴言の一節から始まるオー
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.6

エグさ以外の部分で今じゃ倫理的に厳しそう。

やっぱりクローネンバーグは作品見つけ次第観たくなっちゃうし、なんか好き(「とても好き」でも「大好き」でもいい)。こういうシンプルな発想のやつが特に。

永遠のこどもたち(2007年製作の映画)

3.6

おも…

見終わって謎がいくつか残ったので、もう一度観たらもっと楽しめるかもしれない。

もしかしたら大好きになるか、 「あーこんなものか」となるか…

とりあえず『パンズラビリンス』観たくなったので
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

デ・ニーロの怪演もあってひたすら主人公が嫌いで見てるのが辛いレベル

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.8

アニメーションだけどウェス・アンダーソン全開だった。

工夫の効いた平面的な画面構成が得意な人なので、アニメーション作品との相性は良いのかもしれない。横スクロールのアクションゲームを思わせるようなシー
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羅生門(1950年製作の映画)

3.7

「災害や戦や病や盗賊に襲われるよりも人間の心が怖い」という坊さんのセリフが印象的。下人の言う「人間は自分に都合のいい嘘を本当だと思い込むんだ」という旨のセリフはもっと印象的。これは人間心理をガッツリ突>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.8

抜群のクオリティで面白い。

異なる「正義」がぶつかる様は現在まで連綿と続く社会情勢と完全にリンクしてる。

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.5

前作よりクオリティが断然上がってる。

コメディに近いくらいのギャグ要素もあって楽しめた。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.9

直視するのが辛いぐらい生々しかった。

話自体はシンプルでもどう受容すべきか説明しろと言われると、案外難しい作品だと感じる。不確かな希望と不確かな絶望が同時に示され、そこで描かれる人間感情の複雑さは観
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.4

他のヒーローものと比べるとトンデモに見えてしまうかもしれないが、こういう作品があって悪いということはないし、さすがマーベルなだけあって設定がしっかりしていた。

北欧神話由来のキャラクター「ソー」の無
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レスラー(2008年製作の映画)

4.0

ステロイドその他薬漬けの毎日、老いとダメージと病気でボロボロの体、試合に出るだけでは食べていくこともままならない生活、それでもリングに立つことをやめられない、というレスラー(人気の落ちた)の現実がまる>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.9

前作より圧倒的にアクションシーンが面白くて興奮。盾もすごい有効活用されてる。政治スリラーとしてもクオリティが高いので、見るたびに自分の中での評価が上がっていく作品。

フェノミナ(1985年製作の映画)

3.7

めちゃおもろいやんけ。

序盤の印象よりだいぶエグかった。

相変わらず音楽の使い方は謎なんだけど、この監督の演出好きだなあ。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.6

「ヒーロー」というものを考えた時に、誠実なほどどうしても政治的にならざるを得ない。善か悪かという問いの立て方がそもそも政治的なものだから。そんなヒーロー像をここまでのエンターテイメントにできるアメリカ>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.1

3Dは苦手なので2Dで。

素晴らしい出来だった。

美しい映像に迫力の音響、こういうのを観ると最近の映画ってすごいなあとつくづく思う。

ストーリーも良くできていてオリジナルな続編になっていたと思う
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人情紙風船(1937年製作の映画)

3.9

日本の古典的名作なので一歩引いてしまい、客観的に観賞することになるかもしれないと思いきや、割と序盤から話にすっと入り込んでいた。オフビートかつ演出の巧みさを感じさせる台詞の一つ一つが本当に面白い。まる>>続きを読む

反撃/真夜中の処刑ゲーム(1983年製作の映画)

3.5

邦題の『真夜中の処刑ゲーム』という絶妙な感じ、微妙な古さ、時間の短さ、暴力、と物好きな人は見つけ次第見ちゃう類の映画。内容はシンプルだけどブラックで、好きな人はめちゃくちゃ好きそう。長ったらしくなくて>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.7

ドラマ版『ファーゴ』を見て、もう一度見たくなったので。前に見た時はなんとなく地味な映画だな、と思ったけど他のコーエン兄弟の作品を見てその魅力に気がついてから改めて見ると、だいぶ印象が変わった。コーエン>>続きを読む

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.2

ホラーコメディは好きでよく見るんだけど、何か超越したものでも無い限り、コメディとして描くことによって削ぎ落とされてしまう部分が気になってしまったりする。

ここでのゾンビは人間(観ている人含めて)が罪
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GO(2001年製作の映画)

3.8

何か社会的な問題をテーマとする作品って「1つの例」で終わってしまうものが多いように感じる。それじゃあ実はあまり残らなくて、その場で涙を流しておしまいになってしまう。
この映画は、「1つの例」として在日
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

3.5

制作者のバイアスがかかっていないドキュメンタリーなんて無いと分かっているけど、この作品に関してはどうしても作者の読み通り、意図した通りに進んでいく感じが気になってしまった。ドキュメンタリーの醍醐味であ>>続きを読む

ある戦慄(1967年製作の映画)

3.7

人間なんてこんなもんだろうと言わんばかりのペシミスティックな作品。チンピラ二人に対して数で上回る乗客が力を合わせればなんとかできるはずなのに、全員が自分だけは関わらないようにと考える。また、その人間心>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.8

初の初代ゴジラに興奮した!
人間都合での救世主としての「怪獣」じゃなくてあくまで無差別的な存在なのが良いね。劇中に出てくるセリフで「今もなお東京を覆う原子爆弾」と例えられ、不条理なものの象徴として描か
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.4

こわれゆく女の過程というよりどちらかというとこわれている女とその周りの様子を切り取っている。一応彼女の「異常」の進行を物語る決定的な出来事はあるのだが、おそらくこの家族にはそれも何度も繰り返されたこと>>続きを読む

エディ・コイルの友人たち(1973年製作の映画)

3.2

渋いのが観たくて観たけどやっぱり渋い。大きな見せ場なんて一つもないけど、全体を通してヒリヒリした緊張感が漂っている。

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.8

普通のB級ホラーのつもりで観たけど、シャイニングのようなアーティスティックなホラーサスペンスだった。演出はもちろん、音楽は(無駄に?)かっこよくてシーンとの相乗効果でニヤッとしてしまったりする。無駄に>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

話の展開は抜きにして、サイバーパンクな世界観は大好物で癖になる。この映画の鮮烈なイメージは一生焼付くよね。こういう物語はどこまで話を広げればちょうど良いのだろう。

不意打ち(1964年製作の映画)

3.7

当時から現代まである種のステレオタイプと化した「屈折した」母と子の母がこれでもかというくらい断罪されていくのが恐ろしい。確実に忘れられなくなる映画。自分以外の他人に起きている出来事に対する関心が薄くな>>続きを読む