mtさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

2.5

VHSテープによる作品を偏愛する人々を描く奇妙なドキュメンタリー。確かにVHSパッケージのデザインで独特かつアーティスティックで、収集したくなる気持ちもすこーしは共感しました笑。なんとなく、セガサター>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.6

ある膠着した組織、社会の中にストレンジャーが闖入して、各個人それぞれの問題を解決して去っていくというのはヒューマンストーリーの典型だと思いますが(日本で一番なじみのあるところで『裸の大将』シリーズw)>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

1.7

名前だけは知っているけど、見たこと無かった映画を見てみようということで、見てみました。
んんんー、夢を叶えようとする女性が、様々な現実にぶつかりながら、挑戦していく青春ストーリー、だとは思うのですが、
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリーの強いところ(であり難しいところ)は「現実に起きたこと」だと思うんですが、これは本当に現実かと、拒絶したくなるほどの内容で、ホラー映画よりもホラーしていました。
前半のジャーナリストた
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CUBE(1997年製作の映画)

2.3

いわゆるデスゲームもの。「シチュエーションスリラー」のはしりのような作品で、ずっと昔深夜のテレビで見て以来でしたが、なんとなく眠れない夜にアマプラで視聴。吹き替え版しか見放題になってないのは、ライセン>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

常にギャグを仕込まれていて、上映中ずっとくすぐられていましたが(隣の外国人も随所で声を上げて笑ってました笑)、この上映時間だと、ちょっと長いな…とも思いましたし、多重世界ネタは、もういいよ…という気持>>続きを読む

ビデオドローム 4K ディレクターズカット版(1982年製作の映画)

2.6

クローネンバーグ作品は好きだし、以前から見たかったのですが、なかなか手が出せず。今、劇場公開されているということでようやく視聴。
都市伝説的に語られる「スナッフビデオ」が本当に存在するのかわかりません
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エクソシスト(1973年製作の映画)

2.5

もともとホラーは苦手なので、以前から見なくてはなと思っていた作品ですが、やっと視聴。
カラス神父の葛藤が巧妙に表現されていたうえに、ラストの展開は色々深読みできて面白かったです。
悪魔の表現も当時とし
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

2.6

ルックのオリジナリティ、ポップさは高すぎるクオリティだったと思いますが、意外とアベンジャーズでやった多重世界を絡めたお祭り感を、前段なしでやったという感じで、シナリオの斬新さは感じられなかったなという>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.3

周りからも「意外といい」という、いわばヒネた感想を度々聞き、今になってアマプラで鑑賞。確かに「意外といい」笑

伊坂幸太郎の小説は何冊が読んでいて、基本最初は馴染みづらいと思うんですが、はっきり言うと
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怪物(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

是枝監督の前作『ベイビー・ブローカー』がとても面白く、坂本龍一最後の劇伴ということで、ぜひ劇場で見らねばということで鑑賞。

視点を交差させながら真実を浮かび上がらせていくという内容ですが、”鑑賞者へ
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ナショナル・ギャラリー 英国の至宝(2014年製作の映画)

2.6

なんとなく物語が入ってこないので、立て続けに見たワイズマン映画。こちらも3時間近くあるので、3回くらいに分けて鑑賞。
ワイズマンの作品テーマの中には”演じること”ともう一つ”公共”について思索している
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天使のたまご(1985年製作の映画)

2.4

重厚で幻想的な雰囲気に引き込まれましたが、セリフも少なく、難解で、終始「?」でいっぱいでした。
wikiの解説も見ましたが、押井監督のアニメ映画の現状へのアンチとして通した作品のような感じらしいのです
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カルメンという名の女(1983年製作の映画)

2.0

まだ見ていないゴダール作品で、追悼上映として劇場でかかっていたので見てみました。
(まぁゴダールなので笑)さして期待はしていない、というか理解できないだろうなと思っていましたが想像どおりでした笑。
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選挙2(2013年製作の映画)

3.1

前作『選挙』は、地方選挙の実情をそのまま捉えた”観察映画”という感じでしたが、今回は立候補者の一人である山内さんから見た選挙事情のリポートという形で、また違った面白さがありました。
自民党側の態度や、
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コメディ・フランセーズ/演じられた愛(1996年製作の映画)

2.5

昨晩「ボクシング・ジム」を見て、なんとなく流れで続けてダイレクトシネマのこちらを。
ワイズマン監督は、結構な頻度で”演じている人”がいる劇場を主題に選ぶことが多い印象があるのですが、監督自身のなかでそ
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ボクシング・ジム(2010年製作の映画)

3.5

アマプラで無料で見れて、しかもワイズマン作品にしては短い(!)90分そこそこの尺だったので視聴。
ワイズマン作品、ひいては映画作品全体にいえることですが、映画の楽しみは覗き見の快楽にあると思うのですが
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.3

