レオス・カラックスは元々苦手で、今回はある意味監督らしさが少ないものの、それでもカオスな展開でよくわかりませんでした。
つまりは、どんなに年をとってもハードボイルドな"ワル"でいたかった主人公が結婚、>>続きを読む
他の方も書かれているとおり「すごいものを見た」としか言いようもない力作・怪作でした。
なんとか理解しようとするこちらの想像力を一歩先に乗り越えていってしまう展開の連続で、見終わった後はランニングでも出>>続きを読む
街全体がセットで、セリフの作り方や撮影が舞台演劇のようで、なんとなくこじんまりとした印象ですが、子供の目線から見た大人たちの事情を追体験させてくれます。
派手さはありませんが、子供時代のあるあるや、お>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
デル・トロ監督は個人的に合ったり合わなかったりする監督なんですが、今回は完全に合わなかった方。
美術セットのこだわりとセンスは流石だなと思いましたが、そちらに気を取られて3幕目か4幕目くらいに主人公が>>続きを読む
高校ぐらいの時見て、あまりピンと来ず、印象も無かったですが、テレビで放映されていたので再見。
天才だけど中身はガキの子供が徐々に成長していく物語でした。
主人公ウィル(マット・デイモン)は天才であるが>>続きを読む
教科書には出てくるけど、実際には見たことなかった映画が、ついに見れるということで劇場へ。(なぜ配信とかでないんだろう)
いわゆるクロースアップとモンタージュによる映画表現の可能性を広げたという作品です>>続きを読む
「バットマン論」に与することができず、前評判通り"暗くて""長い"という感じでした。
予備知識も少ないので、次々出てくる人物名や関係性も整理できずに話が進んでいき、追いついていけませんでした。
所々の>>続きを読む
予告から感動スポーツ系かと思い敬遠してましたが、岡田斗司夫さんがすすめていたので、サービスデイに見てみました。
そして内容にびっくり。どう考えても異常と思える教育熱心な父親が、とんとん拍子で成功にたど>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督が繰り返し捉えようとしているテーマ「過去と現在は時系列的に並ぶものではなく、重層的に重なっていくもの」が、ティルダ・スウィントン主演に迎え、これまでより、やや大規模>>続きを読む
古い方の『ウエスト・サイド物語』はDVDで見てて、なんだか暗くて楽しめませんでしたが、これはちゃんと劇場でみたからか、とても楽しめました。
やはりアメリカのショーマンたちの地力は凄まじさを感じます。下>>続きを読む
時代的なチープさは否めないですが、荒廃した世界観での戦いの雰囲気が良かったです。
アイマスクはもう少しサイズがあったものでも良かったかとw
口コミ前評判が良かったので鑑賞しましたが、期待値があがってしまったのか、若干肩透かしに…笑 すいません、良い映画だとは思います。
といっても、何となくラストの展開が読めちゃったなぐらいで、俳優陣の演技>>続きを読む
ナンセンスが受け入れられずらい時代とはいえ、今そのネタは流石に不謹慎の極みというか…周りで誰か「それ笑えないですよ」と言ってくれる人がいなかったのか…
最初は宣伝と内容のミスマッチで評価を落としてるの>>続きを読む
村上春樹の作品に深く親しんだわけではないですが、宇野常寛『リトル・ピープルの時代』から引用すれば村上作品は"現実世界ではどうにも不可能になったハードボイルドを、どのように実現させるか"という課題を繰り>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
名前もあらすじも知ってるけど、見たことなかった映画を見てみよう、ということで…。
CGや特殊メイクの拙さは仕方ないとしても、途中の喧嘩シーンの「いつまで続くのw」という感じや、ラストのヒロイン再登場か>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース監督による小津安二郎監督『東京物語』と1985年当時の東京をめぐる思索。
学生時代に見たときは食品サンプル工場のシーンがとても記憶に残りましたが、改めてみると、重苦しいBGMに載せ>>続きを読む
出演も独白もナレーションも田中泯さんで、2時間まるっと田中泯さんな映画でした。
これを見れば、野良仕事で作られた肉体には、どなたでも惚れてしまうんではないでしょうか。
『グランド~』の印象からどうも苦手意識のあるウェス・アンダーソン監督。いわゆる”オサレ”感がどうも鼻につく感じでストーリーが理解できなかったのですが、これはほんとにストーリーがなく、長めのコント集とい>>続きを読む
以前見て、あまり引っかからなかった印象だけあり、思い出すためにも再見。コロンボが出てくることさえ覚えてなかったです苦笑
印象になかった理由が前半3分の2がほぼポエムで物語が動かず、最後のほうで辛うじて>>続きを読む
本当に無駄なものが何もないというか、物語がぎりぎり駆動するセリフとシーンしか入れてません!という感じでしたが、それで成立させるのがイーストウッドの魅力なのでしょうか。
単独で登場してはあっと言う間にや>>続きを読む
原本、複製を巡る独自性についての自問自答。スクリーンの再撮影など実験的な表現を差し込みながら、山本耀司の話と、作者の独白が編みこまれていきます。
ホワイトノイズに載せるクレジットや、あの頃の坂本龍一的>>続きを読む
再見しました。世間的にとても評価の高い作品ですが、やはりドキュメンタリーとしてはとても凡庸というか。制作の過程からして仕方ないですが被写体に対して近すぎて、単純なプロモーションとなってるとは思います。>>続きを読む
オープニングから色味の使い方のセンスに魅了され、どのシーン、どのカットも写真として一枚絵にできるような美しい映像で構成されていて、それだけで心地よい気分にさせてもらえる映画でした。
それに比べると、ス>>続きを読む
ハイブランドのファッション史なんて全く詳しくなかったので、スクリーン上で展開される物語が本当に史実を元にしているのかどうか信じがたい気持ちで見続けました(※史実と結構違う部分もあるそうですが)
レディ>>続きを読む
15年前くらいに見て以来、再見。ストーリーをほとんど忘れていましたが、本当に真正面に恋愛の映画なんだと気づかされました。
最初はストレンジャーな形で登場した主人公ですが、中盤以降は修復不可能な関係だと>>続きを読む
ずいぶん以前に見て、最初の車が川に突っ込むシーンと、ラストシーンの印象がすごく残っていましたが、今回改めてみて、主人公2人は、1人の人物の2つの面ということだということに気づきました。
上映技師という>>続きを読む
内容以外のところで、外国人女性の見分けがつかず、誰が誰なのか。何がどうなってるのか追うのが大変でしたw
セクハラ行動が全体的に加害者的にただの「ギブアンドテイク」としか捉えられてないところが、もう根本>>続きを読む
アダム・マッケイはネタの調達元が的確で、見せ方もユーモアとシリアスのバランスが巧みで利口だなと思いますが、毎作どこかテンポがもたついていて、いつも勿体ないなという気がします…。編集だけでもマイケル・ム>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
久しぶりに史実に基づく的なやつを見ましたが、面白かったです。
当時抱えていた問題が端的に解説されていて、内容の割に見やすかったと思います。
ただ、ラストの逆転の演説は何が効果があったのか、いまいち分か>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
久しぶりに史実に基づく的なやつを見ましたが、面白かったです。
当時抱えていた問題が端的に解説されていて、内容の割に見やすかったと思います。
ただ、ラストの逆転の演説は何が効果があったのか、いまいち分か>>続きを読む
前作(?)の構成のままヨーロッパでのツアーの様子の映像。
目新しいものも無く、前作の、おまけ程度の感じでしょうか。
演奏シーンもどちらかというとホーン隊の方が目立ってました。
ドキュメントというより、ライブ記録の断片みたいな感じでした。『真夏の夜のJAZZ』の時は不機嫌そうな様子だけ写ってましたが、こちらではまだ笑顔が随所に見られて良かったです。
レコーディング時にコードを>>続きを読む
ウィキの情報読んで期待したけど、少し期待はずれ?
痛みの表現は痛々しかったが、正直それだけかなという感じでした。
途中の幻影みたいなシーンがかなり邪魔な気が…
一応子供向けだからが短い尺にギャグを詰めるだけ詰まってたので楽しめたけど少し性急な感じもしました(自分が歳だから?)
ラストの流れも意外性も納得感もあったけど、アマプラさん、サムネネタバレしてますよ…
1作目が面白かったので、2作目も鑑賞。冒頭の理不尽な悪に誅伐を加えるところに、1作目の感じがあったものの、本編では少し深い話にしようとして、元の爽快さが無くなってしまい残念。
緊張感のあるシーンの作り>>続きを読む