エアジョーダンやバスケについて、ほぼほぼ無知なのですが、アマプラでやってたので視聴。
プロジェクトX的なものに例えられる感想も見られますが、結局のところこの映画では、契約を取れるか、取れないかという、
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二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

2.0

ドキュメントとして、過不足無くという感じで、特に目新しい何かがあったという感じもしませんでした。
こちらは飯に3万も出せるほど裕福でもないので笑、なんとなくこんな贅沢に命かけてる職人も、楽しんでるお客
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はりぼて(2020年製作の映画)

2.5

地方議会の闇をあばく、すごくスキャンダルな内容であり、これらを起こした議員の方々は本当に許せないと思います。
映画としては、いじわる編集が随所で使われており、やや過剰な感じがしますが、それだけ怒りの強
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どんなSFXよりも「どうやって撮ったんだ!?」というぐらいの犬たちの演技力でした笑。
お話し的には、たしかに分かりやすすぎるお涙頂戴でしたが、かといって適当な演出ではなく、かなり凝った作り方をしている
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

ゲームネタや80年代選曲などふんだんに盛り込んで、常に飽きさせない。ともすればしつこいぐらいの楽しませようという密度で、楽しくもアリ、鑑賞後は少し疲れてしまいました笑
冒頭の2Dっぽいアクションなど、
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Peace(2010年製作の映画)

3.0

想田和弘がアマプラで見れるとは!ということで以前から見たかったこちらを視聴。
奥さんのご実家の様子を撮影しているだけなのに、障害者養護、独居老人のケアから政治や国家の在り方から猫たちの社会まで、ミクロ
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

夜に見るものも無く、ネイチャーサイエンス系のドキュメンタリーかなあと思って視聴したら、なんかいろいろやばい内容でした笑
冒頭はキノコの生態についての不思議さや神秘性と、それに取りつかれた市井の研究者に
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

3.0

1時間だし、さくっと見れるかなと思い鑑賞。細かい説明は端折りつつも、エロティックでドラマティックなところだけで魅せていく手腕が見事だと思いました。
冷静に考えると、かなり変態チックな物語なのですが笑
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

2.8

長めの作品ですが、ストーリーとしては苦難からの復讐劇というシンプルな内容で、セリフも少なく、見やすかったです。
かといって間延びして退屈ということもなく、自然光の中で徹底的にこだわった絵作りに、メイク
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

5.0

2回くらい見ているのですが、4kレストアということもあり、先日、坂本龍一のドキュメンタリーを見たこともあり、また見たくなって劇場へ。
大画面の中にそびえ立つ紫禁城と、その中に佇むラストエンペラーが、よ
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

2.0

一応本編とは別のエピローグ的な話らしいのですが、やはり色々なエピソードの回収という感じでドラマとしては少し退屈でした。
というか、色んな人が登場しては同時進行で殺しあっていくので、何がなんだか理解でき
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ストーカー(1979年製作の映画)

4.0

こちらも昔見て以来でしたが劇場再上映ということで再見。初見時は絵の美しさに圧倒されつつ、おじさん3人が探検ごっこ風にゾーンを歩き回る姿がある意味楽しかったのですが、今回見て、かなり宗教について(という>>続きを読む

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

3.1

昔見たことがありましたが、劇場で再映されるということで鑑賞。
一応、最後のオチも覚えていたので、詩的な画と荘厳な音楽でゆったり見ることができました。
タルコフスキーが繰り返しているテーマとして過去への
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ダンケルク(2017年製作の映画)

2.5

逃亡する戦争映画として新鮮な感じがありましたが、俳優全体的に妙にヘアスタイルがスタイリッシュな感じなのが違和感がありました笑。
個人的に戦争映画には泥臭いものを期待しているからかもしれませんが。
それ
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

3.6

見逃していたのですが、追悼上映ということで劇場でかかっていたので、これを機に鑑賞。
それほど斬新なものではないにしろ、坂本龍一の思想、思索、創作について、しっかりを聞き出そうとする制作者側の真摯な姿勢
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あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

2.5

おもしろい内容でしたが、なんとなく「まぁそうだろうな」という部分からは出ておらず、本筋の体験リポートと、合間のエフェクト演出がケンカしあって、何が言いたいのかよく分からなくなっている部分もあると思いま>>続きを読む

カラヴァッジオ(1986年製作の映画)

2.3

昔一度見ましたが、絶対理解できるとは思わないまでも、劇場で見れるということで再見。
デレク・ジャーマン作品の中では見やすい方だと思います。というか、ここまで露骨にゲイについて突き詰めた作品だったとはと
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